「モテない自分には女性としての魅力がないのかも」「私も男性を惹きつけるような色気が欲しい」そう願う女性は多いのではないでしょうか。恋愛においてセクシーさや女らしさは男性の本能に訴えかける何よりも効果的な武器。上手く使いこなすことで相手を自由自在に操る事も不可能ではありません。
しかしどうすれば男を惑わす程の色香を漂わせることが出来るのか。実はそこにはフェロモンが深く関わり、大きな役割を担っていたのです。フェロモンとは相手を無意識に惹き付ける媚薬のようなもの。体内から分泌されるフェロモンが世の男性たちの性的欲求を刺激し、あなたをより美しく官能的に映し出しているのです。
そんなフェロモンを知りフェロモンを自分のものにすることで抜群のモテ効果を得られるはず!そこで今回は女性必見!フェロモンをより深く理解し、匂い立つような色気ムンムンの女性になるための第一歩をご紹介します。
フェロモンって一体なに?
そもそもフェロモンとは一体何なのでしょうか?言葉自体は聴き慣れているものの、いざフェロモンについて説明をと言われれば、スラスラと言葉が出てこない人が大多数だと思います。
まず学術的にいうフェロモンとは、動物や生物が体内で生成して体外に分泌され、同一種族の他の個体に対して一定の行動や発育に影響を与える物質。簡単に言えば、生物が仲間とコミュニケーションをとるために発する化学物質の事と捉えられています。
一般的に認知されている無意識に相手を興奮させる匂いのようなものという考え方は正しいとは言えませんが、それでもあながち間違いでないとも言えるのです。
そんなフェロモンの表面的な意味を知ったところで、女性としての色気が増すのはまだまだ先。男性にモテる女性へと変貌するためにはここから更に掘り下げ、より深くフェロモンについて知る事から始めましょう。
まずフェロモンのことを知る
フェロモンは体内から作り出される
フェロモンは男性ホルモンや女性ホルモンが作り出す物質の一つ、すなわちホルモンと同じく体内で作られています。ホルモンは全身にある内分泌腺という場所で作られており、場所ごとに違った働きをするホルモンが生成されます。
各場所で作られたホルモンは血液によって全身の体内に運ばれていくのですが、フェロモンに限っては体外へと放出されます。よって女性ホルモンと全く同一とされがちなフェロモンですが、実際には異性質を持った全く別の物質であると考えられているのです。
女性ホルモンの「エストロゲン」が重要
女性ホルモンの一つであるエストロゲンとは卵胞ホルモンとも言われ、主に卵巣から分泌される物質です。エストロゲンの働きには乳房や乳腺の発育を促したり肌や髪に艶を出すなど、女性らしい身体作りの重要な役割を担っているのです。
つまり女性としての色気やセクシーさ溢れる魅力的なボディを手に入れるためには、このエストロゲンが必要不可欠。エストロゲンを欠いてしまえば男性を虜にすることなど夢のまた夢、性的興奮を覚えさせるようなフェロモンを体に纏う事は出来ません。
そしてエストロゲンが最も多く分泌されるのが排卵期。もし生理不順などを起こしてしまえば、せっかくの効果も有効に利用できなくなってしまうので注意しましょう。
フェロモンにはいくつか種類がある
リリーサーフェロモン
フェロモンにも種類があり、その一つが他個体に特異的な行動を触発させるリリーサーフェロモン。解り易く言えば、フェロモンを感知した相手が無意識に行動をしてしまうフェロモンの事です。またリリーサーフェロモンの中でもさらに細分化され道標フェロモンや集合フェロモン、危険を知らせる警報フェロモンなどがあります。
私たちのいうフェロモンにあたるのが性フェロモンと呼ばれ、異性に対して自分が成熟している事を教える作用を持っています。また繁殖の為の交尾が可能なことを他の個体に知らせるという、いわば相手を誘うフェロモンといえるのです。
プライマーフェロモン
そしてもう一つのホルモンが、受容した個体の内分泌系に影響を与えるプライマリーフェロモン。フェロモンを感知した相手のホルモンバランスに作用するという性質を持っています。こちらも細分化され、女王物質や性周期同調フェロモンという種類に分けられています。
女王物質とは女王バチや女王アリなど、人と同じく縦社会を持つ昆虫の階級を分けるために分泌される物質です。そして性周期同調フェロモンは人間から初めて発見されたフェロモン。腋下部から分泌される無臭のフェロモンで、月経の周期が変化する原因の一つがこの性周期同調フェロモンではないかと考えられています。
フェロモンはどこで感じているのか
フェロモンが体内で作られ体外へと放出されていることが分かりましたね。では放出されたフェロモンを相手はどこで感じ取っているのでしょうか。せっかくのフェロモンも相手に届かなければ何の意味も成しません。
しかし心配はご無用、しっかりとフェロモンを感じる場所が人間には備わっています。ここからはフェロモンを感じる場所と最もフェロモンが分泌される場所について話していきましょう。
フェロモンを感じる場所
鋤鼻系(副嗅覚系)
フェロモンには人間が識別できるような匂いはなく無臭だと言われています。もちろん視覚や聴覚など他の五感を持ってしても認識することは不可能。ではフェロモンをキャッチする場所はどこに隠れているのでしょうか。
それは鼻の中にある鋤鼻(じょび)器官と呼ばれる個所が感知しているのです。この器官は一般的な匂いを感じるのではなく、ホルモン物質などを受容するのに特化した器官と考えられています。「フェロモンは匂いではない」という考え方がされている要因の一つが、この鋤鼻器官であると言えるでしょう。
1番濃厚な場所は「アポクリン腺」
女性フェロモンが発生する場所は一つではないと考えられ、研究において解明されているのが汗腺の一つアポクリン腺と言われる部分。このアポクリン腺が最も多くのフェロモンを放出しているとされています。
アポクリン腺が多い身体の箇所が脇や乳首、陰部や肛門など下腹部の毛穴。他にも鼻やまつげなど顔にも分布しています。もともと全身にあったと思われるアポクリン腺ですが、進化途中に退化が進み今では毛が生えている場所や顔などの前面に多く残ったと言われてます。
フェロモンを最大限に放出する方法
フェロモンを理解したのであれば、あとは如何にしてフェロモンを分泌すれば良いのかが重要。もしその方法を誤れば得た知識も無駄になります。そんな失敗をしない為にも、フェロモンを増大させる方法や惜しみなく体外へと放出するための術を学んでいきましょう。
心の中から滲み出てくるフェロモン
恋愛をする
恋をしている女性はキレイになるという言葉を聞いたことはありませんか?「そんなの信じられない」という人もいるかもしれませんが、実はこれ本当の事なのです。
恋愛することで相手にもっと自分をよく見せたいという心理が働きます。その心理を促しているのが何を隠そう、女性をキレイにさせるエストロゲンに他ならないのです。
もちろん恋愛といっても実際に異性と交際する必要はありません。必要なのは恋愛しているという疑似体験を脳に与える事。男性との妄想を膨らませ疑似恋愛することで、脳が恋愛していると認識しエストロゲンの分泌が活性化されるのです。
相手は片思いしている男性や現実では手の届かない芸能人など、あなたの好きなように想い描けば大丈夫。
ひとりエッチ、エッチを我慢する
恋愛する効果と同じように禁欲することもエストロゲン生成には効果的。禁欲をすることによって性的欲求が高まるのと同時に、濃度の高いエストロゲンが大量に分泌されるのです。性への欲望や執着がエストロゲンを生む源と言われているとか。
またエストロゲンの影響で無意識に表れる色っぽいしぐさや行動、誘うような表情に男性は性的興奮を覚えるのです。
規則正しい生活をする
フェロモンを作り出すには健康的な体が必要不可欠。だからこそ規則正しい生活を心掛け、常に健康的な体を維持しておくようにしましょう。良質な睡眠と食事に加え、自律神経を乱すストレスを減らすことも重要ですよ。
筋トレやウォーキングなどで汗を流す事もおすすめ。フェロモンが分泌される汗腺を鍛えられ、またリラックス効果やデトックス効果で体内からキレイになることも期待できます。
体の外からまとうフェロモン
香水をつける
自分の魅力を上げる香水、ただし闇雲に香水を付ければ効果が上がるというわけではありません。香りの強いパルファムからほのかに香るようなオーデコロンまで、香水はそれぞれ香りの強さが違います。強すぎる香りはフェロモンを打ち消してしまう可能性もあるので、なるべく香りの弱いものを選ぶと良いでしょう。
また香りの種類もいくつかあり、中でも動物性香料が効いた神秘的でセクシーな香りのオリエンタル系、柑橘系の香りに樹木系の香りを加えた温かみのある心地の良い香りのシプレ系がおすすめ。他にもヒトフェロモンという科学物質を配合した「フェロモン香水」というものもあります。
あとは香水を付ける場所にも工夫を。手首や肩、腰辺りやくるぶしなどに薄くつけるのが良いでしょう。首元や耳の後ろ辺りに付ける人も多いと思いますが、香水の成分が太陽の光に反応しシミを作る可能性があるのでNG。脇など多汗な部位も匂い混ざりを防ぐために避けた方が無難と言えます。
女性らしい服装やメイクを選ぶ
自分に自信のない女性は、その自信のなさが外見やファッションなどに表れると言います。反対に自信のある女性は、エストロゲンも多く分泌され一目見ただけでもその違いが分かります。あなたは自信のなさ故に、随分と適当な見た目になってはいませんか?
男性が女性を魅力的に感じるファッションやメイクをすることで、放たれたフェロモンの効果をさらに強くすることが出来るのです。ファッションで気を付けたいのがアポクリン腺の多い場所を塞ぎ過ぎない事。下腹部に集中している事を考えれば、パンツなどよりもスカートの方が良いと言えます。
また胸元や脇をさり気なく見せれば、視覚効果とフェロモン効果でさらに男性の興奮を高めることが出来ます。ただし、見せ過ぎは男性の意欲を低下させる原因にもなるので、露出する部分と隠す部分のバランスを大事にしましょう。
メイクなら唇を強調することを意識して。セクシーさを象徴する唇をどう見せるかによって、女性としての魅力が何倍にも変化します。口紅の色は青や紫の寒色系ではなく、赤やオレンジの暖色系を心掛けましょう。暖色系には興奮度を高める効果があるのです。
それでも自分のセンスに自信がないという方は芸能人を参考にするとよいでしょう。華やかな世界に生きる芸能人は常人以上のフェロモンを有しており、男性との距離感を縮めるファッションやメイク術をも自然と身に付けているのです。
これであなたもモテる女性の仲間入り
フェロモンはまだ謎が多い物質であり、全てが解明されていません。しかし量は異なれど誰しもがフェロモンを分泌しています。そのフェロモンを他の女性より多く分泌し男性を惹きつける事ができれば、周りの女性と差を付ける事ができます。
フェロモンは意志に関係なく遺伝子に訴えかける最強のモテ術。今回の記事を参考にぜひ魅力的なフェロモンを開花させて、男性を虜にするモテる女性の仲間入りを果たしてみてください。