最近、女性を褒める表現のひとつとして「雰囲気美人」という言い方をすることがあります。雰囲気美人とは、具体的にはどういったタイプの女性のことを表現しているのでしょうか。美人との違いや、雰囲気美人の特徴や魅力、そして雰囲気美人になるための立ち振る舞いやメイク、ファッションなど気を付けたいポイントをご紹介いたします。
雰囲気美人って何？
雰囲気美人とは？
何となく暖かそうな人、冷たそうな人、何を考えている分からない人など、人が醸し出す雰囲気にはいろいろあります。人は見た目が大事だと言われていますが、雰囲気も含めて大切です。雰囲気の中で、何となく美人な雰囲気が特徴の女性が雰囲気美人と言われる人です。
雰囲気なので、容姿が必ずしも美人というわけではありません。同性から見ると普通なのに、やたら男性からモテる女性は雰囲気美人の可能性があります。また、雰囲気は生まれ持ってのものもありますが、生活していく中で少しずつ変わっていくものです。
美人との違い
テレビに出てくるモデルさんは、誰が見ても美人です。しかし、美人でも雰囲気がきつそうな人や冷たそうな人も多くいます。顔のパーツやスタイルが良い人のことを一般的に美人と呼んでいます。男性にとっても女性にとっても憧れの存在ですが、どこか近寄り難い感じもします。
美人は三日で飽きるという言葉があるのは、顔に飽きるのではなく雰囲気が合わないことによって飽きる場合がほとんどです。いくらキレイでも一緒にいて、ギスギスした雰囲気を出されていると好きな気持ちも冷めてしまいます。もちろん、容姿端麗で雰囲気が美人な女性もいます。
雰囲気美人の魅力を紹介
いるだけで心が癒される
雰囲気美人は、決して華やかで誰からもキレイと言われるわけではありません。しかし、醸し出す雰囲気に多くの男性が癒されます。上品さがある中で、一緒にいて癒されるのも特徴です。ちなみに、男性だけでなく女性も一緒にいて癒されると感じる人は多くいます。
一緒にいる期間が長くなってくると、その雰囲気がないと落ち着かなくなる男性もいるように一定の中毒性があると言っても過言ではありません。男性が求めている癒しと女性が与えている癒しがいい具合にマッチングしています。何かと気疲れが多い現代社会において雰囲気美人のように癒してくれる存在を男性が欲しているのです。
付き合いが長くなっても飽きない
雰囲気美人は、常に自分の身だしなみに気をつけています。美人の雰囲気を演出するコツは服装やメイク、立ち振る舞いなどですが、人前に出るときだけでなく家の中でも意識している女性がほとんどです。きれいであることに努力をしています。
雰囲気というのは、すぐに作ることができるものではありません。日々の生活習慣の中で少しずつ作っていくものです。人前に出る、出ないに関係なく、美人な雰囲気を作ることに力を入れています。そのため、付き合いが長くなっても男性は雰囲気に恋をしているので飽きません。これが、美人と雰囲気美人の違いです。
誰でもなれる可能性がある
雰囲気美人は、スタイルや顔立ちが良いわけではありません。さまざまな努力をして美人の雰囲気が出せているのです。言い換えると、誰にでも雰囲気美人になる可能性はあります。服装やメイクなど見た目だけでなく、内面も磨くことによってきれいに見せることができます。
一方、自分の雰囲気というのがいま一つ分かりません。目標を具体的に立てることができないのでモチベーションが続かないこともあります。服装やメイク、内面の変化の違いを自分なりに楽しむことが大切です。楽しむと笑顔が増えるので、雰囲気はやわらかくなります。
できる範囲から目指せる
美人になるためには、メイク術を学ぶことやパーツを変えるなら整形するなどリスクやコストがかかります。しかし、雰囲気美人なら日常生活の習慣を少しずつ変えていくなど、できる範囲から変えていけます。行動するまでのハードルが低いのも特徴です。
また、身近に雰囲気美人だと思う人も見つけ、こんな感じになりたいという目標を設定しておくとよいでしょう。理想の人がいれば、常になりたい自分をイメージすることができるので、少しずつでも目標に近づくことができます。最初から高望みするのではなく、少しずつ変化していく方が周囲に違和感を与えることなく変わっていけます。
雰囲気美人になるためには？
雰囲気美人のメイク術
自分の顔に自信がなくても、メイクできれいになることはできます。雰囲気美人になるために、高い技術が必要なわけではありません。基本さえ覚えておけば、メイクだけでもかなり雰囲気のチェンジができます。
まず、雰囲気美人になるにはアイシャドウやチークなどに原色を使うのは避けましょう。雰囲気を演出するために、派手な色を使ってしまうとそこだけが目立ってしまいます。雰囲気は目に見えるものではないので、ブラウンやベージュ系の色を使ってぼかすことがポイントです。
化粧は濃い目にするのではなく、薄めを心がけましょう。雰囲気美人になりたいなら、厚塗りをしてしまうと濃い化粧の印象を与えてしまいます。雰囲気を重視するにあたり、濃いや強いなど極端なことは避けましょう。立体感を出すために、ハイライトやシェーディングを行うのもよいでしょう。薄いメイクの中で、鼻や輪郭などのポイントを浮き上がらせることができます。
雰囲気美人のヘアスタイル
雰囲気美人を作っていく上で、重要なポイントになってくるのがヘアスタイルになります。
髪の毛が人に与える印象は大きいので、髪型を意識して変えてみるのは効果的です。また、髪型だけでなく、髪質にこだわることも大切です。特に髪のツヤがあることは、若々しくていいイメージしかありません。
雰囲気美人に似合うヘアカラーは何色でしょうか？日本人に合う髪色は黒髪ですが、黒髪の女性が少ないことで、本来の黒髪にしてしまうと目立っています。髪色はあまり目立たせないようにするのがポイントになるので、ナチュラル系のブラウンがおすすめです。このカラーは髪の毛のツヤがきれいに見えるメリットがあります。
髪型はセミロングくらいがベストで、それより短くする場合も髪の毛をアレンジできるくらいに残しておきましょう。耳は少し見せるくらいの方が大人の色気が出てよいです。また、髪の毛が傷んでしまっては、せっかくのヘアスタイルが台無しです。日頃から基本的なお手入れは怠らないようにしましょう。
雰囲気美人の服装
どんな服装が雰囲気美人にぴったりか気になりますよね。服装もヘアスタイルと同じくらい人に与える印象に大きく左右されます。まず、雰囲気美人の服装は基本的にシンプルな装いで、その中に上品さが演出されています。カジュアルファッションとパンプスの組み合わせのようにメリハリをつけるのがポイントです。
エッジの効いたおしゃれな服装になると、雰囲気美人というよりはおしゃれな人になってしまいます。他のポイントと同じように、主役は自分の雰囲気です。それを邪魔しないような服装にすることが基本です。アクセサリーをつける場合も、細いネックレスや小さいイヤリングなど、ワンポイントになるものをつけるとよいでしょう。
人への接し方
雰囲気は内面から出てくるものなので、人への接し方も重要なポイントになります。まず、笑顔が似合う人を想像してみてください。そのような柔らかい雰囲気の人が他人のことをひがむようなことはしませんよね？嫉妬する心というのは雰囲気に出てしまうものです。他人の頑張りや評価を素直に素晴らしいと思える心が大切です。
自分と他人を比べて、他人より自分の方が優位に立ちたがる行為も雰囲気には悪影響です。マウンティングしている女性は、笑顔でいても冷たさを感じるものです。人は人、自分は自分と割り切って、他人と比べないようにしましょう。もちろん、人の良いところを見て自分に取り入れることは良いことです。
雰囲気美人は好きな人にだけ優しくするのではなく、優しい心を持って誰にでも接することができます。特定の人だけに優しくしているようでは、いつか心のダメな部分が表に出てしまいます。笑顔で優しい人の雰囲気は誰から見ても魅力なものです。
雰囲気美人はモテる？
雰囲気美人が男性からモテる理由
美人は手の届かない存在だと思ってしまいますが、雰囲気美人には誰でも親しみやすい雰囲気があります。身近な存在だと思えることで、自分でもアタックして良い関係になれる可能性があると思っているのです。好きではない男性からのアタックもあります。こんな場合でも男性をできるだけ傷つけることなく断ることができる優しさも兼ね揃えています。
最初の印象でも美人とは違います。美人は最初からキレイなので、最初から100点満点中の100点です。つまり、スタート地点から100点になっているので、性格の悪さなどマイナスの部分が見えると評価が下がります。雰囲気美人は少しキレイだと感じるくらいのスタートです。性格面で良いところがあると、どんどんプラスの評価になります。
雰囲気美人が女性からモテる理由
美人な女性は他の女性から嫉妬されやすいですが、雰囲気美人は嫉妬されにくい特徴があります。美人のようにかけ離れた存在だと、自分にはなることができないと感じますが、雰囲気美人は努力をすれば自分でも同じようになれると思っています。努力をしていることにプラスの好感を持つので、嫉妬にはなかなかつながりません。
明るく笑顔が似合う女性は男女共に好感が持てる対象です。やわらかい雰囲気を持っているので、同性から見ても話しやすい存在になります。女性にとって同性同士のトラブルは面倒ですが、トラブルになりにくいのは良い部分です。雰囲気美人には安心感を持って接することができます。
雰囲気美人がやってはいけないこと
雰囲気美人は男性にモテますが、モテるからと言って調子にならないことが大切です。雰囲気が好かれているわけであって、自分が優れているという自惚れがあると、雰囲気にも悪い影響を与えます。
いろいろおしゃれを楽しみたいのが女性です。これまでと系統をがらっと変えたいと思うのは自然です。雰囲気を大切にするなら、系統は大きく変えない方がよいでしょう。シンプルで上品をイメージすることが大事です。雰囲気は人柄も大きく影響してくるので、普段の思いやりの気持ちや明るさを大切にしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか？雰囲気美人について紹介してきましたが、雰囲気美人とは本当の意味で美しい女性です。自分の容姿に自信が無くても、雰囲気美人なら誰でもなれる可能性があります。見た目、気持ちともに磨いて魅力あふれる好かれる女性になりましょう。
