官能小説のおすすめ出版社や作家と絶対に読んでおきたい名作3選

  

男性、女性問わず、常に一定の需要があるのが官能小説です。最近では素人の方がブログなどで自作の官能小説などを書いている方も多くなっているなど、官能小説のハードルは徐々に下がってきております。こちらでは、これまで官能小説にチャレンジしたことがないという方の為に、まずはこれだけはおさえておかなければいけないという、有名な出版社をご紹介します。

人気の官能小説を扱う出版社

フランス書院

官能小説を取り扱っている出版社の中でも特に有名な出版社が「フランス書院」になります。このフランス書院は、三笠書房という自己啓発本であったり、教養本などを得意としている出版社の完全子会社です。フランス書院は、既に40年以上も続く老舗の小説出版会社です。当初は海外の小説の翻訳をしていたのですが、近年は、オリジナル観音小説やボーイズラブ小説、ボーイズラブコミックなどが主流となっております。公式ホームページには、試し読みなどのコーナーもあるので覗いてみるのをおすすめします。

マドンナメイト

マドンナメイトは、本当に様々なジャンルの官能小説を販売している人気出版社です。ロリ系であったり、寝取られ系、ボーイズラブ、人妻系など本当に多ジャンルの作品が集結しております。Kindle版などでも販売されている作品が多いので、持っているのを見られるのが恥ずかしいという方にもおすすめです。

オシリス文庫

オシリス文庫は、KADOKAWAから発売されている電子書籍専用に描き下ろした読み切りサイズが人気の官能小説レーベルです。以前はオシリス文庫という名前ではなく、2014年まではペガサス文庫という名前でしたのでペガサス文庫の方が耳馴染みがよいかもしれません。ハーレム系の作品はもちろん、様々なジャンルの作品があります。読み切りタイプですので、オシリス文庫から発売されている作品の多くは60分程度で読み終わる手軽さも人気となっております。

男性におすすめな官能小説作家


男性と女性では興奮するポイントが異なります。そのため、官能小説にも男性向けの物と女性向けの物があります。こちらでは、男性の方にぜひ読んでもらいたい観桜小説作家を三人ご紹介します。

神崎京介

官能小説作家の神崎京介さんは、性描写が生々しい「無垢の狂気を呼び起こせ」という作品で1996年にデビューした作家さんです。その後、「女薫の旅」という作品で人気を集めベストセラー作家として活躍中です。女薫の旅は、既に20冊以上にも及ぶ人気シリーズとして続いております。男性のツボを押さえた絡みのシーンは最高です。

中山可穂

中山可穂さんは、レズビアンをテーマにした作風が人気の官能小説作家さんです。元々、劇団を主宰していたという事もあり、官能小説の中でもストーリーと巧みな心情描写で読ませる作家さんとして人気があります。中山可穂さんの作品の中には、官能小説らしからぬ心があたたかくなるエピソードの部分などもありますので、官能小説作家という色眼鏡を外して読む方も多い作家さんです。

綺羅光

綺羅光さんは、凌辱女子学園シリーズや沙織シリーズなどが有名な官能作家さんです。綺羅光さんが得意としているのは、レイプ系の凌辱シーンを得意としている作家さんです。官能小説の中でもハード系の作品を探しているのであれば、綺羅光さんの作品は外せません。かなり沢山の作品を世に出しておりますので、目にする機会も多いと思います。外れがない作家さんでもありますので、タイトルを見て直観的に選ぶのもおすすめです。

女性におすすめな官能小説作家


続いて女性の方におすすめの官能作家さんをご紹介します。男性と違い心情の変化などを丁寧にかかれている作家さんが女性からの支持を得ております。女性の方におすすめの官能小説作家さんは沢山いますが、その中でもこれから初めて官能小説にチャレンジしようと思っている女性の方におすすめの作家さんを三人ご紹介します。

うかみ綾乃

うかみ綾乃さんは、窓ごしの欲情という作品で2011年日本官能文庫大賞新人賞を受賞し、翌年2012年には、蝮の舌で団鬼六賞大賞を受賞した天才官能小説かです。セックス描写を描きながら、細かな心情の変化など人間性を上手に見せる事ができる数少ない官能小説作家さんです。性描写以外の部分も非常に丁寧に組立っておりますので、しっかりと物語として成立した読み応えのある官能小説を量産し続けております。

花房観音

花房観音さんは、花祀りで無双舎主催の第1回団鬼六賞の大賞を受賞しました。また、怪談系の作品も発表しており、現在は、京都を舞台とした官能小説やホラー小説を得意としている異色の作家さんになっております。花房観音の人気のまつりシリーズと呼ばれている「やすらいまつり」、「時代まつり」、「まつりのあと」の三作品は、読み応えがありますのでおすすめです。

村山由佳

村山由佳さんは、恋愛小説を得意としている作家さんで、NHK-FM、青春アドベンチャー枠でラジオドラマ化された天使の卵-エンジェルス・エッグやおいしいコーヒーのいれ方などでも有名です。村山由佳さんの代表作とも言える花酔ひは、かなり生々しい性描写が人気ですので、天使の卵-エンジェルス・エッグやおいしいコーヒーのいれ方などのイメージをもっている方は驚かれる部分もあると思います。単なるSM系の官能小説よりも読み応えのある作品となっております。

おすすめの官能小説ベスト3


世の中には残りの余生を全て使っても読み切れない程沢山の官能小説があります。特にお忙しい方の場合には、どうしても読める冊数に制限があります。こちらでは、お忙しい方やどの作品を呼んだら良いか迷っている方のために、おすすめの官能小説をご紹介します。

第1位「花祀り」花房観音

これから官能小説に読み始める方におすすめなのが花房観音さんの「花祀り」です。第1回団鬼六賞の大賞受賞作として一躍有名になった作品になります。花房観音さんがお得意の京都の街が舞台となっている官能小説です。官能小説らしく濡れ場が丁寧に情熱的に描かれているのですが、あくまでストーリーの一部として機能しており、濡れ場以外の部分の作り込みがしっかりとしておりますので、読み終わった後は何とも言えない爽快感を得る事ができます。

第2位「悪徳の栄え」マルキ・ド・サド

マルキ・ド・サドさんの「悪徳の栄え」は、これぞ王道の官能小説と言えるグロ目な描写が盛り沢山の作品となっております。この作品が全ての官能小説の指針となっていると思われると困ってしまうほどのハードな作品です。気持ち悪くなって読み終わる事ができないという方も多い問題作です。

第3位「姉の愉悦」うかみ綾乃

うかみ綾乃さんの「姉の愉悦」は、姉と弟の禁断の愛を描いた作品となっております。姉の狂おしい程の思いと性描写が素晴らしい作品となっております。こちらの作品は、文庫版ですと異様なプレミア価格が付いており、20,000円以上で販売されていることも当たり前ですので、Kindle版で読むのをおすすめします。

まとめ


官能小説は、単にエロ描写目的で読まれる方も多いのですが、やはり有名な作品になると、文学作品としてかなりのクオリティの作品となっております。色々な性癖に合わせて作品を選ぶのもおすすめですが、作家さんごとの文章のクセなども合わせて楽しむと、より深く官能小説の魅力に触れる事ができます。