女性が好きな寝バックとは?バリエーションや注意ポイントも!

  

2人がひとつになれるだけでなく、好きな人と一緒に最高の快感を得ることができるセックスはそれだけで大きな満足感を得られるものです。しかし、回数を重ねることによってマンネリ化し、刺激が足りなくなることから、正常位だけでなく騎乗位や後背位、松葉くずしなど、体位をいろいろと変えるということもあるでしょう。

男性、女性それぞれに最高に気持ちいい体位があるものですが、特に女性が好きな体位に寝バックというものがあります。女性の負担を軽減できるだけでなく2人ともとても気持ちがいい体位であると評判です。そこで、女性が好きな寝バックについて体位の概要やバリエーション、メリットや注意するポイントについて解説します。

寝バックって何?

正常位や騎乗位、後背位など、セックスの体位にはさまざまな種類があり、昔から「四十八手」にも及ぶと言われています。プレイがマンネリ化しないように途中で何度も体位を変えながら刺激するポイントや姿勢を変えて楽しむためにあるものです。

さまざまな体位のなかには、あまり耳慣れない「寝バック」と呼ばれるものもあります。男性にも好む人がいますが、それ以上に女性が好きな体位として知られていますが、まだ経験したことがないという女性もいるでしょう。そこで、寝バッグとはどういうものなのかについて説明します。

後背位のひとつ

セックスの体位には、バック、ドギースタイル、ワンワンスタイルなどとも呼ばれる後背位というものがあります。女性が四つん這いになって後方から男性が挿入するもので、男性は強い征服感や支配感、女性にはM性を目覚めさせるような屈辱感を感じるものです。

寝バックは体位のジャンルとしては後背位のなかに分類されるものであり、最も特徴的である点は女性が膝立ちで四つん這いの姿勢をとるのではなく、うつ伏せ寝をするような格好になることです。一般的な後背位は女性が姿勢を維持するのが大変で長時間同じ姿勢でいることは難しいものですが、寝バックは寝ているだけなので女性にとって楽な体位と言えるでしょう。

男性が女性に覆いかぶさる

寝バックでは、うつ伏せ寝の形で寝ている女性の上から男性が覆いかぶさるように体を重ねます。男性の全体重が女性にかかるためきつそうに思えますが、男性の脚や手に体重を分散することによってそれほど圧迫感を感じるものではありません。

一般的な後背位では、挿入部及び男性の腰と女性の尻ぐらいしか密着する部分はありませんが、寝バックの場合は男性の体全体が覆いかぶさるような形になるため、肌の温かさや全身を包まれる安心感を得ることができます。

寝た状態で挿入

寝バックは文字通り寝たままの状態で挿入するものです。正常位や騎乗位、後背位などでは、男性がプレイのために体力を使うだけでなく、女性も姿勢に無理が生じるため、同じ体位をキープすることが難しかったり、セックスの後に筋肉痛になったりするものです。

寝バックは、女性がうつ伏せ寝の状態のところに男性が上から覆いかぶさるような形になるため、女性には無理な姿勢をとる必要が全くありません。枕や顔を横向きにするなど呼吸がスムーズにできるように留意するだけで何もせずに男性が動いてくれます。挿入も男性に任せればいいので手伝う必要がありません。

両足で太ももをはさむ

寝バックでは、女性が姿勢や膣の位置を調整するためにあれこれ動く必要がありません。男性側は、動かない状態で置かれた膣に自分で位置を調整してペニスをあてがう必要があります。ピストン運動を激しく繰り返すことによって抜けやすくなるため、男性が両足を広げてペニスを挿入した後に、ずれないように両足で女性の太ももを挟むような形になります。

女性は終始うつ伏せ寝の状態を保つだけになるので、完全な受け身状態となります。寝ているだけで刺激が繰り返され、楽に快感を得ることができます。

女性が感じる寝バックのメリット


男性は激しくピストン運動ができるように安定した楽な姿勢で臨むことが多いのに対し、女性は男性がやりやすいように位置や姿勢を合わせなければならないことが多いのがセックスの一般的な体位と言えるのではないでしょうか。

快感を得るため、男性にスムーズにプレイしてもらうためとはいっても、無理な姿勢が長く続くのは女性にとっての負担が大きくなります。その点、寝バックは女性に無理がないためセックスの快感に没頭することができます。そこで、女性にとって感じやすいとされる寝バックのメリットについて説明します。

中でイキやすい

正常位や後背位などでは、男性が興奮して激しくピストン運動することによって大きな快感が得られます。しかし、男性にとっては抜き差しに大きな労力が必要となるだけでなく、完全に抜けてしまうことも多くなるため、絶頂へ達する途中で抜けてしまって気分がそがれることもあります。

寝バックでは、一度挿入したらそのまま常に入れた状態でピストン運動を繰り返すことができ、ペニスは常に女性の内圧で包まれる状態となります。完全に抜くには覆いかぶさった姿勢を解くしかないため、腰を動かしている間に、思わずイってしまうこともあります。男性が期せずしてイクことが多い体位にもなるため、コンドームの着用は忘れないようにしましょう。

痛みが少ない

一般的な体位では、接合部分以外のスペースが広いため挿入したり、抜いたりすることが簡単にできます。ペニスへの刺激を大きくするために、完全に抜いてから奥深くまで挿入するという一連の動作を好む男性も少なくありません。

女性はその度に快感とともに摩擦や膣の奥底に響く強い刺激を受け入れなければならないため、ペニスの長さや太さによっては大きな痛みを感じることもあります。寝バックでは男女ともにある程度姿勢が固定された状態となり、過度に激しいピストン運動はできなくなります。ほとんど挿入したままの状態が続くため、激しい抜き差しによる痛みを軽減することができると言えるでしょう。

恥ずかしくない

セックスの体位のなかで正常位や騎乗位が好きという男性は、プレイ中に喘ぎ悶える女性の顔を見たい、喘ぎ顔や喘ぎ声でさらに興奮が増すというタイプでしょう。自分のテクニックで女性が感じていることを顔を見て確認することができ、満足感や興奮を覚えることがその理由です。

しかし、女性のなかには感じている顔を見られたくない、大股開きの恥ずかしい格好を見られたくないというシャイなタイプもいます。後背位も顔を見られることはありませんが、四つん這いの状態で性器やアナルが丸見えになります。寝バックでは、顔や性器を見られる恥ずかしさがないのも女性が感じやすいポイントと言えるでしょう。

男性が感じる寝バックのメリット


寝バックは、女性の姿勢に無理がないだけでなく、性器や快感に歪む顔を間近で見られたりせずに、躊躇なく快感に身を任せられる体位と言えるでしょう。ただうつ伏せ寝でいるだけで男性が奉仕してくれる体位となるので、より強い快感を得やすいものです。

一方で、挿入する男性側にとって寝バックはどんなものなのでしょうか。男性にとっても他の体位に比べればそれほど体力を消耗することがない体位であり楽なはずです。女性だけでなく男性も感じやすいという寝バックのメリットについて説明します。

支配欲を満たされる

根っからのM男でない限り、男性はセックスにおいても主導権を握り女性を服従させ思うままに快感をコントロールすることを好むものです。ソフトなプレイよりもどちらかというと女性が咽び啼くような激しいプレイを好む傾向があり、オラオラ系で責めることをこの上なく好むタイプもいます。

寝バックは、男性が女性の体全体に覆いかぶさり、女性の体の自由を奪うことができる体位です。女性が姿勢を変えたり、途中でプレイを中断させたりすることができず、全ては男性に委ねられます。バックから挿入するというだけでも強い征服感や支配感を覚えることができますが、さらに女性が動けないという状況によって男性の支配欲が満たされるものとなります。

締め付け感が良い

男性がフェラや挿入を好むのは、ペニス全体に刺激とほどよい圧力で包まれるからです。なかでも膣への挿入は、ペニス全体が温かい肉壁に包まれ圧迫されることによって強い快感を得ることができます。

正常位や後背位は男性が完全に主導権を握り、激しいピストン運動を繰り返すことによって快感を得ようとするプレイです。しかし、女性が大股開きになったり、脚に力を入れたりすることによって膣が広がりやすくなり時間の経過とともにペニスを締め付ける圧力が弱くなることがあります。寝バックは女性の膣が固定された状態で圧力に変化がないだけでなく、両足で女性の太ももを挟み込むことでさらに圧力を高めて締め付けを強くすることができるため、男性にとっても気持ちよいものとなります。

寝バックのデメリット


寝バックは、楽な姿勢で快感を得られる女性だけでなく、適度な締め付けが長時間持続することから男性にとってもメリットの多いものです。

しかし、他の体位にメリット、デメリットがあるように寝バックにもデメリットがないわけではありません。特に終始強い締め付けでペニスを刺激される男性にとっては、射精が早くなるという問題点もあります。そこで、寝バックのデメリットについて説明します。

抜けやすい

寝バックは、一般的に女性側に姿勢や膣の位置を調整することができません。挿入、ピストン運動は全て男性任せとなります。男性からしてみれば固定された穴に抜き差しを繰り返すというプレイが続くものとなるため、挿入の深さや動きの激しさによって途中で抜けやすくなることもあります。

2人の体が常に密着しているので他の体位よりも抜けにくいと考えがちですが、密着度が高いからこそ激しいピストン運動がしにくく、動きを激しくしようとすればするほどすぐに抜けてしまうことがあります。

膣の向きによっては合わない

膣の位置や穴の深さ、角度などは生まれ持った体の特徴なので女性によって微妙に異なるものです。上付き、下付きなどと表現することがありますが、膣の微妙な位置のずれや向きの違いはよくみられるものです。

正常位や後背位では、2人で挿入する角度や向きを調整することが簡単にできますが、女性がうつ伏せ寝の状態で固定されている寝バックでは、調整も限定されてしまいます。男性が挿入する角度や深さを調整してもすぐに抜けてしまうこともあり、寝バックに向かない場合もあります。

挿入が浅い

正常位では、男性が女性の足を持ち上げて角度や向きを最適な位置に調整しながら挿入することができます。体が密着する部分を接合部分だけに限定することができるため、より深く挿入することも可能です。

寝バックでは、女性のお尻の厚さ、男性の下腹部の厚さなどが邪魔になってどうしてもペニスの挿入が浅くなることがあります。女性のうつ伏せ寝の姿勢を崩さない限り、挿入の角度や深さを調整することができないため、他の体位に比べると奥まで挿入することが難しい場合もあるでしょう。

男性が長持ちしづらい

正常位や後背位、松葉くずしなどでは、挿入するスピードや深さ、回数を男性が自由にコントロールすることができます。挿入によってペニス全体が膣の肉壁で締めつけられることによって、男性は射精しやすくなるため、イキそうになった瞬間に抜いてインターバルをとることができます。

寝バックでは体が覆いかぶさった状態で常にペニスが膣のなかに挿入されています。ピストン運動をしながら男性がイキそうになっても体位を完全に解かなければ、抜くことができません。常に刺激され続けるため、コントロールするのが難しく射精までの時間が短くなってしまうというデメリットもあります。

寝バックのバリエーション


寝バックは、女性がうつ伏せ寝の状態で楽にセックスできる体位であるため、姿勢を頻繁に変えたり、脚に力を入れたりする必要がないものです。それだけに、体位に変化をつけにくく男性にとっては、抜けやすくなったり、持続力がもたなかったり、といったデメリットもあります。

他の体位ほど大胆な姿勢の変化をしなくても、寝バックには少し体を動かすだけでバリエーションをつけることができます。うつ伏せの状態に覆いかぶさるだけの単調な寝バックに変化をつけられるバリエーションについて説明します。

男性が上体を起こす

一般的な寝バックでは、うつ伏せ寝の状態の女性の上に男性がうつ伏せの状態で覆いかぶさりペニスを挿入します。女性の背中やお尻と男性の胸やお腹、下腹部が密着する体位であるため、女性にとっては男性の肌の温かさや後ろから抱きしめられる気持ちのよさを感じることができるものです。

男性が少し上体を起こすことによってペニスの挿入角度や深さを変化させることができます。女性の姿勢に変化はありませんが、男性が上体を起こすことによってより自由に腰を動かせるようになり、通常の寝バックよりは深く挿入することができるようになるでしょう。

男性が上体を斜めにする

寝バックで、男性が完全に状態を起こしてしまうのではなく斜めに起こすというバリエーションもあります。寝バックでは、覆いかぶさる男性の全体重が女性にかかります。両腕や足にいくらか体重が分散されるものの、時間が長くなると女性は体重を意識せずにはいられなくなります。

男性が上体を斜めにすることによって女性の上半身にかかる負担がなくなり、呼吸することも楽になります。また、少し斜めにするだけで膣に挿入するペニスの角度を変えることもでき、より深く挿入することも可能となるでしょう。

男性もうつ伏せになる

男性が完全なうつ伏せ状態となって女性に覆いかぶさるのは、寝バックの基本的スタイルとも言えます。女性も男性もうつ伏せの状態となるため、肌の密着する面積が最も大きくなります。全身で肌の温かさを感じることができ、肌を重ねることのよさやひとつになることの満足感を得やすい姿勢といえるでしょう。

男性がうつ伏せの状態であれば、女性の手を握ったり、女性にとっては少し無理な姿勢になるかもしれませんが、キスをしたりすることもできピストン運動をしながら後ろからキスするという男性の征服欲を満たすものにもなります。

女性が腰を持ち上げる

寝バックは女性にとってとても楽な姿勢で無理がないため、長時間プレイが楽しめるものです。ただ、女性も男性もうつ伏せの状態だと、女性のお尻の厚みや男性の腹が邪魔になってどうしても挿入が浅くなるという問題があります。

女性が少しだけ腰を持ち上げるだけで密着する面積が少なくなり、深く挿入することができます。また、女性によって異なる膣の位置や向きを微調整することもできるので、より快感を得やすくなるでしょう。余り持ち上げすぎると女性に負担がかかるので、長時間その姿勢をキープすることは避けた方がいいでしょう。

四つん這いから寝バックに移行する

寝バックは女性にとってだけでなく男性にとっても楽な姿勢となるため、長い時間セックスするときに休息がてら挿入するのにも向いています。男性が腰を動かさなくても挿入しているだけで一体感を感じることができるのでまったりとした時間を過ごすのにもぴったりです。

セックスの自然な流れとして、四つん這いの姿勢で激しくバックで突かれた後に寝バックに移行するのもおすすめです。男女ともに膝立ちの状態を長くキープするのは疲れるものですが、そのまま寝バックになだれ込むようにすると休息をとることもできます。

寝バックをする時のポイント


女性だけでなく男性にとってもメリットの多い寝バックですが、普段から積極的にセックスの体位として取り入れているカップルはまだそれほど多くなく、まだ経験がないという女性もいることでしょう。

寝バックは他の体位に比べればそれほど注意すべきポイントは多くありませんが、それでも無理のない姿勢で快感を得るためのポイントはあります。そこで、初めて寝バックにチャレンジするという方にもわかるようにべバックする際のポイントについて説明します。

挿入時は足を30度から45度ほど開く

寝バックはうつ伏せ寝の状態で寝ている女性の上に男性が覆いかぶさるように体を重ねて挿入する体位です。女性が大股開きになるほど膣の内圧が緩むので抜けやすくなったり、男性の快感が少なくなったりするため、プレイ中はなるべく女性は足を閉じます。

しかし、挿入時に女性がぴったりと足を閉めたままだと挿入が難しいため、挿入する時だけは女性の足を30度から45度ほど開いて男性が挿入しやすいようにしてあげるとスムーズに体を重ねることができるでしょう。

最初はゆっくりと動かす

寝バックに限ったことではありませんが、挿入したらいきなり激しくピストン運動するのではなく、ゆっくりから始めて徐々に激しく動かすようにしましょう。特に寝バックでは一度挿入すると挿入の深さや角度を調整することが難しいため、始めから激しく動かすと抜けてしまう可能性があります。

女性も寝バックが初めての場合はどこに力を入れていいのか、抜いたらいいのかがよくわからない場合もあるので、ゆっくりとした動きに慣れてから徐々に激しく動かすといいでしょう。

女性のおなかにタオルを敷く

寝バックではうつ伏せ寝の状態の女性に男性の体重のほとんどがかかることになります。男性が上に覆いかぶさってくると途中で姿勢を変えることが難しい体位でもあります。

寝バックをする際には、女性のお腹の下にタオルやマットを敷いて体重の負担がかかり過ぎないようにするとともにシーツとの摩擦の軽減にも気を遣ってもらうようにしましょう。

女性が気持ちが良いか確認をする

寝バックの基本的な姿勢自体は女性にとってとても楽なものです。足を踏ん張ったり、開いたり、腕で自分の体重を支えたり、自分から動いたりすることがなく、体力的な消耗も少ない体位と言えるでしょう。

しかし、寝バックの最大の特徴である男性が女性の背後から全体重をかけて覆いかぶさってくるという点では、女性に対する配慮も必要となります。男性は、完全にうつ伏せ状態で覆いかぶされば女性の顔がすぐ近くにあるので、「苦しくない?」「気持ちいい?」と声かけして確認してもらうようにしましょう。

まとめ


セックスにはさまざまな体位があり、好みは人それぞれです。一般的には正常位や騎乗位、後背位などがよく知られていますが、後背位のひとつである寝バックという独特な体位もあります。基本的には女性がうつ伏せ寝の状態のところに男性が覆いかぶさるように体を重ねて挿入するものです。

無理な姿勢をとる必要がない女性にとっては楽な体位であり、適度な締め付けが長く続くため男性の快感も増します。一方で、抜けやすい、男性がイキやすいなどというデメリットもあるので、さまざまなバリエーションとともに寝バックの特徴や注意するポイントについても理解しておきましょう。