大人の関係がわからない?!セフレとは違う割り切った付き合いのメリット

  

皆さんは「大人の関係」という言葉を聞いたことがありますか?

「恋人」でもなく「セフレ」でもなく、中途半端な立ち位置にある「大人の関係」ですが、巷ではこの「大人の関係」が良くも悪くも噂されているようです。

この単語を見かけるときはとくに、出会い系サイトであったりさまざまな掲示板であったりすることが多いでしょう。若い年代の人々(主に女性)は、「パパ活」という名で「大人の関係」になってくれる相手を探しているようです。彼女たちにとって「パパ」とは、イコールで「大人の関係」なのでしょう。

しかし、「パパ」と呼ぶからにはパパ活している女性たちにとって何かメリットとなるものがあると考えられます。どのようなメリットかはこのあとご紹介していきますが、父親のような存在や父親くらい歳の離れた関係…など、恐らくそう言った面から「パパ活」と言われているのでしょう。

では、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

これから、その具体的なメリットやその線引きなどをご紹介していきます。「恋人」ではなく「セフレ」でもなく、得体が見えてこない「大人の関係」について見ていきましょう。

大人の関係とは?セフレとは何が違う?支配されたい欲求は女性の本能?欲求に従えば本当の自分が見えてくる

「大人の関係」と一口に言っても、「セフレとは何が違うの?」「大人の関係は付き合うのとは別なの?」とさまざまな声が聞こえてきそうなものです。「大人の関係」を理解するにはまず、「セフレ」との違いを把握することから始めましょう。

具体的には何が違うのか、参考にしながら自分の状況と照らし合わせて「大人の関係」について理解を深めてみてください。

大人の関係は相手を尊重

「大人の関係」は、お互いを尊重し合うことが重要です。深入りな詮索をせず、嫉妬をするようなこともなく、付き合う時に感じるデメリットを消去したような関係を指します。

自分の存在意義を追求するするようなこともありませんね。「どうして私じゃダメなの?」などと聞くこともなく、都合の合う時だけ自然と一緒にいられるような存在。これが「大人の関係」と呼べるでしょう。

他人と真剣にお付き合いをしていると、どうしても自分の存在意義を求めてしまうもの。しかし、大人の関係ではわずらわしいものは一切なく、時には身体の関係さえも求めないケースも

セフレは身体だけでドライ

逆に「セフレ」は「大人の関係」よりももっとドライな関係と言えます。皆さんが良く知る「セックスフレンド」の言葉の通り、目的はお互いの身体のみ。身体の相性さえ良ければ、性格の良し悪しを始め、年齢さえも気にしない関係と言えるでしょう。

「大人の関係」とは似たような部分がありますが、「大人の関係」を更にドライにした関係が「セフレ」と考えても良さそうです。身体の相性のみを求めて「セフレ」として付き合っているカップルも多いのではないでしょうか。

大人の関係のメリット5つ

それでは「大人の関係」には、どのようなメリットがあるのでしょうか。「セフレ」ほどドライではなく、「恋人」と呼べるほど親密な関係ではない、難しい立ち位置にある「大人の関係」。

「大人の関係」としてお付き合いしている人がいたとしても、「恋人」や「夫」「妻」がいる人はそれなりに存在しています。そう言った意味ではドライな関係というよりも、まったく別の存在であり、ある意味見返りを求めているのかもしれませんね。

しかし、不倫や浮気とは別枠として「大人の関係」は成り立つものなので、「恋人」や「夫」「妻」のいる人はバレた時に言い訳をしたり責任から逃れようとしたりしないようにしましょう。

1.感情を乱されることがない

一番重要な部分を占めているのが、この「感情を乱されることがない」と言った部分でしょう。「好き」も「嫌い」も関係ありません。多少なりとも「好み」や「好意」は関係してくるものですが、本気の恋愛対象としては見ていないため、感情を乱されるようなことはありません。

そのため、感情移入だけではなく嫉妬をすることもないのです。感情を乱されたくない人にとっては、「大人の関係」がちょうどよいと感じることもあるでしょう。

2.自分の時間やペースを守れる

「大人の関係」でお付き合いしている相手とは、時間や都合を合わせて会える時に会うスタンスの人が多いため、自分の時間は自分の時間として使うことができます。会うペースを守れることも同じですね。

逆に、時間がない人にとっては隙間時間に予定を合わせて会い、癒しを求める人もいるようです。いくら時間がないとは言え、セックスだけでは満たされない心の隙間を埋めてくれる存在が「大人の関係」の相手だと思うこともできるでしょう。

3.金銭的に潤うことがある

金銭が絡んでくることもあります。どうしても急な入り用な時に頼ることができ、少なくとも心が少しでも通っている部分があるため、頼りやすいという面があります。

他にも、金銭的に困っている時には継続的に支援や援助をして欲しいとお願いすることもできるでしょう。だからこそ、「大人の関係」なのです。大人は子供と違って金銭的に余裕がある人もいますよね。

言い方を変えれば「援助交際」のようなものとも言えるかもしれません。「パパ活」をしているような人たちも、このメリットが大部分を占めているのでしょう。「愛人契約」なんて言葉もありますね。

4.人間関係での配慮を学べる

「大人の関係」は、割り切った関係でありながらお互いを尊重し合う関係です。そのため、人間関係での配慮を学べることができます。割り切りすぎずドライになりすぎず、うまい具合に天秤をつり合わせている状態が「大人の関係」と言えます。

逆に言えば「大人の関係」は、お互いの配慮がなくては成立しないとも言えるでしょう。事情を察しながら続けていく関係は、自分を成長させる糧ともなります。

5.時に本物の恋愛関係に発展することもある

ごく稀なケースかもしれませんが、恋愛感情が芽生えて「大人の関係」を越えて「恋愛関係」に発展することもあります。お互いがお互いを求め、一線引いていたものを乗り越えた状態でしょう。

しかし、一方だけが恋愛感情を持っていては「恋人」として成り立つことはできませんね。「大人の関係」を続けていくうちに、時間を掛けながら自然に「恋愛関係」へと発展していくものです。

最初から「恋人」になろうと狙っているわけではないので、お互いを深く知る機会に恵まれた時に恋愛感情が芽生えるのかもしれません。

大人の関係を続けるために必要な4つのルール

「大人の関係」をキープするためには、ある程度の取り決めやルールなどが必要となってきます。それは話し合って決めることではなく、最初から「大人の関係はこうあるべきである」ということを把握しておくことが重要です。

どんなに面倒なしがらみが嫌で「大人の関係」を望んでいたとしても、やはり他人とお付き合いするからにはルールは必要なもの。常識やモラルと同じように理解しておきましょう。

1.相手のペースを乱さない

自分のペースを乱されないようにするためには、相手のペースを乱さないことが第一条件。忙しい時や予定が合わない時には責めることなく納得し、先の都合を合わせることに専念しましょう。

ドタキャンはあまりよいことではありませんが、万が一急用でドタキャンとなった時でも「相手には相手のペースがある、予定が入ってしまうのは仕方がない」と思えるようになりましょう。

2.のめり込みすぎない

相手に対してのめり込みすぎてしまっては「大人の関係」とは言えない状態となってしまいます。あくまでも割り切った関係であることが大切です。

お互いにとってデメリットとなるようなことがなく、ある意味気軽にお付き合いしていける関係が「大人の関係」とも言えるため、相手に迷惑を掛けるようなことはできません。のめり込まないように注意しましょう。

3.ひとりの時間を楽しめるようにする

「嫉妬しない」「詮索しない」「存在意義を求めない」などの関係をキープするためには、ひとりの時間を楽しめるようにならなくてはいけません。相手の事情に合わせてお付き合いしていても、必ず「ひとりの時間」はありますよね。

そんな時に、相手に依存したり詮索したりしないように、あらかじめ自分でひとりの時間を楽しめるような環境を整えておくことが大切でしょう。

4.避妊は自分できちんとする

もし、身体の関係に発展した時は、避妊は必ず自分で責任を持ってするようにしましょう。相手任せにしておいて「妊娠してしまった」となると、相手と自分だけの問題だけでは済まない状況に追い込まれてしまいます。

「大人の関係」でなくとも避妊は大事なことですが、割り切った関係であるからこそ、相手に責任を押しつけるようなことはできません。その部分はお互いに良く話し合い、相手にも避妊をしてもらうと同時に、自分でも気をつけることが必要です。

割り切った大人の関係が嫌になった時は

ここまで大人の関係を前向きに進めるためのメリットやルールをご紹介してきましたが、大人の関係が嫌になった時はどうすればよいのでしょうか。

嫌になる時には2つのパターンがあるでしょう。「恋愛対象として見てしまった時」と「苦しくてこれ以上続けられない時」が主となりますが、それぞれのパターンを詳しく解説していきます。

自分に当てはめて、どんな時に嫌になってしまうのか、そう言った時はどんな対応を取ればよいのかを考えてみましょう。

恋愛感情が湧いた時は相手に委ねる

「大人の関係」でお付き合いしている相手に対して恋愛感情が湧いた時は、素直に相手に委ねるようにしましょう。自分から強く押しすぎてもあまりよい結果にはなりません。

「大人の関係」としてでもお付き合いしているからには、相手にも少なからず「好意」があることを忘れずに。気持ちを伝えることはよいかもしれませんが、それで「大人の関係」さえも崩れてしまうかもしれない、と言った覚悟は必要そうですね。

苦しくなったら止めにする覚悟を持つ

なんらかの理由で「大人の関係」を続けていくことが苦しくなったり難しくなったりした時は、関係が終わる覚悟も必要です。相手に迷惑を掛けるような状態になってしまった時も同様。

自分から終わりを切り出すことも大切でしょう。いつまでもズルズルと長引かせてしまうほうが、相手にとっても自分にとってもマイナスにしかなりません。自然消滅を狙うのではなく、きちんと整理とけじめをつけて終わりにするように心掛けるとよいでしょう。

大人の関係は自分を成長させてくれる

メリットが多く感じられる「大人の関係」ですが、デメリットもあることを理解した上で相手との距離感をちょうど良く保つことが、関係をキープしていく条件。

そんな「ちょうどよい」部分を自分で見極めてキープすることが、結果的に自分自身を成長させてくれるよいキッカケにもなるのです。

プラスとマイナスの中間地点で、都合のよい女にはならず、身体だけの関係でもなく、かと言って恋人になるわけでもない。このもどかしさを感じられるような「大人の関係」を続けていくことが、自分にとっての人間的成長につながるでしょう。

今回ご紹介した内容に、あなたにも当てはまることはありましたか?理解を深めて今よりもよりよい「大人の関係」を築いていってくださいね。