身近に一人はいる勘違い男。呆れるくらいにポジティブ精神の持ち主で、周りからもちょっと引かれ気味。そもそもなぜ勘違いしてしまうのか、その理由と特徴を知りましょう。そして勘違い男を撃退して距離を置く方法を知り、近づけないようにしましょう。
勘違い男の特徴
モテ自慢をしてくる
勘違い男の特徴は、恋愛の話や相談を聞きつけると「俺に何でも聞いてよ」と自分のことを恋愛のスペシャリストと言わんばかりに割り込んで勝手に相談に乗ってきます。自分の経験談を盛り込んで相談を聞いているのか自慢話をしているのかわからないこともしばしば。誰も聞いていないのにとにかく「昔の自分はモテた」あるいは「今現在もモテる自分」のことを話したくて仕方がないので、どんな話題をしていても話しをすり替えることがうまく、そしてちょっと実際よりもよいように話す癖があります。
勘違い男は空気が読めないことも多く、周りが白い目で見ていることにすら気付くことができません。また聞いてもいないのに過去の女性との細かなエピソードまで付け加えてくるので、話が長いことも特徴です。コミュニケーション能力はあまりないといってもいいでしょう。
女性に対して上から目線
「俺に落とせない女はいない」と思い込んでいる勘違い男は、どこか女性を下に見ているところがあります。そのせいで、女性に対しては厳しくファッションやメイク、食べるものなどにいちいちダメ出しをしてくることもあります。「そんなものばかり食べるから痩せないんだよ」とか「今日寝坊したの？」と聞いてもいないのに意見を言ってきたり「今日の髪型いいね」など、上から目線で褒めてくることも。
自分のことを完璧だと思っているので、自分のことは棚に上げた発言が多く、平気で相手に失礼な発言もします。また、みんなが自分のことを好きだと勘違いしているので、勝手に下の名前で呼び捨てにしたり、いきなり「おまえ」と呼んでくることも勘違い男の特徴でもあります。
目立つファッションをしている
勘違い男はとにかく目立ちたい人が多く、流行には敏感で常に新しいものを追い求めています。あまりポリシーがないので流行っている物は自分の好き嫌い、似合う似合わない関わらず身につけたがります。また新しいものを購入した時には気づいてといわんばかりにわざとらしくアピールをしてきます。
とくにブランド物や好きな有名人が着ているものが好きで、「あの俳優が着ていた服」とか「一流ブランドを着こなす自分」をアピールしたがるので写真や自慢話も増えてくるのです。有名なショップの店員さんと仲がいいこともステータスのひとつで、別にたいして仲がいいわけではなくても勝手に下の名前で呼び捨てにしたり常連アピールをしてきます。
自撮りが多い
勘違い男はとにかく自分の写真をたくさん撮ります。そして自分がどの角度からどの表情で撮ると一番かっこよく写るのかをしっかり研究済みなので、見る写真が大体同じアングルなことも多いです。
人に見てもらうことが好きなのでSNSには自分の写真ばかりをアップしていることも特徴です。プロフィール写真も自分の写真を設定している人が多いです。ここの料理が美味しかったとか、ここでお茶しましたという内容でも必ず自分も写り込んでいて、物よりむしろ自分がメインに撮影をしています。
最近ではアプリで自分をかなり修正することができるので、勘違い男は女の子顔負けの加工技術を使いこなすことができる人が多いため、写真系アプリは豊富に持っています。携帯のカメラロール中には「俺」というフォルダがあるかもしれません。
距離感が近い
恋愛経験が豊富で女性慣れをしている部分があるので、女性に対してとても馴れ馴れしく距離感を保てない人が多いです。「もしかして嫌がられるかな」なんてことは少しも感じず、むしろ相手が喜ぶだろうと勘違いをしています。
テレビや雑誌で取り上げられた「女性がドキっとする仕草」などは必ずチェックをしているので、仕事中に後ろから覗き込んで「こいつ今ドキっとしたんだろうな」とポジティブに思っているかもしれません。また、女性に触れることにも何の抵抗もないので、ボディータッチも多く、急に頭をポンポンしてきたりと付き合ってもいないのに恋人さながらな行動をしてくることも珍しくはありません。
プライドが高い
自分のことは完璧な男だと思い込んでいて、芸能人と同じくらいのポジションに自分を置いているところがあるため、とにかくプライドがとても高いです。女性にはっきりと嫌いだと言われても、強がっているんだなと自分の納得出来る解釈に置き換えることが得意です。
また仕事の面においても自分の非は認めず失敗したことは、やんわりと周りのせいにして自分一人でしていたら成功していた、完璧な自分が失敗なんてするはずがないと思い込んでいます。失敗を認めないので反省することもなく、落ち込んでいることはほとんどないといってもいいでしょう。自分にとって不利なことは受け入れないのでメンタルが少し弱いとも言えます。
男性が勘違いしてしまう理由
自分のことが大好き
勘違い男は周りが呆れるほどに自分が大好きで、とにかくナルシストです。自分が自分を大好きなことも堂々とアピールしますし、自分の周りにいる誰よりもかっこいいと思い込んでいることも多く、自分の顔を見ることも大好きなので鏡を見ている時間もとても長いです。
トイレでは必ず鏡に映る自分をチェックし、街を歩いていても自分がショーウィンドウなどに映れば必ず確認、もしくは足を止めて髪の毛を触る癖があります。他の人が見ても気づかないくらいの髪の毛の乱れも許しません。
数人で写真を撮っても見ているのは自分だけで他の人には目もくれません。趣味に関しても、趣味そのものが好きというよりは「それをしている自分が好き」という方が多く、周りにどう見られているかをとても重要視します。その時もネガティブな考えではなくとてもポジティブな考えをしています。
自己顕示欲が強い
自己顕示欲とはとにかく自分のことを多くの人に見てもらいたい欲のことで、SNSが普及してからは自分をアピールする場が増えたので、自己顕示欲が強い人を見極めることは簡単になってきました。SNSにアップするものは必ず自慢のできるもので、周囲にうらやましがられるような生活を演じます。自撮りが多かったり自慢が多いことが特徴です。目立ちたい願望があるので芸能人の投稿に対しても食いついたり手段を選ばない傾向もあります。
その他にも共通点がいくつかあり、「とにかく注目されたい」「ネットでの顔出しに躊躇がない」「空気を読めない」「ポジティブ思考」「いつでもかまってほしい」など、このような言動が目立つ人は自己顕示欲が強い人といえるでしょう。
自己評価が高すぎる
客観的に自分のことを見ることができないため、世界は自分中心に回っていると思っている勘違い男は自己評価が高すぎる特徴があります。勘違い男は裏を返せばコンプレックスの塊だったりしますが、自分ではそれを認めることができません。プライドも高いので自己評価を高くして自分を認めてあげることでバランスを保っているのでしょう。
また自慢話や武勇伝を実際よりも話を大きくするところがありますが、大きくしている自覚がなく実際にそれが現実と思い込んでいることもしばしば。自己評価の高い人の共通点には、「周りの人を自分より下に見ている」「プライドが高い」「自尊心が強い」「根拠のない自信の持ち主」などがあります。
とにかく人に褒められることが大好きで、やっている自分、できる自分を見てもらいたいので陰で頑張るタイプではなく、努力は人前で気付いてもらえるようにします。
勘違い男を撃退する方法
愛想良くしない
少し優しくされただけで「この人は俺のことが好きなのか」と思うことができる勘違い男には、愛想よくしてしまうとよりつかれる恐れがあります。その勘違い男と仕事上の付き合いなのか、プライベートの付き合いなのかで対応は変わってくるとは思いますが、できるだけ愛想よく振る舞わないでください。軽くあしらうくらいがちょうどいいです。しかしポジティブなので「ツンデレ対応」と思われる可能性があるため、注意しましょう。他の人との対応と差をつけてあげると少しは気が付いてくれるはずです。
ストレートな気持ちを伝える
勘違い男は全てにおいて自分の都合のいいように解釈するところがあるので、はっきりとストレートに意見を言ってあげることもよいかもしれません。しかし振られたことは認めませんので、都合よく解釈をして「本当は好きなのに素直じゃないな」とか「この女に俺はまだ早すぎる」など自分を納得させることができたら、あなたと距離をおくことができるかもしれません。
しかし「俺に落とせない女はいない」くらいに思っているので、逆に相手の気持ちに火を付けることになる可能性もあるため注意しましょう。はっきりとNOというのは相手が傷つくのではないかと躊躇してしまう人は、なかなかストレートには気持ちを伝えられないかもしれませんが、勘違い男はとてもポジティブなので少々の言葉では傷つきません。
LINEは敬語で返す
目が合うだけでも「俺のことが好きなのか」と思える勘違い男。LINEなどで連絡を取っている場合は、すでに「俺の女」と認識されている場合もあります。そういう場合にはこちらから線引きをすることで、相手からの勘違いを減らすことができます。
冷たいようですがLINEは敬語で顔文字や絵文字、スタンプなどは使わず業務連絡のようなやり取りで構いません。「あなたとはなんでもありません」ということをしっかりとアピールしましょう。無駄なやり取りにいちいち返信はしなくてもいいので、必要最低限の返事だけを送るようにしましょう。少しでも優しくするとすぐに勘違いされてしまいます。
他の男性を褒める
勘違い男は周りのどんな男性よりも自分が一番かっこいい、出来るやつだと思っています。また周りもそれを認めていると思っているので、あえて他の男性を褒めて「あなたよりもすごい」ということを教えてあげましょう。それを言われたところで勘違い男は認めませんが、自分を褒めて欲しいのに褒めてくれない、他の人を褒める相手には、よりつかなくなるはずです。
他の男性を褒めるときにはオーバーに嬉しそうに楽しそうに褒めてあげると、さすがにその時だけはポジティブ思考も軽減されるかもしれません。
勘違い男とは程よい距離感を取ろう
ここまであからさまでなくても隠れ勘違い男は意外にも多く、身の回りに一人は思いつく人物がいるのではないでしょうか。勘違い男は自分が勘違い男だということにも気付いていないので、自分を改めたり反省する気がありません。指摘して、直してあげようとするとトラブルになることもあるため注意しましょう。
とてもポジティブなため少々のことではへこたれませんので、勘違い男に勘違いをされないように自分からしっかりと線引きをして、気持ちをストレートに伝えるようにしましょう。そして勘違い男とは程よい距離感を取るようにしましょう。
