フェラチオとは違うプレイの1つ、いらまちお。これがどういうものなのかはあまり知られていないのかもしれません。実は、SMプレイの1つとして使われる女性にとってはつらい男性への愛撫の1つ。何なのかを知り、時にはきちんと拒否することも大切です。
「いらまちお」という行為の特徴
男性側が行為を主導するオーラルセックス
口や舌を使って相手の性器を愛撫する行為をオーラルセックスといいます。女性が男性側に行うオーラルセックスというと、フェラチオが一番にポピュラーで認識も高いでしょう。
フェラチオは、女性が男性の性器を自身の口に含んだり、舌を動かしながら手でしごいてあげたりする女性主導の行為です。あくまでも女性が動く側なので男性はなされるがままの状態です。
いらまちおとフェラチオの違い
フェラチオといらまちおの大きな違いは、女性が男性の性器を咥える点までは同じですが、動くのは男性側ということ。女性が口に男性の性器を咥えたまま、男性に頭を掴まれた状態で腰を振るという行為です。
咥えるのではなく咥えさせられているのです。また、手は一切使いません。女性の口の中で男性が主導して動かすため、最終的に口内射精をします。これはSMプレイで使われるほど激しめのオーラルセックスです。
フェラチオよりも挿入が深い
男性に頭を掴まれた状態で咥えさせられ、腰を振られると逃げ場がありません。よって、必然と挿入は深くなります。
止めるすべがないので喉の奥まで入れられてしまい、男性本位で動かれるので、慣れていないとむせてしまったり、喉に当たる感覚が気持ち悪くなり、嘔吐してしまうということもありえます。
SMプレイとして行われる場合も
SMプレイとして行う場合、相手の自由を奪うために手足を縛ることもあります。自分で止めることができないので、必然的に相手のペースで口の中を射精されるので、初めての人には呼吸のタイミングも難しいでしょう。
男性が好きな理由
男性からすれば、口の奥に当たる感覚で気持ちよさを感じることができるそうです。男性器は特に亀頭やカリといった先の部分の方が気持ちよさを感じやすいもの。
その先の部分が喉の奥に当たったり、喉で締め付けられることによって、より快感を味わうことができるようです。
相手をひざまずかせて行う
一般的な方法として、まず男性は仁王立ちになります。女性は男性の性器が目の前に来るようにひざまずき、男性は女性の頭を掴んで、女性の口に性器を入れて腰を振ります。女性としては頭を掴まれているので、逃げ場がない状態です。
少し違う方法も
男性がひざまずく方法もあります。その時は女性が四つん這いになって、ひざまずいた状態の男性の性器を咥えるのです。こちらの方が女性は自由が利きにくいです。喉が開いた状態なので奥に挿入しやすいのですが、これも頭を掴まれてしまえば逃げ場がないですね。
あくまでも男性主導
最後口内射精される時、喉の奥まで入りすぎて強制的に精液を飲まざる得ない状況になったり、射精した時、喉の奥に当たって気持ち悪くて吐いてしまう場合もあります。男性主導ということもあり、自分で加減ができないのが難しいところです。
髪の毛や頭を乱暴につかむ
男性によっては髪の毛を思いっきり掴んだり、頭を乱暴に掴む人もいます。自分が腰を振っているので自分主導で動けるため、好きに女性を扱おうとする人が中にいます。髪をグイって引っ張られる行為は、喉奥まで入ってつらい、気持ち悪いとは別で普通に痛いです。
女性自身手が使えない分、ストップを求めることも難しいです。SMプレイやいらまちお中に苦しい場合は全力で止めに入るか、そういったこと自体が好きでない場合は、断らないとどんどんエスカレートしていくこともあるので、その点注意しましょう。
かなりハードな場合も
プレイの1つとして、手足を縛った状態で髪を掴み、押し倒して女性が寝っ転がった上に、その女性の口の中に無理やり男性器を挿入するというハードなプレイもあります。
これは非常につらいもので、寝っ転がっている分全く逃げ場がない上に手も使えず、喉の奥まで挿入されます。苦しい上に、誤って男性器を噛みそうになることもあるようです。
女性側は苦痛を伴いやすい
いらまちおを知っていくと、なんだか不安に思う方も多いのではないでしょうか。不安を煽る訳ではないのですが、女性だけでなく男性側も慣れていないとこのプレイは女性にとって苦痛なだけです。
女性は全く自由がきかず、拘束されているかのような状態であるため、こういった強引なプレイが好きでなければ、男性がどこまで女性を配慮してくれるかにもよります。
あざになることも
手足を縛られてする場合、きつく結んでなくても人によっては擦れてあざにもなりますので、苦痛は免れません。喉の奥での口内射精は嘔吐してしまう原因にもなります。それが原因で喉に炎症を起こし、高熱を出したり、食べ物が食べれなくなることも。
そのような状況になると身体的な苦痛の上に、精神的にもトラウマのようになってしまう人もいます。女性が慣れていても、男性側もきちんと女性の苦痛さを理解していなければ危険な行為ともいえるのではないでしょうか。
「いらまちお」が好きな男性の心理
相手を征服する喜びを得たい
一番の理由は征服感を味わえるということ。フェラチオとは違い、自分が動くことで相手の動きを制している、そんな感覚が好きという男性はこのように感じます。
基本的にサディスティック気のある男性の多くは、征服することで満足感を得たいと感じています。相手を意のままに動かして従わせている「いらまちお」という行為は、そんな男性にとって好きなプレイの1つなのかもしれません。
ただ単に征服感を味わいたいだけではなく、相手のことが好きで好きな人を征服することで快感を得たいと思っています。好きだからこそ、このプレイをやりたいと思う男性は多いです。
愛情を確かめたい
いらまちおというプレイそのものを好きという女性は多くはないでしょう。仮にいらまちおを好きではなくても、好きな人からして欲しいといわれたら、嫌いなプレイでも頑張ってやってしまうかもしれません。
「いらまちおなんて好きじゃないのに相手の快楽のためにしてあげる」という行動は、女性から尽くされている証拠。相手の愛情を確かめたり、実感することで満足感を得られるから好きという男性も中にはいます。
自分だけが気持ちよくなりたい
すごく利己的な男性の典型ですが、相手がこのプレイを好き嫌い関係なく自分が好きだからさせるという男性も中にはいます。ただ自分が気持ちよくなりたい、相手を征服したいという気持ちも中には含まれていますが、自分都合な考え方ともいえます。
あまり女性のことを考えていない場合があるので、もしかしたらちょっと強引なプレイだったり、苦しいといっても止めてくれなかったりすることもあるかもしれません。
女性が苦しむ顔を見たい
SM要素が強くなりますが、相手を愛しているけど、苦しむ顔を見ることで性欲が満たされるといったサディスティックな考えを持つ男性は意外といます。好きな子をいじめたいといったものと少し似ていますね。
いらまちお自体、女性にとって苦しいプレイですので、苦しさに顔は歪んでしまいます。その征服している感じが好きという男性はこのタイプでしょう。相手を愛していないというわけではなく、好きな人の苦しんでいる顔に性欲が満たされる、そんなサディッスディックな男性なのです。
「いらまちお」をする時に気をつけること
歯や舌の位置に注意する
ちょっと苦しいけどやってみたいという方は、いらまちおをする上での注意点として、歯で男性器を触れないように注意をしましょう。男性器は繊細で痛みを感じやすいもの。ちょっと歯があっただけでも痛がる人はいます。
快感に敏感な分、痛みにも敏感です。また人によって痛がる部分はさまざまですが、特に亀頭やカリの部分は敏感なので、その部分は注意するようにしましょう。
歯が当たる原因
歯が当たってしまう原因として、女性の口に対して、相手の性器が大きいすぎることが原因ということがあります。なるべく歯を当てないように気をつけることしかできません。また、顎が疲れると歯が当たることもありますので注意しましょう。
舌の位置
舌の位置ですが、口をすぼめて舌の上に性器を乗せて口に含みます。吸われると気持ちよいという人もいますが、初めのうちは口に含むことで精一杯。慣れてきたら?をすぼめて吸ってみましょう。
難易度が高いもので、舌を出してする人もいます。少し気持ちが悪くなってしまうことがあるので、できそうであれば試してみてもいいのでは。
苦しい時は相手に伝える
行為中、苦しくなってしまったら、すぐに男性に止めてもらうよう伝えましょう。口の端が裂けてしまったり、喉に炎症を起こして痛みがひどくなったり、吐き気をもよおしてしまうなど、女性にとっていいことはありません。
また、男性は夢中になってしまって気がついていない場合があります。苦しい場合は苦しいとはっきりいいましょう。後が大変になってしまうのは女性側であり、あまりにも苦しくて辛そうな相手をみて、男性も自分だけ気持ちよくなりたいとは思わないのではないでしょうか。
食後すぐにはやめておく
いらまちおは、喉の奥まで男性器が入ってきます。慣れている人は吐き気のコントロールも慣れています。しかし、喉に手を突っ込まれて無理やり吐かされているのと同じことなので、初心者には大変つらいものです。
食べた後は胃に食べ物・固形物が入っている状態。その時にいらまちおをすることは、胃に入ったものが出てしまう可能性を高めてしまうのです。
喉に食べ物が詰まってしまうことも
特に食後すぐの行為は食べ物がまだ消化されていません。スムーズに吐しゃ物が出てくれるなら掃除すればいよいですが、食べた食べ物が喉に詰まり、窒息してしまう恐れも。息継ぎのタイミングがわからなくなってしまうため、食後すぐのいらまちおはオススメできません。
いらまちお自体、普通のプレイよりハードなもの。女性側が疲れてしまって、休憩を挟みながらする行為でもあるので、食休みは大切です。
気分が乗らない時は拒絶する
今日はしたくない、する気分ではないと思うことは必ずあるでしょう。「今はちょっと気分が乗らないからしたくない」と意思表示をすれば、相手は理解してくれるのではないでしょうか。やりたくないなと思ったら相手にきちっと意思を伝えた方がよいでしょう。
無理は禁物
気分が乗らない時にいらまちおをすると、喉まで入れられたところで嘔吐したくなったり、喉に炎症が起きやすくなったり、心理的にもストレスがかかってきます。
もし仮に吐いてしまったら、それでこのプレイ自体がトラウマになってしまうこともあります。
信頼関係も必要
いらまちおは、女性が不自由になってしまうものなので、2人の信頼関係があって成り立つものでもあります。拒否できることは、相手にとって失礼にはなりません。お互いが信頼しているからこそいい合えるのです。
「いらまちお」が嫌な時は断る勇気も必要
いらまちおはSMプレイでも使われるほどの激しい行為でもありますので、彼から求められても、どうしても好きになれず二度とやりたくないと感じる人もいるでしょう。
また、断るということは、勇気のいる行動です。いろいろと考えてしまうかもしれませんが、お互いがいい付き合いをしていくためにも、勇気を出していうことも必要なのです。