巷で流行っているサブカル女子とは。性格と特徴はどんなもの

  

巷でよく耳にする「サブカル女子」ってどんな女子なのでしょうか。イメージから独特の世界観を持っている感じを受けますが、実は彼女らの個性的なファッションやメイクが今注目されています。興味深いサブカル女子の性格や特徴について見ていきましょう。

サブカル女子とはどんな女の子か

サブカル女子の意味

「サブカル女子」という言葉をよく耳にしませんか。「〇○はサブカル女子の聖地だ」などと言われることもあり、最近だと中野や下北沢などがサブカル聖地としてテレビに取り上げられたりもします。

サブカル女子とは、サブカルチャーという言葉と、女子を組み合わせた言葉です。オタク気質のある趣味を持つ女の子。

世の中では「サブカル」と雑多にくくられてはいるものの、趣味の方向性はじつにさまざまです。アニメ・ゲームに始まりマイナー音楽、映画、ブログ、カフェ巡り、珍しいものでは建造物ウォッチなど、さまざまなジャンルで活躍しています。

サブカル女子のファッションもとても個性的ですが、好みのアイテムやヘアスタイルに共通点もあります。例えばキノコヘアなどのボブカットにパッツン前髪。メイクには赤リップとチークを濃い目に。丸フレームや黒縁眼鏡とベレー帽といった、どこかノスタルジックでレトロなファッションが好きなようです。

そのなかもで、1人1人の個性をしっかりと出し、自分の趣味にとことん没頭する姿に共感がわきませんか。サブカル女子が愛するディープな世界観とは。

サブカル女子の特徴や共通点

サブカル女子には共通点や特徴があり、服装やメイクなどの外面が個性的なものに加え、内面にも個性が表れています。サブカル女子のポリシーは、「わかる人だけにわかればいい」というもので、万人受けするものよりも、コアな部分で繋がれる存在を大事にします。

自分の世界観をとても大事にしているため、独りで過ごす時間が多いです。アニメやゲーム、アイドルの追っかけといった趣味を追及するため、その分野に関してはものすごい知識を蓄積し、他の人よりすごく詳しくなります。

また流行りものには乗らないというポリシーも持っているため、メジャーよりマイナー好き。世間では流行していなくても、サブカル女子は自分自信が持つ基準によって、趣味や物事をとことん追求します。ミーハーな人とある一定の距離を置いていることもあるようです。

一般的な常識や流行・型にはまることを嫌いますので、とても自由な考え方の人が多いです。「あなた人とは変わっているね」、「とても個性的なですね」などいった言葉は最大級のほめ言葉にあたります。

自分の得意分野が他の人に理解されなくても問題はありません。むしろその得意分野を育てた、「わたしが育て感」が強く、得意分野が流行してしまうと途端に興味を失うことも多いとか。

流行る前の自分しか知らないという優越感にしたりやすく、「最近これが好きなんだ」といってくる女子に対しては自分のなかでのブームは去った…などと思っているようです。とくにかくマイナーで自分しから知らないものを追いかけるのが好き。

サブカル女子のSNS

サブカル女子はSNS上でポエマー化していると言われています。たとえば難読漢字を使ったり、英文を書いてみたりと人とは違う文章を掲載していることが多いです。昔から伝わることわざなども文章に盛り込んだりと、とても個性的で文章がポエムになっています。

人と共感することに重点を置いていないので、意味深な文章を花や空の写真に添えて、インスタグラムにアップすることもあります。独自の世界観を大切にしているため、写真の撮りかたも独特です。

誰もが共感するものを写真におさめることはせずに、買ってきた靴の紐部分などをアップすることもしばしあります。

サブカル女子の好きなもの

サブカル女子の好きなもの

一眼レフカメラで物撮り

道端で出会った猫、青い空や川辺に咲く花、お気に入りのカフェで飲むコーヒーなど、サブカル女子はいつでもどこでもシャッターチャンスを狙っています。しかも普通の女子が使うデジカメやスマホで写真は撮りません。本格的な一眼レフカメラを使っています。

一眼レフカメラでどんな写真を撮るかというと、空や花といった物撮りが基本。サブカル女子は「空や花を撮る私」という視点から写真を撮り、また最近では、カメラレンズを覗いている自分を正面から撮っている写真等が最近のトレンドといわれています。

レトロな写真加工

とにかく自分の世界観を大事するサブカル女子は、写真加工にも強いこだわりを見せます。キラキラ加工や動物加工など「盛り」加工をすることは少なく、風景や動物を撮ったら、セピア色やモノグラムなど淡い色のレトロ加工が好きです。物撮りをしたら、対象となるもの以外は周囲をぼやかす加工を施すことも好みます。

メジャーよりもインディーズ

サブカル女子はメジャーよりもインディーズを愛しています。バンドならインディーズ、俳優なら下積み時代から追っかけをはじめています。とにかく「自分だけが知っている○○」ということに強いこだわりをみせているからです。

しかし自分が目につけたバンドや俳優がいったん有名になったら、興味の対象はまたマイナーなものに移ります。彼女らはインディーズを愛する自分自身の趣味に誇りを持っているからです。

サブカルグッズの多いヴィレッジバンガード

サブカル女子なら絶対に知っている「ヴィレッジバンガード」。サブカルグッズが多く、サブカル女子にとどまらずサブカル男子の聖地です。ヴィレッジバンガードは、多くのサブカルファンが訪れる複合小売店。

書籍を始め、CDや雑貨、食品などを扱っており、全国に約400店舗もあるそうです。サブカルをこよなく愛する人たちは、ヴィレッジバンガードに長時間滞在します。

ヴィレッジバンガードで一番人気がある店舗はなんといっても下北沢。下北沢店にはサブカル女子の好きな明治や昭和文学が多く取り揃えてあることも人気のひみつです。

また下北沢にはもともと小劇場が多くあり、劇団員が住んでいます。劇団員の人たちが日々通うディープな居酒屋や小売店があり、サブカルを愛する人も必然的に下北沢に通ってくるのでしょう。もちろんまだ有名では劇団員の追っかけもありますが、こういった居酒屋や小売店に好んで通います。

隠れ家のような雰囲気の場所

サブカル女子が好きなカフェの特徴は、隠れ家のような雰囲気を持っているところ。古民家カフェが挙げられるでしょう。「えっ、こんなところにカフェがあるの?」というような路地裏のカフェを好みます。多少値段が高くても気にしません。サブカル女子はカフェの雰囲気を重要視。

照明にもこだわりがあり、ライトが明るいカフェやオープンカフェとは逆に、間接照明でちょっと暗めのショップを選びます。写真映えも気にするため、隠れ家的でおしゃれな空間にいることを自分のステータスと考え、お気に入りのカフェに通いつめます。

サブカル女子のファッション

重ね着が好き

流行に流されずに自分の好きなファッションで身を包むのもサブカル女子の特徴。なかでも重ね着は大好きです。重ね着のなかでも定番のスタイルは、白シャツとカーディガンといわれています。

ノースリーブなどの肌の露出など、サブカル女子は基本的に肌見せを好みません。上は重ね着、下はロングスカートやミニスカートをはいてもカラーや柄タイツといった個性的なファッションです。

古着を上手く取り入れる

サブカル女子はレトロな古着をファッションに上手く取り入れるのが得意です。下北沢や高円寺にあるお気に入りの古着屋に通い、自分に合った色やデザインの服をとことん探します。70年代ファッションであるリバイバル風で、ヒッピーやフォークロアなど、レトロだけど個性が光るファッションをします。

小物使いが上手

サブカル女子は小物使いがとても上手。サブカル女子が身に着ける小物とはどんなものでしょうか。「黒縁眼鏡」、「丸サングラス」、「ベレー帽」、「チョーカー」、「缶バッチ」など。なかでもチョーカーはサブカル女子にとって欠かせないアイテムとなっています。

チョーカー

チョーカーはサブカル女子にとって必須アイテムです。太さや素材も多岐にわたり、ブランドから安価な価格帯まで幅広く、種類が豊富なため、その日の服装や気分によってチョーカーを使い分けることでおしゃれを楽しんでいます。

ちょっぴり派手目で個性的

サブカル女子のファッションはちょっぴり派手目で個性的なものです。シンプルやいわゆるお嬢様系ファッションとは真逆ともいえるのかもしません。

色使いや柄がカラフルなものだったりと、ゴスロリやロリータ系に分類されるような個性的なファッションを好むサブカル女子も。サブカル女子のなかには、アニメなどのキャラクターのイメージづくりをしている子もいるので、全体に統一感があるファッションとなっています。

派手目を好む傾向から、赤などの原色をファッションに取り入れていて、赤タイツや柄タイツもその1つといえます。スカートに赤タイツを合わせるサブカル女子も多いようです。

眼鏡は黒フレームか丸フレーム

眼鏡は黒フレームか丸フレームです。セレブ風の四角く大きなフレームのものではありません。サブカル女子はフレームが大きくても丸いフチのものを好み、これは彼女らのファッションによく合う小物だとされています。

ゆるふわファッションを好むため、キッチリとした印象になる四角いフレームよりは丸いフレームで、ボブやお団子ヘアとも相性抜群な抜け感のあるファッションになるためです。

黒フレームもサブカル女子のファッションにマッチしています。サブカル女子は隠れ家風のカフェで読書などをして過ごすのが好きです。彼女らの多くはインドア派などで、日焼けはしておらず肌が白いことが特徴にあります。黒フレームはそんな彼女らの白い肌によくマッチすることでも人気です。

髪型はキノコヘアやボブ

くるんとした内巻きボブに、前髪パッツンのキノコヘアがサブカル女子の定番。四角よる丸いものも好むため、キノコヘアはサブカル女子にぴったりなヘアスタイルです。個性的なファッションや派手目の色や柄の服装とも合わせやすく、スタイリングも自由自在になるのが人気。

個性的で独自のファッションを追及するサブカル女子は、キノコヘアでもカラーリングをしたり、ガッツリと刈り上げてアシメントリーボブにしたりと、ヘアスタイルでも個性を爆発させています。切りっぱなしのショートヘアや巻き髪ヘアは好みません。

眉上やぱっつんの前髪

前髪はぱっつんやオンザ眉上などの髪型を取り入れています。サブカル女子が大好きなお団子ヘアともよくマッチして、小顔効果も抜群だからでしょう。サブカル女子は「どこかカジュアルだけど個性的」という絶妙なラインで責めることが好きです。

ぱっつん前髪やオンザ眉上の髪型をしているのは、女優の二階堂ふみさんや歌手の椎名林檎さんといった方々でしょうか。彼女らはサブカル女子の間でも人気が高いようです。

サブカル女子のメイク

サブカル女子のメイク

ふんわりチークより練りチーク

サブカル女子のメークの特徴としては、おフェロ系メイクを取り入れていることが多いです。そのなかでもチークをちょっと濃いめに、そして頬の高い位置に入れることがポイントとなってきます。まずは「おフェロ系メイク」とはどんなものなのでしょうか。

おフェロメイクとは、おしゃれでフェロモンがでているメイクのことです。チークやリップなど比較的濃い色味を出せる部分がポイントとなってきます。

サブカル女子はパウダー状のふんわりチークより、発色のよい練りチークを使い、イメージとしてはポッとお風呂上がりの火照った頬のような感じでチークをのせていきます。

練りチークで好まれる色は、サブカル女子の白い肌にとても合うピンクやオレンジといったビタミンカラーです。指でポンポンっと、チークをおいていくように質感を出すようにしています。ベースはメイクは作り込まずに、明るめチークの色を際立たせているのが特徴的です。

キーワードは赤

サブカル女子のメイクに赤は欠かせません。とくにかくキーワードは「赤」ってぐらいに赤を多く使います。おフェロメイクを好みますので、赤いリップの使用率はとても高いです。

サブカル女子が選ぶのはどちらかというとマットなタイプの赤リップです。マットな赤リップを下地にして、潤いのあるグロスを唇の中心にのせ、おフェロ感を演出しています。

またチークもおフェロ感を出すために赤の練りチークを使うことも多いようです。目元は「ウサギ目メーク」といって、泣きはらしたような目を演出するためにアイメイクはレッド系のアイライナーなアイシャドウを使います。目尻のみや目のきわなど、ポイント的に使用することも。

独自のこだわりが強い

非常に個性の強いサブカル女子。独自の世界観を持つ彼女らの趣味を全く理解できない人もいるかもしれません。サブカル女子は、とにかくマイナーなものを好み、自分の世界を大切にします。

付き合うのなら、自己主張が強すぎずに、どちらかというと聞き上手な人のほうがうまくいく傾向に。ファッションを例にとってみても、周りからは同じように見えたとしても自分自身のオリジナルティを追及するため、カラーリングにこだわりをみせたりもします。

サブカル女子は1人1人個性を強く出したいと考える人が多いので、おしゃれなサブカル女子も多くいます。ひとくくりに「サブカル女子」と敬遠してしまうのはもったいないですね。

個性が豊かで自分の個性を大切にしているサブカル女子

個性が豊かで自分の個性を大切にしているサブカル女子

いかがでしたでしょうか?サブカル女子の特徴についてここまでみてきました。個性が豊かで自分の個性を大切にしているサブカル女子は、流行に流されず芯のしっかりした女子という印象を受けたのではないでしょうか。

独自の世界観や空気を大切にするサブカル女子と一緒にいると、あなたも影響を受けることもあるのかもしれません。マイナーなものをとことん追っかけ、なかにはメジャーになったりする人もいます。

サブカル女子には「先見の明」があるのかも。世間の常識に囚われず、自分の好きなものは好きと言えるからこそ、とても素敵な生きかたに共感できる部分もあるのでしょうはないでしょうか。