望まない妊娠ほど悲劇的なことはありません。お互いの愛情を深めるためにセックスをすることはもちろん素晴らしいことではありますが、子供の望まないのであればセックスの際は避妊をしなければ女性の苦しめることになります。
いろいろな避妊方法がありますが、膣外射精やコンドームは男性の方がそれをするかどうかにかかってきますので、女性の方からするとかなり不安定な要素があります。荻野式も不安定な要素が付きまといますので、お勧めの方法とはいえません。一方でピルには大きなメリットがあります。女性の方から避妊をすることができますし、医学的な方法ですので効果的に避妊を行うことができます。
ピルを使うメリット
避妊効果が高い
ピルを使って避妊をするとその効果が非常に高くなります。なぜならば、ピルを使うと妊娠しているのと同じ状態になりますので、それ以上妊娠することがなくなります。ですから非常に高い避妊効果を期待することが可能になります。
しかしながら、妊娠しているのと同じ状態にするためには用法を守っていかなくてはなりません。用法を守っていない場合にはピルの効果が現れなくなってしまいますので、その点は注意しなくてはなりません。
月経の症状が改善する
ピルには月経の症状を改善する働きもあります。ひどい月経で悩まされているような場合にはピルを使うことによってそれを緩和することも可能になります。しかしながら、月経の症状を改善するためにピルを使う場合には、個人の判断で使うことは避けるべきです。必要以上にピルを使ってしまうと副作用が出てしまう可能性が考えられます。医師の指示のもとに適量を守りながらピルを使って行くようにするといいでしょう。
月経の周期を調整できる
月経の周期以上に悩まされている女性が多くいます。月経の周期が乱れていると適切に避妊をすることが難しくなってしまいます。ピルには月経の周期を調整する作用がありますので、ピルを使うことによって適切な避妊が可能になってきます。
中出しされた時の対処法
ピルを使っていれば中出しされても特に問題にはなりませんが、使っていない場合に中出しされてしまうと妊娠の可能性がでてきます。そのような事態にならないように無責任なセックスは控えるべきですが、不幸にしてそのような事態になってしまった場合には適切な対処が必要となります。
手術
妊娠が分かった場合には、一定の期間まででしたら、中絶をすることが法的には可能ですが、体の中に宿った命を失くしてしまうことになりますので、精神的に大きなストレスとなる場合があります。ですから、望まない妊娠によって、女性を不幸な気持ちにしないように男性の方も避妊をするという考え方をもってセックスをすることが必要になります。
妊娠後一定の期間を経過してしまいますと、中絶手術を行うことができなくなってしまいますので、望まない妊娠が発覚したらできる限り迅速な対応が望まれます。仮にお子さんを産むことになった場合には、仮に望まない妊娠だとしても母親も父親も責任をもって子供を育てていくことが必要です。中出しセックスをするというのはそういう意味をもっているのです。
アフターピルを服用する
中出しセックス後72時間以内であればアフターピルを用いるという方法が考えられます。使用可能な時間が限られていますので、その点は注意が必要です。また、アフターピルを使ったからといって絶対に避妊できる訳ではありませんので、その後妊娠の有無を病院などで検査をすることが必要です。
妊娠が分かった場合には中絶などをすることも考えなくてはなりません。中出しセックスをしてしまうことは非常に危険なことですし、絶対に避妊をすることができる訳ではありませんので、お子さんを望まないのであれば、中出しセックスは行わないようにすることがとても重要です。また、コンドームを使ったセックスをした場合にコンドームが破損してしまったような時にもアフターピルは有効な手段となります。
アフターピルを入手する方法
中出しセックス後でも避妊を可能にしてくれるアフターピルですが、どのようにして入手することができるのでしょうか？
通販で入手
アフターピルは通販などで購入することができます。しかしながら、中出しセックスをしてすぐに通販でアフターピルを購入したとしても時間的に間に合わないという可能性が考えられますので、通販で購入する場合にはあらかじめ常備薬のようにアフターピルを購入しておいて、薬箱などに保管しておくようにするといいでしょう。
アフターピルを使ったら、忘れずに補給しておくようにすればいざという時に安心です。アフターピルは適切に使って行けば原則副作用の心配はありませんので、使用する際には必ず用法を守るようにするのが肝要です。
病院で処方してもらう
手持ちにアフターピルが無い時には中出しセックスの後にすぐに病院に行くことがお勧めです。病院（産婦人科）でアフターピルを処方してもらうことができます。病院で処方を受ける場合には通販よりも値段が高くなってしまうことが多いのですが、その後の対応なども相談することができますので安心な部分も多くなります。
また、アフターピルは絶対確実な避妊方法ではありませんので、妊娠の有無は産婦人科で診断をしてもらう必要がありますので、病院に最初から相談をしておくのはお勧めです。
アフターピルの注意ポイント
自分の意思に反して中出しセックスをしてしまったときに大きな効力をもってくるアフターピルですが、使用に当たってはどのような注意をしなくてはならないのでしょうか？
72時間以内に使用する必要がある
アフターピルを使うタイミングは中出しセックス後72時間以内となっています。それ以降では効果は全く期待できませんので、その点はよく理解してアフターピルを使って行くことが重要です。
また、アフターピルは通販などから購入することができますが、72時間以内にアフターピルを入手することができない場合には、病院で診察を受けることによって処方をしてもらうことも可能です。万が一のことを考えてアフターピルを常備しておくこともお勧めです。
100%避妊できるわけではない
アフターピルを使っても100％避妊できる訳ではないことを知っておくといいでしょう。ですから、安易に中出しセックスになっても後からアフターピルを使えばいいと考えてしまうのは危険です。アフターピルを使ったので大丈夫と思い込むことはやめて、必ずその後妊娠の有無を検査してもらうことをしなくてはなりません。仮に妊娠が判明した場合には、その後の対応を考えていくことも必要になります。
保険適用されない
アフターピルは保険適用されませんので、費用はすべて自己負担になります。また、病院からアフターピルを処方してもらう場合には、医師の診断料も必要です。かなりの出費となることもしばしばですので、望まない妊娠を避けるためにも安易な中出しセックスは避けるようにしなくてはなりません。
まとめ
ピルはとても便利な避妊の方法ではありますが、きちんと用法を守っていかなければ確実な避妊効果を得ることができないのでその点は留意が必要です。一方で中出しセックスをしてしまった場合にがアフターピルの活用もお勧めですが、アフターピルの場合には100％避妊できるものではないということを認識しておくことが必要です。
