感じていても上手く濡れなくて、セックスが嫌になってしまう方もいると思います。ラブローションは、それを解決してくれる必須アイテム。セックスの間ずっと濡れた状態でいる方は少数派ですから、楽しく快感を高めるためにも、積極的に取り入れてみましょう。
ラブローションの特徴
セックスを円滑にする
セックスのときにラブローションを使うという話は、あまり聞かないのではないでしょうか。使っているというと、すごくエッチな人のような気がするものです。
ですが、ラブローションは快感を得るためだけのものではありません。セックスのとき、上手く濡れない人にも使ってほしいアイテムです。頭では感じているのに、体が反応せずに上手く濡れないと、男性に申し訳ない、がっかりさせてしまう、濡れない自分の体に対して自信が持てなくなるなどの悩みが出てきます。
そんな悩みを解消するためには、ラブローションを使ってセックスを円滑に進めるのがおすすめです。ラブローションに頼るのは負けた気がする人もいるかもしれませんが、楽しむつもりで使ってみてください。男性とのコミュニケーションが楽しくなります。
ラブローションと聞くと、日本では風俗などでのローションプレイを思い浮かべてしまいますが、欧米ではカップルライフを向上させるアイテムとして認識されており、品質や安全性も高いとのことです。
更なる快感を得られる
もちろんラブローションは、セックスをさらに楽しむために使うこともできます。潤滑剤として使用すれば、女性も男性も痛みを感じることなく快感に集中できます。
体のに塗って使用すれば、滑りがよくなるのでやさしい愛撫がより気持ちよく感じられ、新たな快感を見つけられるでしょう。体のくすぐったいと感じる部分は、刺激しているうちに性感帯となっていく部分なので、ラブローションを使って男性に開発してもらうのも楽しいです。
初心者の方でも痛みを感じにくい
セックス初心者の方はとまどいもあるので、濡れにくいものです。上手く濡れないと挿入の際に痛みをともなうので、セックスを楽しめなくなってしまいます。
せっかくの官能的なコミュニケーションタイムなので、お互いの愛情を深めるためにも楽しんで感じることを優先しましょう。男性は女性を気持ちよくさせてあげたい、乱れた姿がみたいと思っているものです。ラブローションを使って、濡れるという感覚がつかめてきたら、自分の愛液で濡れてくる感覚もわかってきます。
用途に分けて楽しみ方を変えられる
痛みの緩和で潤滑剤として使うなら、冷感や温感、香りつき、注入式などがあります。つけた瞬間にひやっとする感覚が気持ちよい方は冷感タイプ、ひやっとするのが苦手な方は温感タイプで熱を感じられるものがおすすめです。
アロマなどが好きな方は香りつき、香りが苦手な方は無香料で無着色のタイプがよいでしょう。無香料、無着色で注入式のタイプだと、男性にラブローションを使っていることがバレません。快感を高めるために使うなら、アナル用、天然の媚薬成分入り、サラサラ、ネバネバ、乾きにくいなどのタイプがあります。
普段体を触られても感じにくい方やさらに感じたい方は、媚薬成分入りタイプがおすすめです。その際は天然成分のものを選びましょう。ラブローションの感触も、サラッとしていて不快感なく使えるもの、糸を引くような粘り気のあるものなど好みに合わせて選べます。
乾きにくくつぎ足す必要がないものや、少しの水分をつければローションが復活するものなど使いやすさを追求したタイプもあります。せっかく快感が高まっているときに、ローションをつぎ足す時間を待つのはじれったいという方におすすめです。
ラブローションの選び方
水性タイプのローション
ラブローションとインターネット検索すると、まずヒットするのが水性タイプのローションです。日本で作られているローションの大半を占めています。
値段がリーズナブルで気兼ねなくたっぷり使うことができるので、お風呂でのプレイにおすすめです。濃度が薄いものから濃いものまでさまざまな種類があり、濃いものはアナル用としても使用されます。
コンドームやゴム製のおもちゃと一緒に使っても問題ありませんが、膣内に入れることは避けたほうがよいでしょう。膣内に入ってしまうと洗い流しにくく、水分を吸収してしまうため、乾燥し雑菌が繁殖する可能性があるので、膣トラブルを招いてしまいます。
これは「ポリアクリル酸ナトリウム」という成分が入っているためで、ローション特有のぬるぬる感を出すために必要なものです。紙おむつや生理用品などにも使われている、馴染みある素材です。
水性のローションは、挿入の痛み軽減のために潤滑剤として使用するのではなく、体表面に使用し、愛撫による快感を高めるために使用するのがよいでしょう。
オイルベースのローション
オイルベースのローションは、オーガニック成分でできた商品も多く、自然派志向のカップルにおすすめです。オーガニックだからといってすべてが安全なわけではありませんので、自分の肌に合うかどうかは必ずパッチテストをして確認してから使用しましょう。
化学物質は確かに控えめになっているので、肌を気にされる方は試してみてください。コンドームやゴム製のおもちゃとの相性が悪く、劣化させてしまうのでカップルで使用するときは十分注意しましょう。
オイルベースのローションを使用した部分にコンドームが触れてしまうと、劣化したコンドームが摩擦で徐々に弱っていき、敗れてしまう可能性も否定できません。その点さえ注意していれば、のびが良く、長時間使用することができるので、普段のプレイに一味加えたいときに使うとより快感を得られるかもしれません。
シリコン性のローション
シリコン性は比較的新しく登場してきたローションで、もっとも乾きにくくなっています。皮膚に吸収されずにうるおいが持続するので、アナルプレイに最適です。アナルは膣のように愛液が出てこないため、ローションは必須です。
デメリットは、シリコン製のおもちゃにダメージを与えてしまうこと、洗い流しにくく片付けが大変なこと、膣内に入ると炎症を起こしてしまう可能性があることが挙げられます。
食べられるローション
水やグリセリンが主成分となっているローションは、口にすることができるので、オーラルプレイで使用する目的で作られています。
グリセリンは化粧品にも使用されている成分で、吸水性が高く保水力があるため、乾きにくくサラサラとしています。物足りないと感じる男性もいるかもしれませんが、女性にとっては使いやすく不快感もありません。
「ポリアクリル酸ナトリウム」が入っていないので、ローション特有のぬるぬる感は期待できませんが、膣内に入っても安心なのがうれしいところです。簡単に洗い流すこともできます。ですが、オーラルプレイで使用することが多いため、味付きのタイプもあり、その場合は膣内に入れないほうがよいかもしれません。
砂糖で味がついている場合は、膣内でイースト菌が繁殖してしまう可能性も否定できないのです。人工甘味料で味がつけられているタイプを選ぶとよいでしょう。少量なものが多く値段も高めなので、全身に使ったり、大量に使いたい場合は、水性のものと併用するのがおすすめです。
香りつきラブローション
INTIME ORGANIQUE アンティームローズローション
リニューアルして新しく発売されたアンティームローズローション。オーガニックにこだわって作られ、食用香料を使用しているところも安心です。
配合成分のうちアロエベラ液汁、ゼニアオイ葉エキス、トウキンセンカ花エキスは、オーガニック認証原料となっています。とろみがありながらサラッとした潤滑ローションで、ボディケアとしても使用できます。
小林製薬 フェミニーナ なめらかゼリー 50
透明で無臭のゼリータイプで、膣内に入れても安心な成分で作られています。人差し指半分程度で、自然なうるおいを感じられます。アロエベラ、カモミールエキスを配合した水溶性のゼリーなので、ベタつきにくく、洗い流すときも簡単です。化学物質不使用なので安心。
オカモト 0.02EX潤滑ゼリー
性交時の痛みを緩和するために、サラサラというより粘度をもたせたゼリーになっています。水溶性で、水やぬるま湯で簡単に洗い流せます。コンドームを主に生産しているオカモト社の製品で、産婦人科医監修の商品なので安心して使用することができるのも魅力です。
ラブローションの使い方
適量を使用する
ラブローションの使用量は人によってさまざまですが、製品に使用量の目安が記載されていたら、それを守るようにしましょう。1人で使う場合は、人差し指半分程度でよいとするものもあれば、500円玉程度の量を使用したほうがよいと記載している商品もあるので、それに従ってください。
2人で使用する場合は、女性男性ともに適量つけてから挿入しましょう。愛撫のときに使用する量は、たっぷり使ってもよいですが、すべってケガをしないように注意してください。
タオルやマットを敷いてすべらないようにしておきましょう。後処理のことを考えるとお風呂での使用が一番楽です。ラブホテルで使うときは、後片付けを気にせずたっぷり使ってしまう方もいます。
粘度は好みに合わせて、水で薄めても楽しめます。2〜3倍程度に薄めるのが一般的なようで、ぬるま湯を使うと血行促進になるので、気持ちよく感じられるようです。夏であれば水で薄めて、ひんやり感を楽しむのもよいかもしれません。
乾いてきたら量を足す
シリコン性でない限り、ローションは基本的に時間がたつにつれて乾いていきます。全身の愛撫に使う場合は、大量につけるという方も多いと思いますが、そうすると乾いてきたらまた大量につけなおさなければなりません。
水性であれば比較的安価なので、全身の愛撫には向いていますが、始めからたっぷりの量を使うよりも、適量使って乾いてきたときに足すようにするほうが、使用量も少なくて済みます。
塗り重ねれば重ねるほど、洗い流しにくくなるので、適量をつぎ足すほうがあとで洗い流すときも楽になります。性交痛緩和のために使用するのであれば、挿入して5分に1回はローションを足すようにすると、痛みもなく快感が持続するのでおすすめです。
使用後はよく洗い流す
ローションは洗い流さなくてもよいとする方もいますが、基本的には洗い流したほうがよいでしょう。そのままにしておくと、使うものにもよりますが、膜が張ったようにごわごわしますし、肌の負担にもなる可能性があります。
また、膣内に入れないほうがよい水性、シリコン性のローションが膣に入ってしまったときは、市販のビデなどを使って、膣内を清潔にしましょう。体は塩でもきれいに洗い流せるので、マッサージソルト、スクラブ、塩入りのボディーソープなどを使うと良いです。
ラブローションを使って痛みを緩和させよう
ラブローションを使わなくてもよいほど濡れやすいタイプは、20人に1人程度だそうです。ですから、ラブローションは基本的に使うものだと思って、セックスの際に取り入れてみましょう。
セックスも楽しめるとカップルでも夫婦でも、よい関係を保つ一因になります。プレゼントでもらった、ビンゴで当たったなどといえば使ってみたいと男性に言いやすいですよ。