尽くす女はなぜ捨てられる。重くならずに尽くすことで幸せをつかもう

  
尽くす女

相手のことを思い、一生懸命尽くしている「尽くす女」。でも、なぜか最後には捨てられてしまうんですよね。彼女たちはなぜ捨てられてしまうのでしょうか。彼女たちの特徴は。重くならずに男性に尽くす方法を知って、幸せをつかめる女になりましょう。

尽くす女の特徴

家事全般が得意

尽くす女は掃除、洗濯、料理など家事全般が基本的に得意です。家庭的で良妻賢母タイプが多いですね。料理の腕前は、魚を三枚に下ろせたり、和食を上手に作ったりします。

女子会を家でひらくと、おいしい料理を振る舞ってくれたりします。女性から見ると「お料理おいしいし、なんでもやってくれるし、私が男だったら絶対○○ちゃんと結婚する!」と思うタイプです。

女性からみたら、なぜ彼女が男性から振られたり、都合のよい女扱いされてしまうのか理解できません。

自立していてしっかり者

自分のことは自分でしようとするタイプが多いです。自立していて、男性がいなくても一人で生きていけそうに周りからは見られています。逆をいえば、人に弱みを見せたり甘えたりするのがとても苦手です。

この手のタイプは、男性から手をさしのべられても「大丈夫です」と言ってしまうことも。男性からすれば、小動物を愛でるようなかわいらしさを、彼女に対して感じることはないかもしれません。しかし、一緒に困難を乗り越えていけるような頼りになるパートナー。もしくは男性が疲れたときに寄りかかれるような安定感や安心感を感じるかもしれません。

相手の好みに全て合わせる

尽くす女は、男性の好みに自分を合わせます。好みを合わせるというのはどういうことでしょうか。髪型をショートやロングに変えたり、女性らしい格好やボーイッシュな格好に変化するだけではありません。趣味や考え方も変わります。

男性が車が好きなら、車の雑誌に目を通したりしてあらかじめ勉強します。そして男性が車の話をしているときに、話を上手に合わせます。男性からすれば、趣味のことを馬鹿にせずきちんと話を聞いてくれる女性として、ポイントが上がりますよね。彼女たちはそれをわかってやっているのです。

彼女たちは流されているわけではありません。彼のそばにいるためにという明確な意図をもってそうしています。彼のそばにいられるメリットと、彼の好みに自分が合わせるデメリット。二つを天秤にかけた上で彼といることを選択しています。

相手の予定に合わせる

尽くす女にとって、相手の男性は譲れない大切な人です。そのため、仕事やプライベートな予定などがあっても、相手の予定に合わせます。相手の男性が「無理しなくてもいい」と言ったとしても、彼の提示した予定は絶対なので、できうる限りの努力をしてスケジュールを空けようとするでしょう。

彼女たちは、自分の予定をなげうってまで相手に尽くすことで、「私はこんなにあなたのために頑張っている」という感覚を得たいのです。また、それをさりげなく相手にアピールしたいのです。やればやっただけの見返りが返ってくると信じている、それが尽くす女です。

相手を責めたり反論したりしない

尽くす女には、男性に愛想を尽かされて捨てられる恐怖が、常につきまとっています。そのため、相手を責めたり反論したりできません。相手が何か意見を求めてきたときには、自分がどうしたいかではなく、彼が自分に対してどんな反応を望んでいるのかを読み取ろうとします。

また、デートをドタキャンされたりしても怒りません。懐深いところ、寛大なところを見せたいと考えているので、相手が謝ってくればすぐにそれを受け入れてしまいます。そのため男性の我が儘を助長させてしまうのですが、彼女たちは「私にだけこんな風に甘えてくれる」とプラスにとらえてしまいます。

尽くす女が捨てられてしまう理由

尽くす女が捨てられてしまう理由

尽くした分の見返りを求められる

男性にとって尽くす女が面倒な存在になっていく大きな理由の一つが、尽くした分の見返りを求められることです。彼女たちの中にも、もちろん尽くす苦労を見せない女性も多くいます。しかし、大半が「これだけ尽くしてきたんだもの」という心境を抱いているのではないでしょうか。

仲が良いときは表面上問題は起きないでしょう。しかし喧嘩をしたり女性側が不機嫌になったときに、思わず女性から「私、これまで尽くしてきたじゃない」とか「私、以前○○してあげたでしょ」の一言が。これを聞くと男性は幻滅します。

それまで男性は、無償の愛があるから女性が尽くしてくれるのだと思っていたことでしょう。その幻想が溶けてしまうのです。女性にとって尽くすことは、男性をつなぎ止めるための鎖、将来への投資だったと気づかされてしまうのですね。見返りを求められていると知った瞬間、男性は別れることを考え始めます。

母親のようになってしまい刺激がなくなる

多くの男性は、独り立ちするまで母親という存在に尽くしてもらっていることが多いでしょう。料理、洗濯、掃除など、男性は身の回りの世話をしてもらえるのを当たり前だと考えているかもしれません。

一人暮らしは面倒です。それまで母親がやってきてくれたことを一手に引き受けなければならないからです。そんなときに、そういう面倒なことをすべてやってくれる女性が現れたらどう思うでしょうか。素敵だと思いますよね。

しかし、それも最初のうちだけです。女性の尽くし方があまりに母親と近いものがあると、男性にとっては尽くす女が母親と同様のものになってしまいます。そうすると胸はときめかず、日々の刺激がなくなってしまいます。なし崩し的に結婚するのでなければ、男性は恋愛対象を他に探そうとするかもしれません。

プライベートにまで口を挟んでくる

多くの男性が、プライベートなことに対して女性に口を挟まれるのを快く思いません。しかし、尽くす女はそんな男性の心境を気にとめません。土足でズカズカと中に踏み込んでしまいます。

女性は、料理や掃除や洗濯など身の回りの細々とした世話を焼いています。男性の日常生活に深く関わっているため、男性がプライベートなことだとバリアを張っていることに気づかなかったり、無頓着になってしまう傾向があります。

男性は、そんな女性のずうずうしい踏み込み具合に、苛立ちを感じ始めるでしょう。もともと居心地がよく、癒やされるために一緒にいたはずの女性です。それが、癒やされるどころかイライラの現況になっていると気づいたとき、男性は別れを考え始めます。

尽くしすぎの重い女にならないためには

尽くしすぎの重い女にならないためには

我慢しすぎないで甘え上手になる

尽くす女は、とにかく自分が我慢することですべてをうまく運ぼうとします。行きたい場所や、食べたいものがあっても男性の好みに合わせてしまい、自分の気持ちや意見を内にとどめます。

男性が喜ぶと思っているのでしょうが、それは違います。最初のうちは男性も喜ぶかもしれませんが、しだいに提案したものを受け入れてばかりの女性がつまらなくなるでしょう。

男性はやはりある程度甘えてくれる女性をかわいらしいと感じます。しなをつくりながらものを欲しがったりする必要はありません。一緒にいられなくてさみしいときには、「彼は忙しいのだから我慢しないと」と思わずに、素直に「会えなくてさみしい」「会いたい」と甘えましょう。言葉にするのが難しければ短いメールでもよいです。そういう一言に男性はときめくのですから。

自分を安売りしない

尽くす女は、たいてい自分の価値を低く見積もっています。でも男性にとって、手に入る可能性のある女性たちはすべて恋愛対象となるので、自分を安売りしないほうがよいでしょう。

自分を安売りしないとはどういうことでしょうか。まず、男性が感じる高値の華とはどのような存在か知りましょう。男性にとって最も魅力を感じる女性は、手のかかる女性です。その女性を手に入れるために、さまざまな困難を乗り越えないといけません。

比べてはおかしいかもしれませんが、ゲームを想像してください。なんの苦労もなくボスキャラも倒せるクソゲーと、攻略に時間がかかりやりこまなければならないゲーム。どちらが面白いと思いますか。女性も同じです。すぐ攻略できる難易度に低いゲームにならないように気をつけましょう。すぐ飽きられてしまいますよ。

相手を束縛しない

相手のプライベートなことまで、土足で入り込まないようにしましょう。男性は基本的に束縛されることを嫌います。自由が好きな生き物なのです。

もしかしたら相手のことで頭がいっぱいなのはあなただけで、相手にとっては仕事や趣味のほうが大事かもしれません。その場合「どうして私を一番に考えてくれないの」と思うのはやめましょう。お互い辛いだけですから。

また、女性は束縛していないと思っていても、男性は束縛されていると感じていることもあります。たとえば毎日彼のために夕ご飯を作って待っていたり、お弁当を手渡したりするのもそうです。「必要ない日は、気軽にそう言ってね。私も楽だし」と言っておけば、男性も気軽に会社の飲み会に参加したり、同僚とランチに行ったりできますね。

尽くした分の見返りを求めない

相手に頼まれたのでなければ、尽くしているのは女性自身の都合です。それなので「これだけ尽くしてきたのに」と思うのはやめましょう。

男性が一番嫌がるのは「あなたのためにどれだけ○○してきたと思っているの」という押しつけです。これは男性の気持ちが離れる言葉なので、絶対に言ってはいけません。

尽くしているのは自分のためだと思うようにしましょう。彼のために料理を作っているあいだ、幸せな気持ちになれたらそれでいいではありませんか。掃除をしたら彼だけでなく、自分も気分良く過ごせるではないですか。相手になにかを期待するから、辛くなるんです。多くを望まないことが幸せへの一歩です。

自分の意見や考え持つ

男女のことは、将来どうなるかわかりません。結婚して一生添い遂げるかもしれないし、別れて二度と会わないこともあります。そしてもしも別れる未来を考えたら、彼のために費やしたすべての時間がムダになるかもしれません。

彼にばかり合わせていると、一人になったときに本当の自分がわからなくなってしまいます。ニュースを見たり本を読んだりして、自分の意見をしっかり持ちましょう。そしてそんな話題になったときに、相手と意見が対立することを恐れずに、自分の意見も伝えてみましょう。

彼に染まらない自分をきっと好きになれるでしょう。そして、彼のほうもそんな女性を嬉しく思うかもしれません。

お互い一人の時間を大切にする

つきあい始めの当初は、一秒でも長く一緒にいたいと思うのは当たり前のことです。でも刺激的でドキドキする時期を過ぎてくると、一緒にいるのが心地よいパートナーに変わっていきます。そのときの切り替えがうまくできないと、束縛する女になってしまうので気をつけましょう。

頭の中を彼のことだけで埋めないことが大切です。読書をしたり、編み物をしたり。彼のためにしたいことではなく「自分が好きなこと」を見つけます。そして、彼は彼。私は私。と時々は割り切って、お互い一人の時間を大切に過ごしましょう。お互いにいい息抜きになると思いますよ。

重すぎない尽くし上手な女になろう

重すぎない尽くし上手な女になろう

尽くす女は、男性からみると希望すれば手に入る「都合の良い女」でもあります。掃除や洗濯、料理など自分の苦手なことを引き受けてくれる母親みたいな存在になってしまうと、そこには恋愛のドキドキはうまれなくなってしまいます。

便利だな、と思われている分にはいいのですが、「こんなに尽くしてきたのに」という女性の顔がのぞくと重い女に早変わり。けっきょく捨てられることに。

でも、尽くす女は家事全般もできるし、人に頼らずに生きていく強さもあります。実は輝く女性の原石です。重くならず、相手に負担をかけず、そして少しだけ甘える方法を学べば、彼を虜にするような魅力的な女性になれるでしょう。