おフェロ顔って知ってる?ヘルシーで色っぽいメイクのコツ

  

数年前からテレビや雑誌でよく聞くようになった「おフェロ顔」。どういう顔か知っていますか?言葉は使ってるけど、なんとなくしかわからない…という人のためにおフェロ顔のことを詳しくお伝えします。ぜひ今日からのメイクに取り入れて実践してみてはどうでしょうか。

流行のおフェロ顔とは何か

おフェロ顔の意味

数年前から流行しているおフェロ顔という言葉。それはおしゃれとフェロモンを組み合わせた造語でおしゃれで可愛いけど大人なフェロモンや色っぽさの感じる顔のことをいいます。2013年ごろに雑誌「ar(アール)」により新しく発信され、今では美容業界で外すことができないトレンドとなっています。

そして最近では、誰もが触りたくなってしまう透明感が溢れるマシュマロのようなモチモチな肌のおフェロボディや、少し色気のある透け感や肩のちょい見せをするおフェロファッション、抜け感が決め手のおフェロヘアーとメイクに限らずいろいろな場面で「おフェロ」という言葉が使われています。

可愛いだけでない色っぽさ

このおフェロ顔は少女のように健康的で可愛いだけではなく、どこか色気も感じられるような顔が特徴です。例えば、肌は白く透明感と程よいツヤがあり、アイメイクは強調させず薄めでナチュラルにし、血色感のあるチークが顔を柔らかくみせ色っぽさを醸しだします。リップはチークと同じく血色の良い色を唇にのせてぷっくり感をだします。

このメイクをすると、普段キツめに見えてしまう人や、クールで近寄りがたい印象の人でもナチュラルで柔らかい印象を与え可愛くみせてくれます。ただ、このおフェロ顔は女性にも男性にもとても人気があり可愛いと大好評ですが、やり過ぎると男性にはチークやリップの色が濃すぎると不評のようです。

おフェロ顔の芸能人

おフェロ顔をブームにした代表的な方が、モデルの森絵梨佳さんです。雑誌でもおフェロメイクの特集をずっとしていたことから、多くの女性の目にとまり「私も森絵梨佳さんみたいになりたい」とこのメイクの真似をする人が増え、広まったといわれています。

また女優の石原さとみさんもおフェロ顔の代表的な一人です。可愛い印象と清楚で健康的なイメージもありつつ、あのぽってりとした唇がケバすぎない、いい女感のフェロモンが醸しだされており女性にも男性にも愛され憧れてしまう女性の一人です。

おフェロ顔の特徴

おフェロ顔の特徴

お風呂上がりのようなほてり顔

おフェロ顔の一番の特徴ともいえるのが、お風呂上がりのようなほてり顔です。赤ちゃんのような透明感溢れる白い肌にツヤがプラスされ、そして内側から滲み出るような血色感のある頬が可愛らしい女の子と、色気のあるフェロモンを演出してくれます。

この肌のベースを作るためには、保湿が重要になってきます。日頃から化粧水に乳液、クリームなどのスキンケアでしっかりと保湿をし、肌が日焼けしないように日頃から日焼け止めなどの紫外線対策をしっかりして、白い肌を作っていきましょう。

お洒落の中にある色っぽさ

ただただ色っぽさを出そうとリップを濃くしたりアイメイクをバッチリにすると、ケバくなってしまいこのおフェロ顔は作れません。メイクの全体的なバランスやヘアスタイル、ファッションを計算し統一することでお洒落でかつ色っぽさのある女性になることができます。

ヘアスタイルもファッションも、決めすぎてしまうと隙がなくどこか近寄りがたい女性になってしまい、男性も敬遠しがちです。おフェロ顔なら健康的で色気もありナチュラルな抜け感もあるため、男性にも女性にも愛されるでしょう。

ナチュラル感がある

おフェロ顔は色っぽさの中にもナチュラルな要素もきちんと残してあり、それが親近感のある柔らかな印象にしているのかもしれません。そのナチュラル感をだすコツはベースメイクにあります。チークやリップをしっかりとつける分、ベースメイクは保湿をしかっりとし下地もツヤ感がでるようなものを使い、ナチュラル肌に仕上げるようにします。

また最近では「ナチュラルおフェロ」というメイクも出てきており、おフェロのようなツヤ肌は残して、ジュワッと滲みでるチークは少し控えめに、リップも赤ではなくコーラル系のものを選ぶなどして万人受けする、オフィスでもOKなメイクになっています。おフェロメイクをまだしたことがない人は、まずこのナチュラルおフェロから始めてみてもいいかもしれません。

髪型は透け感や濡れ髪風

髪型も「おフェロヘア」というものがあります。それは透け感を意識しセットをするときは濡れ髪風にします。くしゃっとした動きをつけ無造作だけど、どこかアンニュイな感じがでて透け感のある髪型が最近の流行りになっています。

また髪をセットするときは、少しウェット感のでるワックスを使い濡れ感をだします。あまりワックスをつけるとベタベタに見えるので少しずつ量を加減しながらつけるのがオススメです。

髪を結ぶときも、あえて後れ毛をだすことでおフェロ感がでます。計算されたくしゃっと感をだすのがポイントです。全体のバランスをみながら、崩して動きをだすことで作ってない感じを出しながら透け感がでて色っぽさが醸しだされます。

おフェロ顔に合う服装

服装にもおフェロになれるポイントがあります。それは見えそうで見えない透け感や、出過ぎない肌見せです。さりげなく肌を見せるというのが大きなポイントです。例えば、オフショルダーを着てデコルテ部分を見せたり、ふわっとしたニットもオススメです。また、トップスはぴったりめボトムはふわっとするような服もおフェロ顔にぴったりなコーディネートです。

そして、シースルーの透け感のあるトップスやタイツ、シャツを着て「抜き襟」をすることでうなじをチラ見せするのもいいでしょう。過度に肌を見せると下品に見えてしまうので注意が必要です。出し過ぎない肌見せで上品な女性の色気を出しましょう。

おフェロ顔を作るメイク

おフェロ顔を作るメイク

見本はイガリメイク

おフェロメイクといえば、イガリメイクです。イガリメイクというのはBEAUTRIUM(ビュートリアム)に所属し、数々のファッション誌を手がけるヘアメイクアップアーティストのイガリシノブさんが作り出したメイクを「イガリメイク」といいます。「血色メイク」や「おフェロ顔」という言葉も、このイガリメイクからできた言葉といわれています。

イガリメイクの特徴とは、素肌のような透明感ある肌とチークの塗り方、リップの塗り方にあります。おフェロメイクを初めてするという人は、イガリメイクを見本にすると良いでしょう。可愛いけど色っぽさのあるメイクに仕上がります。

艶っぽいベース作り

イガリメイクの基本となるのがベースメイクです。これは透明感を出しながらも、ツヤ感〜セミマットの肌を作りそこにほど良くハイライトをのせます。ベースメイクを始める前はたっぷりと化粧水にクリーム、乳液でしっかり保湿をしましょう。内側からふっくらモチモチ感のあるマシュマロ肌を作ります。

ラベンダー系やピンク系のコントールカラー、日焼け止めを塗り、ファンデーションは少量を肌になじませていきます。素肌感を出したいので、ファンデーションをたくさん塗るのは避けましょう。

そしてハイライトはこめかみ部分と眉尻の下、目頭、鼻根に塗りツヤ感をだします。ベースメイクはすべて指やスポンジでポンポンとなじませるようにするのがポイントです。クマやニキビ跡などはコンシーラーでカバーしましょう。

目の下にチークを入れてほてった頬に

一番重要なのがこのチークです。チークは目の下に入れてほてった感じの頬にしましょう。チークはいろいろなタイプのものが販売されていますが、オススメは内側からにじみ出るような血色感を作りたいので、クリームタイプや液体状のものを先に塗り、あとからパウダーをつけるようにしましょう。

色は何色でもOKですが、赤系を使用した方がほてった感じを演出できると思います。目の下にチークをのせ指でなじませましょう。なじませるときのポイントは、小鼻〜目尻の延長線上のラインよりも内側になじませるようにしましょう。少し濃いめにつけるのですがやり過ぎは注意です。あまりにつけすぎると違和感が出てしまい、男性からのイメージも良くないのでバランスを見ながらつけていきましょう。

リップメイクはヘルシーに

おフェロ顔になるにはリップも欠かせません。ヘルシーなリップメイクをすためにまずは日頃からしっかりパックやスクラブ、リップなどで保湿ケアをしましょう。

リップを塗る前も必ずリップクリームで保湿をします。そして、コンシーラーで軽く唇の色を消していきましょう。こうすることでリップの発色が良くなり、血色感がより一層増します。

チークと同系色のリップを指にとってポンポンと少しオーバーする感じで唇にのせていきます。唇の境界線をくっきりださずに曖昧に仕上げるのもポイントです。

ぽってり感をだすためにリップのあとは必ずグロスをつけましょう。そうすることで、石原さとみさんのようなヘルシーだけど色っぽさのある唇に仕上がります。

目元はナチュラルにする

チークとリップがメインになるので目元はナチュラルにします。マットではなくパールやラメ感が入っている輝きのあるアイシャドーを使いましょう。あまり色味はつかないようにブラウン系やピンク系のものを使用するといいようです。下まぶたにも薄くアイシャドーをつけましょう。

アイラインはまつ毛の隙間を埋める程度ですが、物足りない人は少しタレ目気味にアイラインを引きましょう。はね上げるアイラインはNG。まつ毛はビューラーで軽くあげてマスカラを塗ります。マスカラはまつ毛の根元に塗り、毛先にはあまり塗らないようにするのがイガリメイク。目元は濃くせずになるべくナチュラルを心がけましょう。また眉毛はくっきりと書かず、パウダーなどで柔らかい印象になるように書きます。

可愛く色気のある女性になろう

可愛く色気のある女性になろう

誰もが大好きなおフェロ顔。透明感のある肌、血色感のあるチークにジューシーなぷっくりリップ、この3つをポイントにすればどんな女性でも、おしゃれで可愛く色っぽさのある女性に大変身することができます。また柔らかい印象のナチュラルおフェロメイクにすれば男性の受けはもちろんですが、オフィスにだってして行けちゃいます。やり過ぎ注意ですが、作った感をださなければ年代や季節、シーンを問わずできるメイクです。

まだやったことのない女性は一度試してみて損はないはずです。まだまだ流行中のおフェロ顔を習得して、ボディやヘアスタイルもおフェロにすれば普段より何倍もいい女度が上がり魅力的な女性になります。いつものメイクもいいですが、ときには気分を変えておフェロ顔にチャレンジすればまた違った自分を発見できるかもしれません。