サシ飲みとは?その特徴や注意点など!サシ飲みに関する情報満載

  

お酒を飲むと開放的な気分になって、普段は話せないようなことも話すことができます。人の性格もよくわかるお酒の席ですが、複数人ではなく1対1人でお酒を飲むとより深い話ができるものです。また、好きな人と一緒にお酒を飲んで楽しい時間を過ごすこともできます。今回は1対1でお酒を飲むサシ飲みについての情報を紹介していきます。

サシ飲みの基本情報

サシ飲みとは?

お酒を飲むときに、1対1で飲むことをサシ飲みと言います。大勢で楽しむ飲み会と違って、深い話ができること、より親密になりたいときにも有効です。サシ飲みの「サシ」という言葉は、差し向かうという言葉から派生しています。向かい合って話ながら飲むスタイルからのサシ飲みです。

お酒を飲む相手の性別は、男性でも女性でもサシ飲みです。しかし、異性を誘って飲むことに対してサシ飲みが使われることもあります。また、若い女性が奢ってもらうことを目的にお金がある中年男性を誘って飲むこともサシ飲みです。人によって捉え方は異なるものの、1対1で飲むという点に関しては共通しています。

サシ飲みで距離が縮まる

サシ飲みのメリットは、何と言ってもお酒の力を借りて深い話ができることです。普段は話すことができない内容でも、お酒が入れば話をすることができます。同性同士はもちろんのこと、異性とのサシ飲みも距離を縮めるチャンスです。親密な関係を作っていくためには、複数人がいるところでのお酒より1対1でお酒を飲む方が効果的になります。

サシ飲みに誘う目的も人によって異なります。初めて誘う場合は、どうやって誘っていいのか分かりません。距離を縮めたいという理由であっても、その気持ちを伝えることは難しいでしょう。特に異性を誘う場合だと、相手も警戒する可能性があります。サシ飲みをするまでのハードルも高くなります。

サシ飲みで相手の知らない一面が見える

サシ飲みは、相手の知らない一面を見ることができます。お酒を飲むと、その人の本性や本音が出てくるものです。気になっている人がいる場合に、その人の本質を見抜くという意味でもサシ飲みは効果的な方法になります。もっと仲良くなりたい人とのサシ飲みも効果的でしょう。

一方、サシ飲みでは自分の印象も大切です。自分がお酒を飲んで相手の様子を伺っているように、相手も自分の様子を伺っています。せっかくサシ飲みすることができても、お酒の席で自分の評価を下がってしまっていることもあるので注意が必要です。相手の知らない一面が見えるように、自分の知られたくない一面が出ることもあります。

サシ飲みの相手

上司や部下

サシ飲みの相手として多いのは、上司や部下など会社関係の人です。会社にいると、部下や上司の立場がはっきりしており、立場の違いからトラブルが起こることもあります。しかし、会社の外を出てプライベートで会ってみると、違った一面が見られるものです。上司や部下に対して持っている気持ちも変わります。

上司や部下をサシ飲みに誘う場合も、仕事の悩みがあるので相談に乗って欲しいなど、誘いやすいのも特徴です。仕事をする上で、重要になってくるのが人間関係になります。人と人とのつながりを意識する上でも、サシ飲みは有効です。ただし、お酒を飲みすぎて愚痴ばかり言うと逆効果になります。楽しい雰囲気を作ることが大切です。

仲の良い友人

サシ飲みの相手として多いのは、仲のいい友人です。自分のことを理解してくれている友達となら、何時間でも話は尽きないでしょう。友人をサシ飲みに誘う場合は、遊びに行く感覚で誘うことができるのもメリットです。気になっている異性とサシ飲みしたい場合は、まず友人に付き合ってもらうのもよいでしょう。

友人とのサシ飲みは、気を使うことがないので、飲むお酒の量も多くなりがちです。お酒のペースに気を付ける必要があること、無理に友人を付き合わせない配慮も必要になります。もちろん、異性の友人とサシ飲みに行く場合も同様の気遣いは大切です。仲がいい友達だからこそ、相手の気持ちを考えましょう。

心が許せる家族

サシ飲みの相手として、心が許せる家族がいます。家族という近い存在だからこそ、なかなかサシ飲みする機会は少ないものです。家で食事を囲んでお酒を飲むのと、外に出てお酒を飲むのでも変わってきます。また、近い距離だからこそ起こるトラブルもあります。関係性が悪くなってしまったときに、サシ飲みでお互いが言いたいことを言える環境を作ることも大事です。

サシ飲みと言えば異性を連想しがちですが、家族とサシ飲みするケースも多くあります。普段から1対1でお酒を飲む機会が多くない場合は、家族とサシ飲みをしてみて、感覚を掴んでおくのもよいでしょう。目的がないと、なかなか家族とサシ飲みする機会はありません。誕生日など、特別な日なら誘いやすいでしょう。

好きな人

サシ飲みしたい相手のナンバーワンと言えば、好きな人でしょう。好きな人のことを知るチャンスであり、自分のことを知ってもらうチャンスでもあります。好きな人とのサシ飲みは、誘うまでのハードルが高いのも特徴です。誘っても断られてしまうとどうしようという不安な気持ちもついて回ります。

好きな人とサシ飲みができるチャンスが来たら、そのチャンスを台無しにしないことが大事です。好きと言う気持ちが強いため、お酒の力を借りて強引に距離を縮めようとする場合もあります。しかし、慌てて強引な行動に出てしまうと引かれてしまう可能性があるので注意が必要です。

サシ飲みの注意点

お金の支払いについて

サシ飲みするときに、お金の支払いについては気になるポイントです。部下と上司の関係なら上司が支払い、男性と女性なら男性が支払うというのが一般的な感覚になっています。しかし、近年はサシ飲みにおいても割り勘率が増えており、奢ってもらう気持ちでいると割り勘にされることがあります。

立場的に相手が奢ってくれる関係性でも、自分の飲食代はきちんと用意しておくのがマナーです。割り勘と言われたときに、お金を持ってないと、最初から奢ってもらう気持ちだったのがバレてしまいます。サシ飲みに対する勘定の感覚は、人によって異なるので気をつけましょう。

席の場所を考える

お店でサシ飲みをする場合は、座る位置に気を付ける必要があります。特に会社関係の人とサシ飲みをする場合は、上座と下座を意識することが大切です。上座は、入り口からもっとも遠い席、下座は入り口からもっとも近い席になります。上司など、立場が上の人は上座に座るのが一般的です。

また、景色が見えるお店ならサシ飲みの相手には、景色が見える席を譲るとよいでしょう。景色を見ながらお酒が飲める喜びだけでなく、マナーや気遣いもしっかりしている印象を持ってくれます。サシ飲みでは、こうした細かい気遣いが重要です。開放的なお酒の席だからこそ、気遣いが映えるのです。

お酒に飲まれないこと

サシ飲みをする上で、最低限のマナーになるのがお酒に飲まれないことです。気になっている人や心許せる人とお酒を飲むと、ついつい飲みすぎてしまいます。特に相手がよく飲む人だと、その人のペースに呑まれてしまいがちです。たくさん飲んでも楽しく過ごせるなら問題ありませんが、悪酔いして雰囲気を壊すのは避けましょう。

サシ飲みでは、ゆっくりしたペースでお酒を飲むことを心がけましょう。お酒の飲まれてしまうと、それだけで相手に迷惑をかけてしまいます。せっかくの距離が縮まるチャンスなのに、飲みすぎて距離が離れることもあります。自分のペースを考えて、飲みすぎないようにしましょう。

サシ飲みの誘い方

相談があると言って誘う

初めてサシ飲みを誘うのは、意外と勇気がいることです。断られたらどうしようという気持ちや、何て誘っていいのか分かりません。サシ飲みの誘い方としておすすめなのは、相談があると言って誘うことです。深い相談ではなく、仕事やプライベートのちょっとした相談で問題ありません。

相談があると言うと、相手も何があるのか気になります。また、力になってあげたいという気持ちも出てくるものです。一回でもサシ飲みに行くと、二回目は誘いやすくなります。最初の一回目をどうやって誘うのかがポイントです。相手の都合にあわせて、誘うことも意識しましょう。

目上の人はなるべく誘わない

サシ飲みをする場合に、目上の人を誘うのは注意が必要です。サシ飲みの勘定は、目上の人が支払うという暗黙のルールがあります。もちろんすべての人に該当することではありません。しかし、目上の人を誘うと奢って欲しいという印象を与えてしまうこともあります。

立場が上の人とサシ飲みをするなら、なるべく誘うのではなく、誘ってもらうようにしましょう。会社の上司なら、「○○のことで相談があるので、今度ゆっくり二人で話したいです。」と言うと、サシ飲みに誘ってもらえるかもしれません。もちろん、目上の人でもフレンドリーな関係であれば、ストレートに誘っても問題はありません。

お店は相手のことを考えて選ぶ

サシ飲みをする場合、基本的に誘う前にはお店の候補をいくつか考えておくようにしましょう。お店選びは相手のことを考えて選ぶことも大切です。まず、金銭的な負担については、3000円以内で飲めるところなら無難です。気兼ねなく通うことができるお店が重要になります。居酒屋メニューが豊富にあるのもポイントの一つです。

また、帰りのことまで考えておくことも大切です。電車やバスの駅から近いこと、タクシーで帰ることを想定するなら、なるべく相手の自宅から近いお店を選びましょう。こうした小さな心遣いや気遣いは、一緒にお酒を飲んで楽しいという印象を与えることにもつながります。自分のことばかりではなく、相手のこともきちんと考えることがサシ飲みで失敗しないためのポイントです。

まとめ


いかがでしたか?距離を縮めたい人がいるなら、それが好きな人でも会社関係の人でも家族でもサシ飲みは有効です。サシ飲みをする場合は、お店選びや勘定の方法、お酒の席のマナーを知っておく必要もあります。サシ飲みの状況によっては、距離が縮まるどころか関係性が悪くなることもあるのです。ルールを守って楽しいサシ飲みにしましょう。