「20代になってもまだ処女である」このことを恥だと感じる女性も多いのではないでしょうか。そう思うからこそ、あまり自分から公表することはないかもしれません。でも実は20代後半や30代でも処女の方って意外と多いんです。
今回は20代女子の処女が増えている7つの理由や、処女の女性に対する男性のぶっちゃけた本音などをご紹介していきましょう。
少なくとも「20代で処女とかヤバイから早く何とかしたほうがいい」ということは絶対にありませんし、そんなことを推奨するつもりもありません。焦らず自分を見つめ直すきっかけとして、ぜひご覧ください。
おさらい|処女と処女膜を学び直す
「ペニスを挿入したことがない女性」とは限らない
「処女ってなに?」と聞かれれば、「性行為をしたことがない女性」というイメージではないでしょうか。もしくは「膣内に男性器を受け入れたことがない女性」もあるかもしれません。
なるほど、膣内に男性器を入れたことがない女性が処女だとしましょう。そうなると同性愛者の女性はパートナーと何回セックスしても処女なのでしょうか?男性の彼氏がいてもアナルセックスしかしていなかったら処女ですか?
「膣内に男性器を受け入れたことがない女性=処女」だとしてしまうと、さまざまなセックスのかたちが否定されることになりますよね。「セックスは何回もしたことがあるけれど処女です」なんておかしなことになってしまいます。
処女の定義はあいまい|医学的定義はない
では処女の定義って何でしょうか。改めて考えると難しい質問なのですが、実はこれを決定付ける定義は何ひとつ存在しないのです。医学的にもあいまいであり、「〇〇だから処女」というのはこの世に存在しないのです。
世間では「セックス未経験者=処女」というイメージが定着してはいますが、それはただの通説であって、正しい定義ではありません。
「セックス未経験者=処女」ではなく、セックス未経験者はただのセックス未経験者なだけで、それを処女と呼ぶのは間違っているということになるのです。
処女膜は人それぞれ|膣を塞いでいるわけではない
定義はあいまいであるものの、処女にあるとされている処女膜、これはその存在が確認されています。膣内の入り口にある小さなヒダのような膜のことです。
一般的には三日月のような形をしていますが、その膜には小さな穴が開いていますので、膣内を塞いでいるということはありません。でなければ処女は生理の出血もできないことになってしまいますよね。
ただしあくまでも「一般的」であって、生まれつき処女膜がない方も往々にしていらっしゃいますし、処女膜が勝手に再生する無孔処女膜というレアなケースだって存在します。だからこそ「処女膜がある=処女」の定義も通用しないのです。
初体験までになくなっていることもある
処女膜という存在はあるものの、実はとても壊れやすい、というか破れやすいというか…とにかくとても失いやすいものなのです。イメージとしてはティッシュ程度の強度しかありません。
よく「運動してたら破れてた」なんて聞きませんか?走ることの多い部活をされていた女性は失いやすいとされていますし、中にはジャンプしただけでも失ったなんて話もあります。
「セックスを初めて経験するまでに処女膜がなくなっていた」というのは、決して珍しいことではないのです。
「初体験は痛いらしいから怖い」と思われている方はご安心ください。処女膜があるからといって痛みが増すことはありません。非常に脆いものですので、それが挿入の邪魔になることはないのです。もし痛いと感じたのであれば、それは相手の男性が下手なだけです。
初めてのセックスで出血するとは限らない
「初めてのセックスの後はシーツが血で汚れている」こんなシーンはマンガでもよく描写されていますし、そう思われている方も多いことでしょう。
しかし先述したように初体験までに処女膜がなくなっていることもありますし、タンポンの使用やマスターベーションでなくなっていることもあります。「初めてのセックス=出血」はイコールにならないのです。
また処女膜以外の要因で出血することだってあります。膣内が男性器を受け入れる準備ができておらず傷をつけてしまったり、膣内の粘膜が剥がれることでも出血することがあります。ストレートにいうと「充分に濡れていないから痛い」のです。
つまり「初体験で出血する可能性はあるものの、その原因が処女膜とは限らない」ということです。ここでまた「初体験で出血=処女」の定義もなくなりましたね。こう考えると、処女の定義が如何にあいまいなものなのかがおわかり頂けると思います。
とはいえこれで「処女なんてあいまいなものなんだから気にしないで」で終わるわけにはいきません。ここからは世間一般のイメージに従い、「セックス未経験者=処女」ということで話を進めていきましょう。
なぜ?20代女子に処女が増えている理由7つ
①恋愛への興味が薄れている
厚生労働省が行った「第14回出生動向基本調査」を見てみましょう。10代から30代女性に、交際している異性の有無を聞いた結果です。
- 18〜19歳:59.8%
- 20〜24歳:47.4%
- 25〜29歳:43.8%
- 30〜34歳:53.4%
全ての年代で、およそ半数が特定のパートナーがいないことがわかります。「アンケート時に彼氏がいないから処女」とはならないかもしれませんが、それでも恋愛への興味が薄れているというのを立証する確実なデータといえるでしょう。
また「恋愛には興味ないけどセックスは大好き」という女性も、いたとしてもほんの一握りだと思いますので、やはり「恋愛への興味が薄い=処女率が上がっている」というのはいえることだと思います。
②簡単に性欲を満たしてくれるものが増えた
女性だって性欲を感じることはあります。自分でその欲求を満たすことだってあるでしょう。そんなとき、性欲を満たしてくれるための「なにか」が非常に充実してきているという事実があります。
例えばネット環境があればいくらでもAVが見れてしまったり、安価で買えるオトナのオモチャが簡単に通販で買えたりなど、さほど苦労することなく自分好みの快感を得られるようになりました。
自分の好きなように自分の気持ちいいことだけできてしまうので、男性という存在がなくても性欲を満たすことができるのです。これも処女率が上がっている要因のひとつといえるでしょう。
③告白して失敗するのが怖い・傷つきたくない
処女を失うためにはパートナーが必要です。そしてそのパートナーを見つけるためには、恋愛をする必要が出てくるでしょう。この恋愛に踏み出す1歩がなかなかできない場合です。
人に拒否されるというのは、恋愛だけに関わらず心に大きなストレスを抱えることでしょう。また失敗することでプライドが傷つくこともありますし、自己肯定ができなくなることだってあります。
このような「恋愛に臆病であること」も、なかなか特定のパートナーが得られず、処女でい続ける原因になりかねません。
④一人でいる方が気楽|恋愛は大変…
彼氏ができれば楽しいことだけではありません。相手の機嫌次第では面倒に感じることもあるでしょうし、お互いの都合を合わせるために自分の時間を失うことにもなります。
「特定の彼氏がいることで疲れてしまう」という理由から恋愛に踏み出せず、処女でいる時期が長引いてしまうパターンです。
そう、一人でいるほうが何のしがらみもなくとても楽ちんなんですよね…。「好きな時に好きなことを好きなだけ」というのは、彼氏がいるとなかなかできないことです。
⑤恋愛に費やすお金がない
例えばデート代は彼氏が全額払ってくれたとしましょう。それでもデートに着ていく服や、そのたびにすることになる化粧代は、当然ながらあなた持ちです。
恋人ができると何かしらお金がかかるんです。一人ではいるときには決してかからない出費が増えることになるでしょう。特に特定の趣味がある方などは、その出費を煩わしく感じるかもしれません。
「お金がないから結婚できない」という話はよく聞きますが、ただ付き合うだけでもお金はかかりますので、金銭的な問題でなかなか恋愛に費やすお金を捻出できない方がいても不思議ではありません。
⑥「男らしさ」「女らしさ」のゆらぎ
近年「女性の社会進出」ということで、男性と肩を並べて働く女性も増えてきました。自分の力で出世コースに乗ることだって、昔に比べれば難しくないでしょう。
そのため「仕事は男がするもの」「家事は女がするもの」といった固定観念が薄れてきているのです。「男なんだからバリバリ働くべき」なんて思想は、もはや差別として扱われるようになりましたね。
このような「男らしさ」「女らしさ」があいまいになってきていることで、男女関係にも変化が表れているのは確かです。冒頭で「処女は恥ずかしいもの」という言葉は使いましたが、実際には全く恥じていない女性だって大勢いらっしゃるのです。
⑦恋愛の始め方が分からない
外で働く女性が増えていますが、そうなると生活パターンが「家と職場の往復」だけになってしまってはいませんか?そう、出会いがないんです。例え恋愛を始めたくても、その始め方がなかなか見つからないんです。
出会い系アプリは怖いニュースも頻繁に聞くため活用するには勇気がいりますし、「恋愛はしたいけど結婚はまだ考えていない」のに結婚相談所に登録するのも気が引けます。
そもそも「はじめまして~」と出会ったところでどう恋愛に繋げていいのかもわからない、そんな20代・30代が増えてきているのです。これは女性だけでなく、男性にも同じことがいえるでしょう。
処女は男性にとって重荷になる?|男性の本音は
初めての男になれるのは嬉しい
オスカー・ワイルドという有名な詩人の言葉はご存知でしょうか。「男は女の最初の恋人になりたがり、女は男の最後の恋人になりたがる」なるほど、なかなか的を得ていると思いませんか?
この言葉が表すように、男性は「相手の女性が処女であること=自分が初めての男であること」を喜ぶ傾向があります。これは男性の本能ともいえる、闘争心や縄張り意識の強さからくるものです。
また嫉妬心から「自分の前にこの子を抱いた男がいる」というほうが、煙たがられることもあるでしょう。女性が処女であることは、男としての自尊心を高めることでもあるのです。
そのため「自分はいい年してまだ処女だから嫌がられるんだろうな」と恋愛に二の足を踏む必要はありません。処女であることが足枷になることはないのです。
真面目できちんと人だと思う
「処女じゃない=軽い女」と見る男性は少数派かもしれませんが、経験人数を気にする男性は結構いらっしゃいます。しかし「処女=軽い」と考える男性はまずいないでしょう。
「真面目」「貞操観念がしっかりしている」というプラスのイメージになることがほとんどです。また「彼女は真面目なんだから自分もしっかりしなくちゃ」と考える男性もいるそう。こう思ってくれる相手ならば、幸せな恋愛ができそうですね。
結婚へのプラス要素
「結婚するらな処女がいい」なんていう男性もいます。結婚を前提にお付き合いするのであれば、彼氏彼女の時にそういった関係になるかと思いますので、さすがにこれはさすがに難しいでしょう。
しかし「貞操観念がしっかりしている真面目な女性」と捉えてくれる男性ならば、その先に待つ「結婚」の二文字を意識することも多いそうです。確かに生涯共に過ごすのであれば、真面目な女性のほうが好まれますよね。
気を遣ってしまう…
「相手が処女だと気を遣う」、これには2つの意味があります。まず1つ目が「なかなかセックスまで辿り着けない」という意味の気遣いです。
処女である以上、セックスに対する恐怖心はあることでしょう。女性側からそれをアピールすることもあるでしょうし、男性側が特別に気を遣うこともあるかと思います。
どうしても性欲を感じやすい男性からしてみれば、なかなかセックスに辿り着けないというのは、ストレスとして感じることがあるようです。
そして2つ目が「セックス中の気遣い」です。行為に慣れていないため、最初から快感を得るのは難しいと思います。そのため「痛い」「怖い」「嫌」といったネガティブな発言が出やすくなるでしょう。
特に「痛い」は男性からしてみれば「へたくそ」といわれているように感じるため、セックスへの自信をなくすこともあるんだとか。セックスに対する自信が元々ない男性からしてみれば、行為中の気遣いをプレッシャーに感じることもあるでしょう。
「めんどうくさい」は本気でない人
「気遣いがある」ならいいのですが、それを「面倒」だというような男性とは、その後の関係をしっかりと見極める必要があります。「処女はめんどくさい」という男性は、その後の責任を取りたくない、ただヤリたいだけといった無責任であることがほとんどです。
もし処女であることを伝えた際に怪訝な顔をされたのであれば、申し訳なく思う必要なんてありません。「相手の本質を見抜けてラッキー」くらいに思ってもよいでしょう。面倒だという男性が、あなたに対して真摯に向き合ってる可能性はとても低いのです。
まずは恋愛から始めよう|焦らずゆっくりと踏み出して
極論を言ってしまえば「処女なんて定義はあるわけじゃないから気にしなくてもよい」となってしまいますが、かといって処女で悩む全ての女性がそれで納得することはないでしょう。
しかし処女であることを恥ずかしく思う必要もありませんし、そのせいで女性としての自分の魅力を否定することもしなくてよいのです。人には人のスピードがあるのですから、焦ることなく、まずは恋愛から始めてみましょう。
処女であることで恋愛に臆病になる方もいるかもしれませんが、意外と男性からは喜ばれるものです。あなたを真剣に好きだといってくれる人ならば、きっと優しく受け入れてくれることでしょう。あなたのペースで、ぜひ1歩を踏み出してみてくださいね。