職場でのモラハラ被害に悩む人必見!モラハラの判断基準や対策法まとめ

  

モラハラというのは受ける側の意識によって違いがあると思いますが、それでも企業内で起るモラハラ被害は多くなっているといいます。
モラハラ被害となるのかどうか、この基準については相手が職場の中でいじめにあっていると感じるのであればモラハラになるのではないかと思います。

実際にどのようなモラハラ被害があるのか、その事例を理解し、知らないうちにモラハラをしていないかどうか、考える事も重要な事です。

職場でのモラハラの実態・事例

仕事でがんじがらめ…

上司から受けるモラハラで最も多いといってもいいのがこの仕事を利用したモラハラで、色々ないじわるがあるようですが、翌日に仕上げなければならない書類を前日の夕方に渡して仕上げるように言ったり、能力がある人なのに雑用の仕事をたくさん押し付けるなど、人から見てもモラハラされていることが理解できるあからさまなモラハラです。

仕事の量を人よりもずっと多くして、場合によってはやりきれないほどの仕事で、それが出来ないと人前で容赦なく怒ったり、罵倒するなどするやり方です。

プライドに突き刺さる言動

「どうしてこんなこともできないのか」「こんなミス考えられない」などのプライドに刺さるような言い回しをして人前で傷つけるというモラハラも多いようです。親の顔が見たいとか、どういう教育を受けてきたのか?等、その人以外ご家族を踏みにじるような言動で罵倒する人もいて、プライドを傷つけられこれによってうつ状態になる方も少なくないのです。

意見をまったく聞いてもらえない…

業務の為になると思って意見したり、会議でいくら発言しても全く聞き入れない、挙手していて、挙手している人が一人だけでも意見を聞かず無視して、まるでいなかったかのようにふるまう・・というひどいモラハラもあります。意見を聞くに及ばない、仕事に関係ない人として接するというモラハラは「自分は企業にとって必要ない人間なのだ」と感じさせる精神的にきついモラハラです。

女性に多いモラハラとは…


女性に対してのモラハラは男性から受けるという事もあるようですが、特に女同士、同性から受けるモラハラは精神的にかなりきつい状態になります。

お局様的な存在の方に目をつけられてモラハラを繰り返し行われ、退職するしかなかったなど悔しい思いをされている方は非常に多いのです。

噂で追い詰める

「○○さんは昔二股をかけたことがあるらしい」「不倫して転職してきたらしいよ?」などと、ありもしない噂を流されて辛い思いをされる方もいます。仕事についても失敗したのは自分じゃないのに「○○さんがメールを誤送信したことがトラブルの元だったみたいよ」など噂を流されることもあるようです。

仲間はずれ

同僚みんなで飲みに行くというとき、自分だけ外される、イベント等も呼んでもらえない、結婚式の招待等も自分だけ招待されないなど、まるで子供のようなモラハラを行う人もいます。周囲の人も良くない事と思っているのに、学生の時同様、その人が会社の中で権力を持っているからこそ、逆らえない、自分が対象になるのが怖いからいう事を聞くしかないのです。

無視

これもまた幼いというか、ばからしいというか大人のする事と思えないのですが、職場内で完全に無視するという子供じみたモラハラをする人もいるようです。この場合も、同じ部署の中で力をもっている人がいて、その人に逆らう事が出来ず、結局部署全員で無視するという状態になります。

無視されるというのは精神的に最もつらいモラハラであり、うつになる、会社に行くことも外に出ることも怖くなり引きこもりになってしまう人さえいます。

モラハラまみれの職場と渡り合う術とは…


最初からモラハラが多い職場とわかっていれば何もそんなところに就職、転職するわけがありませんが、最初から理解することは不可能で、もしもモラハラが横行しているところに就職、転職してしまった場合、何とか渡り合っていくか退職し他に職場を求める以外に手段がありません。渡り合っていく場合には、どのような事が出来るのか、今モラハラにあっていなくても、この先の事を考えてしっかりと対策を練っておくべきです。

外部や内部の相談窓口へ相談する

大手企業などの場合、こうした相談窓口を用意しているとか、企業内クリニックなどがあり相談できる場所があるという事もありますが、中小企業の場合、内部に相談できる所は少ないと思います。会社や労働組合などにモラハラに関する相談窓口がない、また会社の内部に相談するのは怖いという事なら、労働局や労働局基準監督署等に「総合労働相談コーナー」が設けられているので利用されてみてはいかがでしょうか。

電話での相談も受け付けてくれますので、往くことが出来ないという人でも相談できる窓口です。またもちろん法律の専門家となる弁護士などにも相談できるので、あまりにもひどい場合には早急に相談すべきです。

証拠をしっかり取っておこう

内部でも外部でも相談する場合には、モラハラの証拠を持っておくことも重要で、例えばモラハラを受けている時に、その会話を録音するなどして証拠をもっていると、相談された側もその内容を確認しやすく理解してもらいやすくなります。またどこでどのような事を言われた、強要されているか、誰にいわれたのか、その場に誰がいたか?等もメモをしておくと安心です。

いざとなれば法的手続きも

モラハラ被害は時に精神疾患に追い込まれることもあり、最悪の場合、モラハラに悩み相談することもできずに命をたってしまうこともある、見逃せない行為です。

自分を守るという事を最優先に考え、場合によっては法的手段も辞さない気持ちをもってほしいです。

弁護士に相談し、内容があまりにもひどく陰湿という体質の企業は表にだし、被害者を少なくするという事も大切な事です。

パワハラとモラハラの違いって何?


ハラスメントには様々な種類があり、職場で多いのがパワーハラスメントとモラルハラスメントです。でもこの違いをはっきり理解されていない方も多いので、モラハラとパワハラの違いも理解しておく方がいいでしょう。

パワハラとは

パワハラというのはパワーハラスメントの略で、職場内で上司などのある程度権力をもっている人が、その立場を利用し部下に、精神的・肉体的にダメージを与えるような行為を行う事を言います。上司だから逆らえない、いう事をきかなければまた意地悪をされる・・・と思う部下は耐えていくしかないと考える人が多く、精神的な疾患を患う方も少なくありません。

モラハラとは

モラハラはモラルハラスメントという言葉の略で、「仕事の上で力関係を利用しない嫌がらせ」の事を指します。上司から受けるパワハラとは違い、権力の違いなどがないハラスメントは同僚から受けることが多く、近しい存在だからこそ余計に苦しいという特徴があります。

自分でチェックできるモラハラチェックリスト


自分ではモラハラをしていないつもりでも、相手にとってはモラハラだと感じているかもしれない、そんな心配がある時、モラハラをしている可能性をチェックできるモラハラチェックリストがあります。インターネット上などにもこうしたチェックリストがありますので、モラハラ加害者にならないように、チェックしてみることも重要な事です。

モラハラ言動チェック

スキンケア大学のセルフチェックに、モラハラ言動チェックという「自分がモラハラをしていないかどうか」チェックできるページがあります。質問に答えていくことで知らないうちにモラハラをしていないか、しているのか?しっかり理解できますし、モラハラされるかもしれない、近しい人がモラハラ加害者になる可能性などもこのチェックでわかる事もあります。

職場でのモラハラチェックリスト・モラハラ事例・モラハラの対策

モラハラについてピンときていない人も多く、またモラハラを受けた時にどのように対応すればいいのか?その対策を詳しく紹介してくれているサイトが、Mayonez IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジンのページにあります。

職場でのモラハラチェックリスト・モラハラ事例・モラハラの対策等、様々なチェック、情報、対策が理解できるとても詳しい内容となっています。モラハラの相談窓口等も紹介されていますし、モラハラ被害者の心を救う手段となりますので、是非活用してほしいサイトです。

必見!! 職場のモラハラチェックリスト公開します

職場でモラハラが行われているかどうか、自分はしていないつもりでも、実はモラハラとなっていないかどうか、発言をチェックしたり行動をチェックするなど、職場のモラハラに対するチェックを紹介しているのが、「iCAFE」のサイトです。モラハラの解決方法や被害者側のモラハラチェックリストなども、自分の心が追いつめられているかどうか、自分で理解する方法となりますので、是非、活用してみましょう。

まとめ


職場の中で仕事ができる、出来ないという事については個人差がありますし、仕事の仕方、またそのスピードなどについても人によってペースがあります。その人のためを思って起こした行動や発言でも、実は人によって心に深く刺さっていることも多いです。もちろん何かのきっかけがあってモラハラをしてしまう事もあるかもしれませんが、相手にとっては本当につらく、精神的に病となる可能性もあります。

一人一人が仕事を行っていく中で、個人を尊重し、仲間意識をもって対応していくことはとても難しい事なのかもしれませんが、モラハラ加害者、被害者を作らないという対応を、これから先、企業は考えていくべきでしょう。