セックスは快感を得るだけでなく、肌の触れ合いによって相手の体温を感じて一つに溶け合うような感覚を楽しむことができます。そのため、セックスが好きだという人が多いのは自然なことと言えるでしょう。
ですがあまりにもセックスのことばかり考えてしまったり、セックスをしないと不安になってしまうという人は、「セックス依存症」に陥っていることがあります。自分が「セックス好き」なのかそれとも「セックス依存症」なのか判断がつかず悩んでいる人もいるかもしれません。
「セックス好き」と「セックス依存症」には、明確な違いがあります。今回は、セックス依存症の症状やセックス好きとの違いについてご紹介します。ぜひ参考にしてください。
女性の身体と性欲の関係
性欲の強弱は、ホルモンバランスと大きな関わりがあるとされています。女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンが生理周期を作り出し、女性の体や脳もこれらのホルモンから大きな影響を受けるのです。
エストロゲンは女性らしさを高めるホルモンとして知られており、肌や髪の潤いを守ったり、女性特有の丸みのある体を作ります。エストロゲンは、異性を惹きつけるために分泌されるホルモンであるため、このホルモンが多く分泌されている時は、性欲も高まるという仕組みになっています。
エストロゲンが最も活発に分泌されるのは排卵後であり、また排卵後は一番妊娠しやすい時期として知られています。つまり子孫を残すため、妊娠しやすい時期に本能的にセックスしたくなるような仕組みを女性の体は持っているのです。
そのため、生理後にセックスがしたくてたまらなくなるのであれば、それは本能的なものであり、「セックス依存症」によるものではないのです。
私は性欲が強い?性欲が強い女性の5つの特徴
性欲が強い女性には、実は共通した身体的な特徴があります。性欲が強い女性は自分の体の特徴が次の特徴に当てはまるかぜひチェックしてみてくださいね。
1.体毛が濃い
体毛の濃さは、男性ホルモンの多さに比例しています。そのため、体毛が濃い女性は、一般的な女性よりも男性ホルモンが多い傾向があるのです。
男性が「セックスしたい」と感じる性的興奮を作り出すのは、男性ホルモンのテストステロンです。女性もこの男性ホルモンを持っていますが、通常このホルモンは、女性は男性の10分の1程度しかありません。しかし体毛が濃い女性は、男性ホルモンが多いため、「セックスしたい」と感じて性的興奮を作り出すホルモンを多く持っているのです。
2.真面目で頭脳明晰
一見セックスには興味がなさそうな真面目な女性は、実はセックスが好きという傾向があるのです。毎日真面目に規則正しく過ごしているからこそ、たまにはベッドの上で乱れてみたいという欲求がベッドの上で爆発するのかもしれません。
また、頭脳明晰な女性は、想像力豊かで探究心も旺盛であるため、セックスも積極的に自分から楽しもうとするのです。また、頭脳明晰な女性は、学生時代に真面目に勉強ばかりして遊び足らないからこそ、社会人になってから開花するということもあるようです。
3.人差し指よりも薬指の方が長い
実は、指の長さにもホルモンバランスが関係しています。平均的なホルモンバランスを持っている女性は、人差し指と薬指の長さがほぼ同じか人差し指の方が長い傾向があります。
しかし男性ホルモンのテストステロンの分泌が活発な女性は、人差し指よりも薬指が長いという特徴を持っているのです。そしてその男性ホルモンの働きにより、性欲が強くなることが多いのです。
また男性は当然男性ホルモンの働きが活発であるため、一般的に人差し指よりも薬指の方が長くなっています。
4.身長が低い
この説は科学的に証明されているわけではありませんが、女性は初潮を迎えると身長の成長がストップし、それに引き換え性への関心が強くなるとされています。
つまり早い時期に初潮が来ると、低身長のまま身長の伸びが止まり、性への関心が高まっていくのです。早い時期から性に関心が高い人は、思春期などにも性に奔放になりやすく、性欲が高まりやすいのかもしれません。
また、低身長の女性の方が男性から可愛がられやすいのも、低身長の女性の性欲が強くなりやすいということに関連があるという説もあります。
5.食欲が旺盛
食欲と性欲は、実は深い関係性を持っています。人間の脳内には様々な欲求中枢が存在しており、食欲を司る「満腹中枢」と性欲を司る「性中枢」は隣同士に位置しているのです。そのため、どちらか一方が満たされると、もう片方の欲求も満たされるという仕組みになっています。
つまり食欲旺盛な女性はその分性欲も強い傾向があり、また性欲が強い女性は食欲が旺盛になるという密接な関係性になっているのです。
ここまでいけばセックス依存症?!セックス依存症の症状5つ
「セックス好き」と「セックス依存症」には大きな違いがあります。次は、セックス依存症の症状についてご紹介します。
1.常にセックスのことを考える
セックス好きな人でも、セックスのことをよく考えてしまうことはあるでしょう。しかしただのセックス好きで依存症でないのであれば、日常生活に問題が起こるほどにセックスのことばかりを考えることはありません。好きな人と一緒にベッドに寝転んだり、部屋に二人きりになった時についセックスを連想してしまう程度であれば、それはセックス依存症ではないのです。
セックス依存症に陥っている人は、常にセックスのことばかりを考えてしまい、日常生活にも支障をきたします。セックスしたくてたまらず、相手がどんな人でも構わない、と考えて常にセックスの相手を探すようになってしまうのです。
2.少しでも時間があるとオナニーしてしまう
少しでも空き時間があると、オナニーしてしまうのもセックス依存症の特徴と言えます。オナニーによってセックスを疑似体験することで、「セックスしていない不安」を紛らわすのです。
人によっては毎日のようにオナニーをする人もいるかもしれませんが、きちんと時間を気にしていたり、他のスケジュールをオナニーのせいでこなせなくなるなどの問題が起きていないのであればそれほど問題はありません。
しかしオナニーがやめられずにスケジュール通りに行動できないなど、オナニーに時間を取りすぎるせいで日常生活がうまくまわらないのであれば、セックス依存症になっている可能性があります。
3.セックスしない時間が長くなると、パニック状態になる
スケジュールが合わないなどの理由によって、パートナーがいてもセックスしない期間が長くなってしまうこともあるでしょう。大好きなパートナーとセックスできないことで寂しさを感じて、セックスしたくてたまらなくなるのは自然なことです。
しかしセックスしていなくても、パートナーからの電話やメール、ハグやキスで愛情を感じることができるため、モヤモヤした気持ちはあったとしても取り乱すようなことはないはずです。
しかしセックス依存症に陥っている人は、「セックス=愛」と考えているため、セックスをしていない期間が長くなると、相手から愛されていないように感じてパニックを起こすことがあります。
そして相手からの愛情を求めてやたらと相手の体を求めるようになるのです。セックスすることが愛情であり、セックスによってしか愛情を感じることができないと考えているのであれば、注意が必要です。
4.セックスの最中だけ自分が認められている気持ちになる
セックス依存症の人は、セックスしている時に、「相手が自分を求めている」「相手が自分を必要としている」と感じて高揚感を覚えます。それはセックスによる快感ではなく、承認欲求が満たされるような感覚なのです。
セックスをしている時だけ、自分が必要とされていることを実感できて安心するという考え方を持っているのであれば、セックス依存症に陥っている可能性があります。
セックスは、お互いの愛情を確かめあいお互いの存在の重要さを感じる行為ではありますが、セックスだけでしかそれを感じることができないのであれば注意が必要です。
5.セックスだけではなく他の依存症も抱えている
セックス依存症になりやすい人は、他にも依存症を抱えていることが多くあります。他にも依存症を抱えている人は、何かに依存しやすい傾向をもともと持っているため、セックスにも依存しやすくなってしまうのです。
依存症をいくつも抱えている時は、専門家の治療を受けることが重要です。依存症を抱えやすい人が、セックス依存症を自分でなんとかしようとするのはとても大変なことです。自分が依存症であるという自覚があるのであれば、早めに専門家に相談しましょう。
セックス好きなのは健全なこと!自分を大事にして気持ちいいセックスをするために気をつけたいこと3つ
「セックス依存症」ではなく、「セックス好き」であれば、それはとても健全であり自然なことです。豊かなセックスライフを楽しむためにも、次の3つのことを大切にしましょう。
1.相手にセックスが好きなことを伝える
セックスが好きなことは恥ずかしいことではありません。むしろ女性からセックスが好きだと言われれば、男性はとても喜んでくれるでしょう。セックスが好きなことをパートナーに伝えれば、お互いが満足できるようにセックスの頻度を増やしたり、色々なプレイを試したりと、充実した関係を持つことができるはずです。
パートナーにセックスが好きなことを伝えて、パートナーと充実したセックスを楽しみましょう。
2.大事にしてくれる相手とセックスする
セックス好きだからといって、相手を選ばず誰とでもセックスするような生活を送っていては、自分自身を傷つけることになってしまいます。自分のことをきちんと大切にしてくれる相手とのセックスこそ、身体も心も満たされるものになるでしょう。
セックスした後に後悔するような相手とのセックスをするのではなく、大切だと思い合える相手とのセックスを楽しむことで、大好きなセックスをより充実したものにすることができるはずです。
3.望まない妊娠と性病予防のために避妊はしっかりする
大好きな相手とのセックスであっても、妊娠や性病のリスクがあることを忘れてはいけません。一時の快楽に流されて避妊を怠ると、あなた自身や相手の人生を大きく変えることになってしまうのです。
セックスによる不安を抱えないためにも、きちんと避妊を心がけてください。きちんと避妊をすることで、心身ともに開放的なセックスを楽しむことができるでしょう。
性欲が強いことは悪いことじゃない!
今回は、セックス依存症の症状や、セックス依存症とセックス好きとの違いについてご紹介しました。セックスが好きなことは決して悪いことでも恥ずかしいことでもないのです。また、セックス依存症の症状に当てはまらないのであれば、セックス好きであることをそれほど心配する必要はありません。
セックスが好きなのであれば、大切なパートナーとともに存分にセックスを楽しむことが大切です。充実したセックスは、パートナーとの絆をさらに強いものにしてくれるでしょう。