失敗してしまったと落ち込み自分を責めてしまい、負のスパイラルに陥ることもあります。それは、自分自身で陥れたもの。実は自分の言葉で正のスパイラルを作り、ポジティブに変えていくことができます。毎日の中での考え方を変えてポジティブになりましょう。
ポジティブになる方法
ストレスをためない生活習慣を心がける
ポジティブになるには、日々ストレスをためない生活習慣を心がけることがとても大切です。自律神経は長期的な重いストレスに弱く、乱れてしまいやすいのです。
遊びや仕事での、連日の夜更かしや徹夜などの睡眠を妨げる行為や、日々の運動不足、思いつめた極端なダイエットなど、生活習慣のゆがみが重いストレスにつながります。さらに自律神経が極度のストレスを感じると、交感神経が乱れ、血圧が上がってしまうなどの症状がでてしまうこともあります。
精神的にもリラックスを保ち、日々健康で過ごせることがストレスをためない生活習慣の一歩となります。まずは、ストレスをためない生活習慣を心掛けていきましょう。
赤やオレンジなど明るい色を取り入れる
世の中にある色とりどりの色(カラー)は、体や心に影響を与える電磁波の一種で可視光線といわれています。服装やインテリアなど身の回りの色が、気持ちにポジティブな影響やネガティブな影響を与えたりします。
「可視光線」とは、人の目で見える光・波長のことで、その波長が短くても長くても、人の目には見えません。波長が短ければ紫外線、長いと赤外線と呼ばれています。
明るさや元気などのポジティブパワーを与えてくれる色が、赤やオレンジなどの色彩を含むビタミンカラーなのです。暖色の赤やオレンジの色は、暖かみがあり、心を癒すカラーです。風水では、人気運を上げてくれるとてもポジティブなカラーと呼ばれています。
インテリアや食卓などに取り入れることで、元気になれる色なのです。赤はアピールの色、オレンジは前向きの色といった具合に取り入れる色によって、明るく前向きな気持ちになれます。身近なものからビタミンカラーを取り入れ、前向きになっていきましょう。
小さくてもできることを行動に移す
目標を掲げ達成させることは、その工程においてモチベーションを引き出し、その能力を大きく高めようとします。目標のために没頭する姿勢が大切なのです。
そのためには、自分の能力に見合った目標を掲げて、達成させるようにしましょう。頑張って達成を得て繰り返し、自分の未来への投資として、成功する喜びを贈りましょう。ネガティブな気持ちは、後ろ向きな気持ちが失敗を呼び込んでしまいます。
小さくてもできること、自分の力に合う行動を心掛けましょう。そして、自分ができる範囲の目標を掲げて確実にやり遂げるようにしましょう。
少し無理してでも笑顔の機会を増やす
ポジティブな発想や動き、表情などのプラスのイメージは男性にも女性にも受けがいいもの。元気ではつらつとした姿は、特に男性受けがよく可愛い人だと映ります。そして、脳は体より後に進化したといわれています。
その発達により脳は司令塔のような役割をしていますが、先に進化した体あっての脳なので、脳は体のポジティブな動きに従います。そのため、体のポジティブな動きで脳を誘導できるのです。それは、笑顔を作れば脳は楽しいのだと認識し、泣き顔になれば悲しいのだと認識します。
つまり、少し無理をしてでも、笑顔の機会を増やしていれば、脳が、今楽しい気持ちなんだと誘導できるのです。楽しいから笑うということではなく、笑っているから楽しいのだと判断します。
ポジティブな人といると自分も前向きになれる
ポジティブな人といると自分も前向きになれるというのは、ポジティブで楽しそうな人の姿やプラス思考を、一緒に過ごすことで、幸運という形で共有してもらいます。ポジティブな人は、失敗を恐れず前向きに受け取ります。
例えば、つまずいて転んでしまったとき、痛い・擦りむいた・恥ずかしいと、ネガティブな思考ではなく、このくらいで済んでよかったと、次から足元にも気を付けようと、ポジティブな人はそう考えます。
一緒にいることでポジティブな人も楽しく、自分も同じように楽しく感じれるようにプラスのスパイラルが出来上がります。どんどん、ポジティブな人と時間を共有したくさん話し、幸運を分けてもらいましょう。
失敗しても全否定しない
私たち人はロボットではありません。人間なので失敗をすることは誰にでもあります。ですが、自分はダメなヤツなんだと落ち込んでしまったりします。
失敗してはダメだ、上手くこなさなくてはダメだと自分を追い込んでしまい、全否定してしまいがちです。そうなると、自信もなくなり前へ進めなくなってしまいます。
人は失敗することを経験して、学び大きくなっていきます。悔やむばかりでなく責任を持つことが大切です。なぜ失敗したのか、どこを間違えたのかという行動や結果を反省することで、次回に活かせられ学びながら一回りも二回りも成長していくのです。
ポジティブな人の考え方と工夫
否定的な言葉を使わない
人の脳は、否定的な言葉も肯定的な言葉も受け止め、そうである理由を探します。「無理」や「ダメ」、「できない」など否定的なマイナスの言葉を発することで、脳の働きによって心の姿勢も変わってしまいます。
「無理」と言葉にすれば、無理につながる理由を探し無理を決定づけてしまうのです。まだできる、やれる方法があると言葉にすれば、できる方法、やれる方法を探そうと働いてくれるのです。
つまり、心の印象を自ら変えていくことが大切なのです。マイナスの言葉では自暴自棄を招きます。そうならないよう、まだ可能性のあることを気持ちに印象づけ、心を落ち着かせてプラスの方向へ導くようにしていきましょう。
今を満足できる人になる
ポジティブななりたい自分を想像してみてください。なりたい自分は、完璧な自分ではないのです。他人と比較せずに自分らしさを見つめてみましょう。自分自身はひとりなのです。他の誰とも違います。
今の自分から一歩進んだ自分を選択して、自分ルールを決めていきましょう。自分の選択、自分ルールは自分で決断しやりたいこと、なりたい自分を見つけるのです。
他人の助けが必要なときには、ルールを自分で決めることを守り、そこへたどり着く過程に必要なら助っ人を頼みましょう。自分で決めた自分の選択を信じることで、満足できるようになります。
ポジティブな人になりたいと願う
ポジティブに明るく仕事をこなしている自分や、人にやさしくできる自分、前向きな自分をイメージしましょう。そして、今の自分から、達成できたときの自分を想像します。
そのためには、自分自身を理解し自分の強みや弱みを知り、理解することが大切なのです。自分自身を認めて、ポジティブな人になりたいと願いながら、どんどん自分像を作っていきましょう。
望みが高く完璧を求めてしまうと、それを叶えること自体が難しくなり挫折してしまいます。まずは、身近な人を真似てみることから始めてみましょう。少しずつクリアしていくことで、なりたい自分に近づいていきます。
仕事や恋愛でポジティブになる言葉
「できる」「成功する」など達成感のある言葉
言葉には、不思議なエネルギーがあります。そして、ポジティブな言葉はポジティブな性格を、ネガティブな言葉はネガティブな性格をひきつけます。否定的ではなく肯定的な言葉を使うことで、ポジティブな性格をひきつけるのです。
そういった幸運体質を引き寄せるためには、ポジティブな達成感のある言葉を選んで使いましょう。「私はできる」「この仕事は成功する」と、自分に対しての言葉をポジティブに発するようにします。そして、ポジティブに受け止めるようにしていきましょう。
約束をドタキャンされたのではなく、約束はキャンセルになった、と受け止めましょう。言葉のエネルギーが前向きな気持ちを引き寄せ、ポジティブになっていくのです。
「好き」や「楽しい」など感情の言葉
脳は、感情の言葉を自律神経で感じ取り、「好き」や「楽しい」と発すれば温かい気持ちになり、自分は今好きなんだ、楽しいんだと体全体でそう感じます。
そして、脳はその言葉が現実にそうなのか、想像の言葉なのか判断できません。つまり、口から発した言葉を信じるのです。口から発した言葉はことだまとなり、言葉の意味が宿るのです。脳に、「好き」や「楽しい」など感情の言葉をことだまにのせて聞かせることで、どんどんポジティブに反応してくれます。
たとえ自分の気持ちが今落ち込んでいたとしても、そんなときこそ口ではポジティブな言葉を発して、どんどんポジティブに前向きに脳や身体をコントロールしていきましょう。
「大丈夫」など可能性を感じられる言葉
自分は「大丈夫」「やれる」「やります」など積極的な言葉は、前向きになれる言葉です。消極的に振る舞うのではなく能動的、自発的に前へ進んでみましょう。自らが心にブレーキをかけてしまわずに、脳をコントロールすることで、毎日楽しいことばかりではなくても前向きな自分でいられるようになります。
そして、自分と接する人が笑顔になることを考えてみてください。どういう言葉で笑顔になるのか、喜んでもらった人の喜びから、喜びを感じ取れないのであれば、自分の中に溜まっているものをすべて吐き出しましょう。吐き出すには、ノートを使います。
そのノートに、自分の言葉をなぜ喜べなかったのか、どうすれば解決できるのか、書き出して自分に問いかけるようにします。それでもどうしても納得がいかなければ、カラオケで大きな声で歌ったり、泣きたいだけ泣いてスッキリしてみるのもいいでしょう。
ただ、自分の気持ちはコントロールできます。上手くコントロールできるように、前向きでポジティブな言葉を発するように少し努力してみてください。
「ありがとう」の感謝の言葉やほめ言葉
周りから感謝されたり褒められたときなどに返す言葉を、「そんなことない」「たいしたことない」と謙遜したり、否定的な返事をしてしまっていませんか。
心では、結構頑張ったと思っているのに、それはその気持ちに嘘をついてしまっていることになります。お世辞であってもお世辞でなくても、素直な気持ちで「ありがとう」といってみましょう。
否定してしまっていると潜在意識の中に刻み込まれてしまい、もっと伸ばせる頑張りや成績、魅力をそれ以上引き出せなくしてしまっているのです。家族のことを褒められたときなどにも、否定的な返事をしてしまうと、それを聞いた家族はしょんぼりしてしまうことでしょう。
謙遜や照れ隠しで損をしないよう、さりげない親切に素直に「ありがとう」といえる人になって、感謝の言葉の出し惜しみをしないよう、ますます魅力を高めていきましょう。
毎日の考え方をちょっと変えてポジティブな自分になる
日々の考え方次第、気の持ち方次第でポジティブな自分になる道は開けてくるのです。自分のしたことを悔やんで完全否定せず、受け入れて前向きにとらえることが大切です。
自分の口から発する言葉のことだまや心、体、脳をうまくコントロールできるのは、自分だけしかいないのです。日ごろから癖になるよう、言葉に出して体や脳に伝えていきましょう。
その声を聞いた、脳や体はその言葉を信じて行動にうつしてくれることでしょう。ひとりでネガティブにならず、いつもポジティブでいる人をみつけて、見習っていきましょう。そして、ポジティブな自分を好きになり、明るく楽しい生活が送れるよう、ポジティブのスパイラルを身につけていきましょう。