女性恐怖症の男性は意外と多い?その症状や克服方法を解説します。

  

彼女ができない男性の中には、女性恐怖症の可能性がある方もいます。女性恐怖症とはどういった病気なのか、男性のうち、どの程度の割合なのか、女性恐怖症の症状にはどのような特徴があるのか、原因にはどういったものがあるのかについての説明、そして女性恐怖症を克服する方法や女子恐怖症の男性への接し方などについて紹介します。

女性恐怖症って何?

恋のドキドキとは違う女性恐怖症

男性とは普通の会話ができるのに、女性と会話するとドキドキして上手に話せない男性もいます。好きな人と話をするにあたり、緊張してドキドキしてしまう気持ちが一般的です。相手の目を見れず、挙動不審になってしまうピュアな男性もいます。

一方で、トキメキではないのにドキドキしてしまって女性と話すことができなくなる症状もあります。この症状が女性恐怖症と呼ばれる症状で、コミュ障とも言われるこの症状は女性への苦手意識によって生まれるドキドキで、恋のドキドキとはまったく異なります。生活にも支障が出てくる可能性もある女性恐怖症について見ていきましょう。

女性恐怖症の割合は?

女性恐怖症の割合は、症状の程度に関係ないと20人に1人くらいの割合です。意外と身近に女性を苦手としている男性が多いことが分かります。自覚症状がない人も含めると、何らかの理由で女性を苦手と思っている男性の数はもっと多いことが予想されます。

男性は女性好きというイメージがありますが、女性が苦手な男性も少なくないのです。女性恐怖症になるきっかけは人によってさまざまで、子供の頃は平気だったのに大人になってから苦手になる人もいます。また、女性恐怖症だった人が克服して普通に女性と接することができる場合もあります。

女性恐怖症になる原因

DVを受けた

DVと言えば、男性が女性に行う暴力のイメージが定着しています。しかし、近年は男性が女性のDV被害を受けることがピックアップされるようになり、女性から暴力を受けながら耐えている男性もいます。

ヒステリックになった女性が暴言や暴力を頻繁に行うようになると、男性は恐怖心を覚えるようになります。DVは行為がエスカレートするのが特徴です。最初のころは耐えられるくらいの暴力だったものが、死を意識するほどになるのも珍しくありません。原因はさまざまですが、精神的に不安定になった女性がDVを起こしやすいと言われています。肉体的に男性より女性の方が弱いので、あまり表に出ません。

女の子とトラブルになった過去がある

女の子とトラブルになったことがきっかけで女性恐怖症になる場合があります。トラブルと言っても些細なケンカからいじめなど、その規模はさまざまです。トラブルだけで恐怖症になることは少ないですが、トラブルで女性の怖さや汚さなどを目の当たりにするとショックを受けて女性が怖くなって恐怖症になります。

トラブルがきっかけで女性恐怖症になった場合は、一時的な症状で収まるケースも少なくありません。しかし、継続的に嫌がらせを受けるなどの状態が続くと恐怖心がより顕在化して、深刻な症状として表面化します。トラブルの原因を解決するだけでななく、心のケアが必要になることもあります。

不倫や浮気を目の当たりにした

男性にとって女性の不倫や浮気現場を目の当たりにするほど恐怖なことはありません。元々、相手の女性が浮気するような女性だった場合は心の中でどこか納得できます。しかし、自分に一途だと思っていた恋人や妻が不倫や浮気をしていると、そこから女性を信じることはむずかしくなるでしょう。

女性の不倫や浮気をきっかけに女性恐怖症になる男性は増えています。ネットを使って異性と連絡が取りやすい環境になっていることが一因です。中に不倫行為の写真や動画などをスマホで見てしまうことがあるように、受けるときのショックの度合いも大きくなっています。

女性に叱責される

女性は優しくて穏やかなイメージを持っている男性からすると、叱責する女性は恐怖に感じます。特に職場で多いですが、厳しい女性の上司から叱責されていると、自分に自信が無くなります。「また怒られたらどうしよう」という気持ちが生まれて、その結果、女性の顔色ばかり伺うようになります。

心が優しい男性に起こりやすいケースですが、叱責されることに慣れるか、叱責されないようにする意外に解決方法はありません。叱責されることばかり気にするようになると、注意散漫になってミスも多くなるので、悪循環に陥りやすい特徴もあるので注意が必要です。会社内なら信頼できる人に相談しましょう。

生まれ持って女性が苦手

気付いたときには、すでに○○が嫌いだったというものはないでしょうか?人には好き嫌いがあり、その中には理由が分からない嫌いなものもあります。小さい頃から女性恐怖症の男性は生まれ持って女性が苦手という人もいるでしょう。

生まれ持っての苦手意識は、大人になって少しずつ解消される場合がほとんどです。しかし、成長過程の中で女性に嫌がらせをされたなどの経験があると、さらに嫌いになって恐怖を感じるようになります。大人まで続いてしまうと、克服するのも時間がかかるようになります。

この症状は女性恐怖症かも?

顔が赤面する

女性と話しをしているときに、顔が赤面するのは女性恐怖症の症状の特徴です。赤面するシーンとして、恥ずかしい思いをした時があります。しかし、ここでの赤面は緊張にともなう赤面です。女性から赤面されていることを指摘されると、さらに恥ずかしい気持ちが出てくるので、さらに赤面するという悪循環です。

しかし、女性から見て赤面している男性の姿に引くことはほとんどありません。ピュアな気持ちの持ち主だとプラスに解釈してくれる場合がほとんどです。女性が嫌いではないのなら、話す機会を増やすことで自然と症状が収まることもあります。

動悸がする

動悸は緊張感が高まったときや、体が温まったときに起こる症状です。いわゆるドキドキが動機に当てはまるわけですが。女性と話すことができないどうしようという不安心から来る場合が多くあります。女性と話しをしての動悸は、トラウマが影響している場合もあります。

過去に女性から激しく叱責された経験がきっかけで女性恐怖症になっている場合は、また怒られたらどうしようという恐怖や不安が影響します。また、女性と上手に話しができなかったらどうしようという不安で起こる場合もあります。人前で話すときに、上手に話すことができなかったらどうしようという感覚で動悸が起こるのと似ています。

冷静な思考回路を失う

女性恐怖症の男性は、女性を目の当たりにすると冷静な思考回路を失ってしまいます。これも不安や恐怖から来るもので、男性にとっては死と同等くらいに恐怖の思考回路に陥っている場合もあります。女性恐怖症の男性は、現状をどうにか打開したいと考えます。しかし、冷静な思考回路を失ってしまう度に、正常な判断をすることが難しくなってしまいます。

女性に対する苦手意識が顕著

女性恐怖症の人の特徴として、とにかく苦手意識が強いことが挙げられます。苦手意識というのは先入観から来る部分が多く、「自分は女性と上手に話すことができない」と決めつけてしまうことで起こります。苦手意識を持つことは、実際にそうなったときに心のダメージを減らす防御反応の一種です。

苦手意識は本人の気持ち次第で克服することができます。特に、男子校などで女性と触れ合う機会が多くなかった人に起こりやすい症状です。女性と話すことに慣れていくと、少しずつ症状は改善されます。

女性を避ける

意識して女性を避けるのも女性恐怖症の症状の一つです。苦手なものに自分から近づかないという自然な心理から来るもので、女性が集まる場を嫌う傾向にあります。ちなみに、コンビニやスーパーで女性に接客してもらうことも嫌で避けるくらいになると、症状は重度です。プライベートで女性がいる席のお誘いを断るくらいなら症状は軽度です。

女性を避けるからと言って女性恐怖症であるとは限りません。男性の中には少数ですが、恐怖ではなく女性嫌いの人もいます。女性を避けるという点では共通していますが、怖くて避けているのと、嫌いなので避けているのでは意味が大きく違います。

女性恐怖症は克服する方法

専門家に相談する

女性恐怖症を専門家の力を借りて克服する方法があります。女性恐怖症は、単に女性が苦手だけではなく一種の病気です。精神科系のクリニックで受診するのが一般的ですが、気持ちとは裏腹に症状が起こる場合は神経科での治療になる場合もあります。

専門家に相談する場合は、カウンセリングからスタートします。これまでの女性遍歴やトラウマになるきっかけを伝えるので、相談する前にはわかりやすく相談内容をまとめておきましょう。治療にかかる時間は症状によってさまざまです。心の問題を克服するには時間がかかるのが普通なので、すぐに治そうと焦るのではなく自分のペースでゆっくり改善していく気持ちの持ちようが大切です。

トラウマと正面から向き合う

一見、荒治療に思われるかもしれませんが、トラウマから正面と向き合うことも女性恐怖症克服の方法です。トラウマは大きなショックを受けるでき事があった場合に、同じような心理状態になるのを防ぐための体の機能でもあります。

トラウマになるほどの出来事が、人生の中で何度も起こるとは限りません。また怒るかもしれないという恐怖心ではなく、また起こる可能性や対策など正面からトラウマと向き合っていくことも大切です。

女性恐怖症の男性への接し方

優しく接する

好きになった男性が女性恐怖症だった場合に、どうやって接したらいいのでしょうか。女性恐怖症と言っても女性が嫌いではない男性がほとんどです。安全な女性だと思ってもらうために、とにかく優しく接することです。なかなか距離が縮まらないことに不安を感じるかもしれませんが、時間をかけてゆっくりと付き合う心の広さを持つことも大事です。

考えを肯定する

女性恐怖症の男性は、自己否定感が強い特徴があります。自己否定感は、自分を本気で否定しているからとは限りません。大切な人に否定されるのが怖くて、自分で否定していることもあるのです。このような男性には、とにかく考え方を肯定して上げることが大事です。肯定されることは自分を認めてもらうことになり、そこから自信につながっていきます。

まとめ


いかがでしたでしょうか?女性恐怖症になる原因や症状、特徴は個人差も多いので、その人にあった対策が必要です。女性とコミュニケーションを取る機会が少なくなることで女性恐怖症になる男性も多く、身近な男性が女性恐怖症に悩んでいることも大いにあります。大切な男性には女性恐怖症は治るということを信じて、サポートしてあげましょう。