夜遅い時間帯に公園のトイレに入ったら、布の擦れ合う音や漏れてくる喘ぎ声が聞こえてきて驚いたという経験はないでしょうか。観光地や商業施設、ホテルや公共施設など、トイレが設置されていない施設はほとんどありません。
用を足すことが目的のトイレは、セックス好きのカップルが普段とは違うスリルや興奮を味わうためにセックスの場所として使用されることがあります。そこで、トイレでセックスしたくなる理由やトイレでセックスするデメリット、注意するポイントなどについて解説します。
トイレでセックスしたい理由
彼氏や彼女の部屋、ラブホなどで落ち着いてできるセックスは安心できるものですが、回数を重ねるごとに新鮮味が薄れ、さらに強い刺激を求めるというのが人間の欲求ではないでしょうか。
セックスする場所を変えるだけでも全く違った興奮を覚えるものですが、なかでも不特定多数の人が使用するトイレは、いつバレるかわからないというスリルなどがあるため、興奮が高まるものです。そこで、カップルがトイレでセックスしたくなる理由について説明します。
スリルを味わえる
トイレでセックスするカップルの多くは、セックスする場所探しに困っているのではなくて、敢えてトイレをセックスする場所として選ぶという傾向があります。その理由としては、いつ、誰が入ってきてもおかしくないトイレでセックスをするという、ある意味アブノーマルな興奮を得たいということによるものをあげられるでしょう。
見つかることによって通報される可能性もありますが、そのような普段感じることができないワクワク、ドキドキがさらに興奮を高めるのでしょう。
マンネリを打破する
カップルにとってセックスとは、互いに快感を得られるもの、愛し合っていることを確認するものです。数多くある体位を取り入れて変化に富んだセックスを楽しんでいることでしょう。しかし、同じパートナーとセックスを重ねるとどうしてもマンネリ化という問題が生じてきます。
トイレでのセックスは、他にないスリルや興奮を味わうことができるものであり、付き合いが長くなって普通のセックスではあまり興奮を感じなくなったカップルにはマンネリ打破にぴったりのシチュエーションと言えるでしょう。
ホテル代がかからない
セックスの回数が多いカップルにとって場所探しは深刻な問題となります。彼氏や彼女が一人暮らしでなければ互いの部屋でセックスすることができないとともに、仮に2人だけの時間がとれても喘ぎ声が周囲に漏れてしまうことを気にしなくてはなりません。
セックスする場所として最も適しているのはラブホテルですが、数時間の利用でもそれなりの料金がかかります。トイレは公共の場所であるため、使用料金を支払う必要がないというのもトイレでセックスしたくなる理由の一つと言えるでしょう。
思いついたときにできる
初めからセックスをすることを目的とすることなくデートをすることはよくあります。デートでは手をつなぐ、肩を寄せるなどのスキンシップが多く、場合によっては途中でムラムラとした気持ちになることもあるでしょう。
デートで訪れる観光スポットやデパート、アミューズメント施設などには、基本的にどこでもトイレがあります。男女用トイレの他に、多目的トイレもあり2人で入ってセックスするのにも十分なスペースが確保できます。思い立ったときにいつでもセックスできる場所として、トイレは便利な場所と言えるでしょう。
野外セックスで興奮したい
鍵がかけられた密室でしかセックスできないというカップルは、セックスは極めてプライベートなものであり、他人の目に触れることを最も嫌います。しかし、その一方で、他人にみられるリスクを理解していながらも、安心してセックスできる室内ではなく、野外でのセックスを好むカップルもいます。
公園やテーマパークなどのトイレは開放感とともにアウトドアセックスをしているような気分になれることもあり、普段味わえない興奮を求めてセックスするカップルもいます。
酔った勢い
アルコールが入ると気分が大きくなり、大胆に振る舞えるようになるとともにエロモードに入りやすく、セックスしたくなるという方が多いのではないでしょうか。合コンでお酒を飲んだ後のセックスがいつもより盛り上がることもよくあります。
酔って理性のブレーキが利かなくなり、居酒屋のトイレや近くのトイレで性欲が爆発して濃厚なセックスに及ぶということもあるでしょう。
トイレでセックスするデメリット
いつものセックスに飽きたときに、シチュエーションを変えて強い刺激や興奮を感じながらセックスするのには、トイレはうってつけの場所と言えます。しかし、たっぷりのスリルを味わえると同時にリスクやデメリットがあることも知っておかなくてはなりません。トイレでセックスを楽しむうえで考えられるデメリットやリスクについて説明します。
衛生面に問題がある
トイレは用を足すための場所であり、それ以外の設備が整っているわけではありません。トイレでセックスする場合は男性用トイレの個室を利用するのが一般的ですが、女性用トイレに比べて汚いという問題があります。
便器やその周りに尿や便が付着していることもあり、汚いだけでなく感染症などのリスクがある可能性もないとは言えません。衛生面には十分な注意が必要です。
声を聞かれる
一般的に男性はエロいことに敏感です。隣の部屋から少しでも喘ぎ声が聞こえれば、壁に耳をあてて聞き取ろうとするでしょう。そんな男性が入ったトイレで少しでも喘ぎ声が漏れてきたら、反応せずにいられるわけがありません。
そっと隣の個室に入って壁に耳をつけたり、場合によってはスマホなどを使って録音されたりすることもあります。女性が男性用トイレに入ってセックスしている状況であるため、第三者が大胆な行動にでる可能性があることを覚えておきましょう。
覗かれる
トイレでセックスする場合は、そのほとんどが男性用トイレの大便所を使用することが多いものです。ほとんどのトイレは、背丈より少し高いくらいの壁で仕切られているだけであり、鍵をかけても隣のトイレから覗かれるリスクがあります。
喘ぎ声が聞こえたり、なんとなく異変に気付いたりした男性であれば、遠慮なく覗く可能性が高いため注意しましょう。
扉が開くことがある
トイレは造りや設備によってさまざまなタイプのものがあります。一般的に女性用トイレには、パウダールームなどが併設された豪華なものが多く、男性用トイレは殺風景で汚いところが多いものです。
トイレでセックスする場合は、リスクが少ない男性用トイレに女性を連れ込んですることが多くなりますが、古いトイレでは鍵をかけても簡単に外れてしまうこともあり、いきなり知らない男性に開けられることもあるため注意が必要です。
トイレでのセックスの注意点
言うまでもなくトイレは用を足すところであり、セックスするための場所ではありません。ほとんどのトイレは不特定多数の人が利用する公共の施設であり、用を足すためにいつ誰が使用してもいいものです。
したがって、トイレでセックスする側に使用権を主張する理由は全くなく、見つかったり、訴えられたりすれば非を認めざるをなくなります。そこで、敢えてトイレでセックスをする際に注意すべきポイントについて説明します。
声を出さない
セックスはなるべく制約を受けず、自由奔放にやりたいものです。喘ぎ声が周囲に迷惑をかけることを気にしながら自宅でセックスするのが嫌で、わざわざお金を出してラブホを利用しているカップルも多くいます。
セックスは夢中になると無意識に喘ぎ声を出すものであり、特に女性は声のボリュームをコントロールできないことがあります。トイレは密室ではなく、天井、足元部分が空いていることがほとんどです。また、トイレの構造上、声が反響しやすくなっていることも理解しておく必要があるでしょう。
衛生面に注意する
トイレは小便、大便をする場所です。体から有毒物質や老廃物を排出するための場所であり、大腸菌をはじめとするさまざまな雑菌にまみれている場所とも言えます。
清掃が行き届いているトイレは清掃員が頻繁に入ってくるので、セックスするトイレとしてはあまり人の出入りがない、どちらかというと衛生的でないところを選ぶ傾向があるのではないでしょうか。場合によっては汚物がそのまま放置されていることもあるでしょう。衛生面には特に注意が必要です。
盗撮をされていないかチェック
夜の公園やトイレなどは、マニアにとって盗撮するのに最も魅力的な場所です。セックスに夢中になると周りに目が届きにくく、知らない間に盗撮されていたということもあります。
最近では超小型カメラや据え置き型で人の動きにだけ反応するような盗撮グッズも販売されているため、トイレでセックスする場合には、盗撮されていないかのチェックを入念に行う必要があると言えるでしょう。
汚さない
公共施設やホテル、デパートなどのトイレは定期的に清掃されており、日本のトイレが世界水準と比較してとてもきれいであることはよく知られています。
トイレでセックスした後に使用済みのコンドームやティッシュなどを散乱させると清掃の手間がかかるだけでなく、そのようなことが頻繁に繰り返されれば使用中止になることも考えられます。少なくとも自分たちのセックスのためにトイレを汚すことがないように注意しましょう。
ティッシュを用意する
デパートやホテルのトイレにはトイレットペーパーが備え付けてあるのが普通ですが、一般的な公共トイレには紙が置いてないことの方が多いものです。セックスの後に互いの性器を拭くためにティッシュは必需品となるため、必ず前もって準備しておくようにしましょう。
また、紙の質の悪いティッシュは一度に大量に流すとトイレが詰まる原因になることもあります。できればトイレから持ち帰り、ゴミとして出すようにしましょう。
洋式を選ぶ
世界のなかでもトイレがきれいなことで有名な日本のトイレは、そのほとんどが洋式といれですが、なかには和式トイレもまだ残っていることがあります。和式トイレは足元が汚物で汚れやすくなるとともに、立ちバックでしかセックスができません。
洋式トイレであれば座位や変形正常位も可能であり、女性の負担も軽減することができるでしょう。また、途中で疲れた時に蓋を閉めて椅子代わりして座ることもできます。
女性はスカートをはく
女性はスカートをはいていれば、よくチェックしないと下着をつけているか、ノーパンなのか判断することは難しいものです。トイレでセックスする際には大きなスリルを味わえる反面、いつ誰に見つかってしまうかというリスクも伴います。
スカートをはいたままでも挿入は可能であるとともに、万が一扉が開いた時にも下半身が露わになることもないでしょう。
コンドームを付ける
トイレでセックスするのに慣れているカップルであれば、用意周到にさまざまな準備や配慮をすることができるでしょう。しかし、時間がなく人が来るかもしれないという焦りがあれば、普段のセックスとは違って抜けてしまう点があることも考えられます。
セックスをする際には避妊が第一であり、コンドームは必ず携行しておかなくてはならないものです。焦ったり、急いだりしているからといって避妊せずにセックスすることは危険です。
まとめ
これまでにトイレでのセックスについてイメージしてみたことがあるでしょうか。不快感や嫌悪感を覚える人もいるでしょうが、その一方で普段は味わうこととないスリルや興奮によって快感を高めるという側面もあります。いつも同じ場所で同じ相手と新鮮味のないセックスをしているというカップルのマンネリを打破するのにもうってつけです。
しかし、もともとトイレは用を足す場所であり、不特定多数の人が使用する公共の場所です。覗かれたり、盗撮されたりするリスクや衛生面での問題があるため、トイレでセックスする場合には入念なチェックや事前準備をしてからチャレンジするようにしましょう。