惚気話をする人は何を考えてる?|男女別に5つの心理を詳しく解説!

  

大好きなパートナーがいれば、思わず誰かに自慢したくなるもの。しかしそれを聞かされる立場になってみれば、いつでも惚気てくる人に「どうしてこんなに惚気話ばかりするんだろう?」と不思議に思うこともありますよね。

そこで今回は惚気話をしてしまう人の心理について、男女別で5つずつご紹介していきたいと思います。男女別で異なる心理を知り、惚気話の裏に隠れた本心を覗いてみましょう。

【はじめに】「惚気」ってどう読む? 意味は?

惚気は「のろけ」と読みます。最近では「ノロケ話」などカタカナで表記されることの方が多いため、漢字だと読み慣れないかもしれませんね。

この惚気の本来の意味は「色情に溺れる」という意味です。「色恋のことしか頭にない人」と言い換えるとわかりやすいでしょうか。しかし最近では本来の意味としてではなく、「パートナーの話を自慢気に話すこと」を指して使われることが多いでしょう。

どうして? 惚気る男性の心理5つ

「どうして惚気話ばかりするの?」その心理を知るべく、まずは男性の5つの心理から見ていきましょう。

1. とにかく彼女を自慢したい

深い意味はありません。ただ自慢したいんです。「僕の彼女はこんなにも素晴らしい人なんだ」と言いふらしたくて仕方ないということですね。

美人・かわいいなどの見た目

男性にしてみれば、見栄えのよい女性と付き合うことが一つのステータスともいえます。世間一般的に見て美人・かわいいと言われる女性が彼女であることを、知って欲しい・わかっていて欲しいと思って惚気てきます。

優しさや気遣いなどの内面

「僕の彼女はこんなにも思いやりがある女性なんだ」「気遣いのできるできた女性なんだ」など、内面の美しさも惚気話の定番といえます。見た目同様、自分の彼女は他の女性よりも優れているという自慢といっていいでしょう。

2. 周囲に対する優越感を抱きたい

「僕の彼女はあいつの彼女よりも素敵なんだ」という、誰かと比べることで優越感を持つ人もいます。これを肩書や年収などで比較する人もいますが、惚気話をする人は、自分の恋人で比較しようとするのです。

自分の価値・存在感を上げたい

「こんなにも素晴らしい彼女がいる僕はそれだけ良い男なんだ」と自分の価値を上げてみせるためや、「こんなに素晴らしい彼女に釣り合う男なんだ」と存在感の大きさを主張しているといっていいでしょう。無自覚であることもありますが、それだけ自分は凄い男なんだと自慢したいわけですね。

3. 幸せだと確認・信じようとしている

惚気話への返答として正解なのは「幸せそうで羨ましいよ」という言葉でしょう。惚気話をする人の中には、この言葉を聞きたくて言う人、この言葉で今自分は幸せなんだと思い込もうとする人がいます。

本当に幸せだと感じている人であれば、「みんなもそう言うんだから、やっぱり僕は幸せ者なんだ」と確信するでしょう。しかしパートナーとしっくりきていない場合でも、惚気話をして褒められることで「だよな、僕は今幸せなんだよな」と信じようとします。

このパターンの場合は、心から幸せだと思っているから確信したい人・あまり幸せを感じないからなんとか思い込もうとしている人の2つがあり、惚気話をするからといって必ずしも満ち足りた状態ではないのが特徴です。

4. 自分に自信がない

彼女の素晴らしさゆえに「僕が彼氏でいいんだろうか」「彼女にはもっとお似合いの男がいるんじゃないだろうか」と、彼氏という肩書に不安を覚える人もいます。

しかし惚気話をすることで「お似合いのカップルだよ」「素敵な関係だね」と言われれば、その言葉で自分が彼氏であることは間違いではないと考えようとしているのです。

5. ナルシスト

彼女のことを褒めつつも「そんな女性と付き合える僕は良い男だろ?」ということに陶酔しているパターンです。恐らく惚気話を聞く立場として、最も嫌味ったらしく感じるパターンともいえるでしょう。

「そんな女性と付き合えるなんてすごいね・さすがだね」という言葉のみを待っているので、彼女への誉め言葉はただのきっかけに過ぎません。自分の自尊心やプライドを満たすために惚気話をするのです。

男性とはどこが違う? 惚気る女性の心理5つ

男性心理を見てみると、自分の価値を上げる・自尊心を満たすなど、プライドを満たすために惚気話をすることがあるのがわかりました。では女性はどのような理由で惚気話をするのでしょうか?男性とは異なる女性ならではの5つの心理を見ていきましょう。

1. 愛されていることをアピールしたい

女性にとって「誰よりも大事にされている」「心から愛されている」というのは、大きな安心感を得ることでもあります。私は彼から愛されていると惚気話をすることで、「私はこんなにも満たされている女なんだ」ということを伝えたいのです。

一種の自慢にも聞こえますが、どちらかというと「ただわかって欲しい」というアピールに過ぎません。そのため惚気話に対する返答が例え誉め言葉でなくても、言えるだけで満足感を得ます

2. 女友達の彼の評価が気になる

女性は男性とは違い、集団の中でコミュニティを築こうとする傾向があります。そこで惚気話をすることで、「私は素敵な人だと思うけど周りはどう思うんだろう」と自分のコミュニティでの評価を知ろうとするのです。

この時も、惚気話に対する返答は否定でも構いません。とにかく「周りにどう思われるのか」「周囲は彼をどう評価するのか」を知りたいのです。コミュニティ内での返答によっては、彼との別れを考える女性もいるかもしれませんね。

 3. 幸せだと確認・信じようとしている

これは男性編でもあった心理です。考え方としては同じととってよいでしょう。自分が幸せであることを確認したい・幸せだと思わせて欲しいと、惚気話で確信を得ようとしています。

この場合は返答は誉め言葉ではないと意味はありません。もし否定の言葉を聞いてしまえば、自分が幸せだと感じられなくなり、2人の関係性に悩むことになるのです。性別に関係なく、返答に気を遣う惚気話となるでしょう。

4. ラブラブだと思われたい

「彼氏とこんなに仲がいいの」という2人がラブラブであることを自慢する惚気話です。ラブラブなカップルであることは幸せであることです。女性の心理の中でも、自慢したいがために惚気話をするのはこのパターンのみとなるでしょう。

不仲をごまかすために惚気ることも

ただし例外として「哀れな女だと思われたくない」「不幸だなんて思われたくない」という気持ちを込め、不仲を誤魔化すように嘘の惚気話や過去の惚気話をすることもあります

先ほどのラブラブさを自慢する惚気話と違いを見分けるのは困難ですが、もし惚気話の内容が「それ前にも聞いたことがあるな」「この子の彼はそんなことするタイプに見えないんだけどな」と不信感を感じたら、こちらのパターンの可能性が高いといえるでしょう。

5. 無自覚で惚気る

恐らく深くは考えていません。「ただ彼氏の話をしているだけ」と考えているので、もちろん惚気話をしているという自覚はありません。

この場合、世間話の一つとして話しているだけですので、特定の言葉やセリフを待っているわけではありません。さすがに聞き流すのはかわいそうですが、「はいはい」と受け流す程度でも良いかもしれませんね。

嫌がられない惚気の方法3選

惚気話をする方の多くは、誉め言葉や羨望の眼差しを期待して話をしています。それが透けて見えるからこそ、聞く側からしてみればウンザリしてしまうこともあるでしょう。

もしあなたがパートナーとの惚気話を聞いて欲しい、またはもしかしたら惚気話をしていたかも、と心当たりがある場合は、これからご紹介する3つのポイントをしっかりと覚えておきましょう。惚気話で相手を不快にさせないために大事なことです。

1. 誰でもいいから聞いてはNG

惚気話は誰にでも話してよいものではありません。あまり仲のよくない友人に惚気ても、相手は「なんで自分がそんな惚気話を聞かなきゃいけないんだ」と不愉快に感じます。

また最近失恋したばかりで落ち込んでいる友人もアウトでしょう。悲しみに暮れている時に他人の幸せな話なんて聞きたくありません。惚気話をするときは相手を選ばねばならないのです。「誰でもいいから聞いて欲しい!」はただのワガママであることを理解しましょう。

2. 「愛情」がわかるように惚気る

「彼ってスゴイでしょ?」「僕の彼女めっちゃ美人だろ?」など、ただ自慢とも取れる惚気話は聞いていて気持ちのよいものではありません。「ソウデスネー」と無感情な返事しかしたくなくなります。

「私が風邪をひいた時に一生懸命看病してくれた」「僕が仕事から帰ったらあたたかい料理で迎えてくれた」など、相手からの愛情を感じられる惚気話をしましょう。こちらの方が受け入れやすい話ですし、本心から「羨ましい」と羨望の眼差しを受けられます。

3. 相手の惚気(恋愛話)も聞く

一方的に自分の話ばかりする人は、例えそれが惚気話でなかったとしても嫌われます。自分の話を聞いてもらったのであれば、相手のパートナーとの惚気話や恋愛話もきちんと聞き、惚気話を真剣に受け止めてあげましょう。

これに気をつければ、例えあなたが惚気た際に相手が不快な思いをしても、その後に相手はあなたを大事な話相手と認識するでしょう。

惚気る心理は男女で違う|惚気話はほどほどに

男性の心理としては、自慢や自尊心・プライドを満たすためのものであることがほとんどでした。しかし女性はコミュニティ内での評価や確認など、周囲の意見を重視する傾向があり、男女では大きな違いがあることがわかりました。

しかしどんな心理が隠されているにしても、惚気話は歓迎されにくい話題であることは間違いありません。独りよがりな自慢話にならぬよう、惚気話は聞く側の気持ちも考えて話すようにしましょう。