イったことがない女性の悩み|オーガズムの感じ方とは

  
イったことがない女性の悩み|オーガズムの感じ方とは

いったことがない自分に対し「私っておかしいんじゃないかしら」なんて不安や焦りを感じておられる方もいるでしょう。中には「自分の体に問題があるのでは?」と悩む方もいると聞きます。

しかしご安心ください。いったことがない女性というのは、実はとても多いんですよ。一説には49%とおよそ2人に1人の割合で未体験なことだとも言われています。

そこで今回は「そもそもイクってどういうこと?」「オーガズムはどうしたら感じられるの?」といういったことがない女性の悩みを解消すべく、オーガズムの感じ方について詳しくご紹介していきましょう。

イク=オーガズムとは?

では「イク」とはどのような状態を指すのでしょうか。いったことがない女性が1番疑問に思うであろう「イク=オーガズムの定義」を紐解いてみましょう。

オーガズムの定義|分野によってはばらつきも

まずはオーガズムの言葉の意味を調べてみました。

累積的な性的緊張からの突然の解放のことであり、骨盤まわりの筋肉のリズミカルな痙攣を伴い、強い快感を生んだ後に弛緩状態に至るもののこと
出典:オーガズム-Wikipedeia

「性的緊張からの突然の解放」…なんだかしっくりこないので更に違う場所でも調べてみました。その結果がこちらです。

医学的な現象として説明すると、オーガズムとは「肛門から膣にかけて張り巡らせられている膣括約筋や会隠筋肉、膣の入口から3分の1の部分が0.8秒に1回の間隔で収縮を繰り返すこと」を指す。
出典:合同会社コンデナスト・ジャパン

医学的には「特定の筋肉が収縮を繰り返すこと」を指すのですね。不思議なことに、分野によってオーガズムの定義が多少異なることがわかりました。

女性のオーガズムは1つじゃない

「なんでオーガズムの定義はひとつじゃないんだ」と思われるかもしれませんが、それもそのはず、女性のオーガズムって1つではなかったんです。大きく分けて4つに分類することができます。

1:クリトリスでオーガズム
いったことがない女性でも、耳にしたことが多いのはこのクリトリスを刺激することで得られるオーガズムでしょう。女性の体の中で1番敏感な性感帯だとされています。

2:Gスポットでオーガズム
膣内に中指を入れ、第二関節を曲げた上部あたりにあるとされるのがこのGスポットです。ただしここは感じる人と感じない人がおり、絶対的な性感帯ではないようです。

3:ポルチオでオーガズム
膣内の奥深くまで指を入れてみると、行き止まりに感じる場所があるはずです。いわゆる子宮の入り口とも言われる場所ですが、痛みを感じる女性の方が多く、上級者向けの場所だとされています。

4:連続でオーガズム
「マルチオーガズム」とも呼ばれており、イク感覚が何度も押し寄せる状態だそう。1度イケば終わりの男性とは違い、女性のみが味わえるオーガズムらしいのですが、よっぽど快感に没頭しない限り経験するのは難しそうです。

イクのってそんなにいいの?|オーガズムのメリット4つ

分野によって定義が異なり、また種類が4つもあるという複雑なオーガズム。更にはオーガズムを迎えることで得られるメリットが4つもあるというのだから驚きです。

次はいったことがない女性必見の「オーガズムを迎えることで得られるメリット」について、ひとつずつご説明していきましょう。

①安眠できる

冒頭でオーガズムの定義を調べたところ「累積的な性的緊張からの突然の解放」とあったかと思います。オーガズム前には肉体的にも精神的にも緊張状態でいるため、それが解放されるオーガズムを迎えると、程よい脱落感が生まれ安眠効果があるのです。

②若々しくいられる|女性ホルモン

セックスだけでなく、パートナーとのコミュニケーションで女性ホルモンが分泌されることがわかっています。もちろんこれはオーガズムにも言えることで、イクことで女性にとって嬉しい効果をもたらす女性ホルモンがいくつか分泌されるんですよ。

最も女性にとって嬉しいのが「若返りホルモン」とも呼ばれるDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)でしょう。DHEAは、サプリメントとして販売されるほど人気の成分としても有名ですね。

老化を遅らせるという嬉しい美容効果のほかにも、糖尿病や高コレステロール症、アルツハイマー症の改善などの健康効果もあります。

幸せホルモン|オキシトシン

別名「母性ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンも、オーガズムを迎えることで分泌されます。もともとオキシトシンは女性のほうが男性よりも30%程度多く分泌されているのをご存知ですか?そのため女性のほうが赤ちゃんや動物に愛情を示すことが多く、恋にも夢中になりやすいのです。

そんなオキシトシンは、ストレスの緩和や記憶力の向上、他にも感染症予防効果に心臓機能の向上と、数々の嬉しい効果をもたらしてくれます。女性のほうが長寿なのも、このオキシトシンの効果だと言われているんですよ。

③頭痛や疲れが吹き飛ぶ|エンドルフィン

エンドルフィンは「脳内麻薬」とも呼ばれる神経伝達物質です。その効果は医療に使われるモルヒネの6.5倍もの作用があり、人体が感じるさまざまな不快感を拭ってくれる効果があります。

主に痛みや興奮を和らげる効果のあるエンドルフィンは、頭痛の解消やリラックス効果に効果的で、他にも高揚感や幸福感を感じさせてくれる作用もあります。

④幸せを感じられる

エンドルフィンでも幸福感を感じることはありますが、それ以外にも「幸せホルモン」と呼ばれるドーパミンやセロトニンなども分泌されるため、パートナーへの慈愛心や、心が満たされるような穏やかな感情を抱くことができます。

それと共に「恋愛ホルモン」と呼ばれるフェニルエアチミンが分泌されることにより、対人恐怖症やパニック障害、鬱病などの精神疾患の改善にも効果があるのです。

パートナーとの良好なスキンシップ

オーガズムを感じることで分泌されるホルモンの多くは、自分の心の安寧だけでなく、パートナーへの思いやる心が強まるなど、愛情を再確認させてくれる効果があります。そのためパートナーと良好な関係を築きやすくなるでしょう。

焦らないで大丈夫|オーガズムは人それぞれ

オーガズムを迎えることで得られるメリットが多い分「いったことがない私は損をしているんだ」と不安な気持ちを感じるかもしれません。しかしそんなに焦ることはありませんよ。いったことがない女性にまず覚えておいて欲しいのが「オーガズムは人それぞれ」だということです。

【前提】オーガズムの感じ方は人それぞれ

例えばオーガズムを迎えたことがある女性に「イクってどんな感じ?」と質問したとしましょう。そうすると「頭が真っ白になる感じ」「足元から脳天まで電気が走っていく感じ」など、人それぞれの感覚を述べてくることでしょう。

そう、オーガズムの感じ方は人それぞれなのです。筆者の友人も「多分いったっぽいんだけど、みんなが言うほど強烈な感じはしなかった。だからいったのは勘違いなのかも…」と悩んでいることがありました。

「オーガズムはこうなったら正解」というものはないのです。まずは正解を求め悩むのはやめましょう。いったことがない自分はおかしいんだと責めてしまうと、尚更オーガズムから遠ざかることになってしまいます。

セックスの度にオーガズムを感じる必要はない

マンガや映像の影響で「セックスをするたびにイクのが普通」だと思っている女性も多いと聞きます。しかしそんなことはありません。もちろん毎回オーガズムを迎えられるに越したことはないのかもしれませんが、そんな経験をされている方は稀だと思います。

パートナーのことを思い、セックスのたびにイク振りをしてしまう気持ちもわかるのですが、そうなると快感に集中することもできないでしょう。「セックスをしたからといって必ずイクものではない」と考えて良いのです。

オーガズムは学習で得るもの

「いったことがないのはおかしいことではない」とはいえ、いつかはオーガズムを感じてみたいことだと思います。そんな方は経験値を積んでいきましょう。

初体験でいきなりオーガズムを迎えるなんてことはほぼありません。幾度となく快感を覚えていくことで、オーガズムを迎えやすい体になっていくのです。実際に1番オーガズムを迎えやすい年齢は40歳以上という説もあり、学習することでオーガズムを迎えることができるようになると言います。

マスターベーションで開発を

まずは自分で自分の体を知りましょう。マスターベーションをすることを「はしたないこと」だと感じる方もいるかもしれませんが、中には「セックスではイケないけどマスターベーションならイケる」という女性も多いんですよ。

性感帯として有名なクリトリスやGスポットへ刺激を与えてみて、最も自分がイキやすい触り方や体位を覚えてみましょう。1人でもイケる感覚を味わいそれを覚えることができれば、パートナーとのセックスでもオーガズムを迎えやすくなるはずです。

パートナーに手伝ってもらう

もしマスターベーションをしても自分の性感帯が見つからない・わからないのであれば、パートナーと一緒に探してみるのも良いでしょう。自分では触れない場所や感覚などもありますので、新しい発見に繋がるかもしれませんよ。

またあなたが「マスターベーションならイケるけどセックスではイケない」というのであれば、パートナーに自分の感じるポイントなどを伝えることでオーガズムを迎えられるはずです。

「パートナーのプライドを傷つけたりしないか」といった不安や、「そんなこと口に出して言えない」という恥ずかしい気持ちもわかるのですが、良好な関係を築くためにも1度話し合ってみましょう。

イカない理由はある?|オーガズム障害とは

もしあなたが「どんなことをしてもオーガズムを迎えることができない」というのであれば、もしかしたらそれはオーガズム障害かもしれません。これからご紹介するオーガズム障害の症状を聞いて心当たりがないかどうか、いったことがない女性はぜひチェックしてみてください。

症状|いったことがない・感覚が分からない

「自分の経験上いったと自信を持って言えることがない」「そもそもイクという感覚がわからない」そんな方はいませんか?その多くはオーガズム障害と呼ばれる症状のせいなのかもしれません。

ただ最初にご理解頂きたいのは、オーガズム障害は病気などではないということです。あくまでも「症状」なのだということを覚えておきましょう。

原因|原発性・状況性・二次性

オーガズム障害の原因は、主に3つに分類することができます。ひとつずつみていきましょう。

原発性|生まれてから一度もない

「生まれてから1度もいったことがない」「イク感覚がわからない」という方は、原発性オーガズム障害かもしれません。

異性との性交渉の経験がなかったり、性に対して否定的な考えの女性がなりやすい原因です。また過去に性に対してトラウマがあったり、男性に対して否定的な考えを持っている場合も、この原発性オーガズム障害になりやすくなります。

状況性|相手や状況で変わる

2つ目が状況性オーガズム障害です。こちらは「特定のシチュエーションでならばイケる」「相手の男性によってイケる」といったパターンで、特に若い女性に見られる原因になります。

「マスターベーションならイケるけどセックスではイケない」というのもこの状況性オーガズム障害だといえるでしょう。最も多くの女性が陥りやすい原因です。

二次性|ある時からイケなくなった

「生理が重い時期を経験してからイケなくなった」「出産を機にイケなくなった」というのであれば、二次性オーガズム障害かもしれません。こちらは過去にはイク経験をしていたのに、ある時期を境に一切イケなくなる場合です。

その多くは「女性ホルモンバランスが崩れた」タイミングで発症することが多く、大きな心のストレスを抱えている場合も、この二次性オーガズム障害になりやすくなります。

改善方法|カウンセリングやホルモン療法

先述したように、オーガズム障害は病気ではありません。そのため「この科にかかってください」という専門科もありませんし、特効薬もないのです。しかしもちろん改善方法は存在します。2つの改善方法をご紹介しましょう。

性について考えることをためらわないで

改善方法をご紹介する前に「性は否定すべきものではない」ということを覚えておきましょう。「はしたない」「下品だ」「みっともない」という考え方をする人はまだ多く、そのためいったことがない自分を否定的に捉えてしまうことも多いかと思います。

しかし性は決してけがらわしいものではありません。3つのオーガズム障害を見てもわかるように、その多くは精神的なものが原因となっています。性について考えることを否定することなく、その改善方法に挑んでみましょう。

心療内科|カウンセリング

1番の特効薬は、オーガズム障害の原因となっている感情を整理することです。そのため心療内科でのカウンセリングは有効な改善方法だといえるでしょう。

自分が何に不満を抱いているのか、どうすれば心が落ち着くのかを知ることができれば、オーガズム障害の原因を取り除くきっかけとなるはずです。

産婦人科|ホルモン療法

精神的な原因以外にも、大きな要因として考えられるのが女性ホルモンです。そのため産婦人科でホルモン投薬をしてもらうことで、性欲を高めることができオーガズムを迎えやすくなるでしょう。

女性ホルモン補充薬を飲用することで、潤滑油となる愛液が多くなったり、性衝動の受容性も高まりますし、パートナーに優しくなれる効果もあります。

オーガズムは人それぞれ|自分に合った形を見つけて

いったことがないという女性は多く、またそれに対し悩み傷ついている方も多いかと思います。しかし今回ご紹介してきたように、イケないことは何もおかしいことではありません。オーガズムは人それぞれなのです。

また学習することで感じやすい体になることができますし、カウンセリングで心を癒したり、ホルモン投薬で体の調子を整えることでもオーガズムを迎えやすくなることが可能です。

いったことがない自分を責めることなく、1度性に対して正面から向き合ってみましょう。そうすることで、オーガズムを迎えることで得られるメリットも享受できるようになります。今回の情報を参考にして、ぜひ自分に合った形を探してみてくださいね。