女友達の唇を見て、思わずキスしたくなるようなムラムラっとした気分を味わったことがあったり、実際にキスされたことがあったり…。女同士のキスの経験がある方は、意外と多いのではないでしょうか。
「この気持ちは何だろう」「なんであの子は私にキスしたんだろう」と、同性同士のキスについて色々頭を悩ますこともあるかもしれません。そこで今回は、同性なのにキスをしたいと感じる7つの心理について、詳しくご紹介していきましょう。
同性だけどしたくなる!女性同士でキスする心理7つ
お互い女という同性同士でもあるにも関わらず、キスがしたいと感じる理由はいくつか考えられます。「何を考えているのかを知りたい」「この気持ちの理由を知りたい」そんな方々のために、同性同士でキスがしたいと感じる7つの心理について見てみましょう。
1. 遊び半分やその場のノリ
1番メジャーともいえる答えが、遊び半分であったり相手のリアクションを見て楽しむ、その場のノリです。「どんな顔するのか見てみたかった」というような明確な理由がある場合もあれば「なんとなく」という曖昧なこともあるかもしれません。
他にも「ゲームの一環としてする」という場合もあるようです。この場合はとくに特別な思いがあるわけではありませんので、もしあなたがキスされた側だとしても、深く考える必要はないでしょう。
2. キスしてみたくなった
性的欲求があるわけでもなく、同性を恋愛対象として見てるわけでもないのですが、「同性同士でキスしてみたかった」という、ひとつの経験としてしたくなる人もいます。
「男性の唇にキスするのとどう違うのだろう」という興味本位な場合であったり、「友達のキス顔を見てみたかった」などの理由もこれに当てはまります。他にも「グロスを塗った唇とのキスはどんな風に感じるのか、彼氏の立場を経験してみたかった」などの理由も多いようです。
3. 男性へのアピール
同性同士のキスを、男性へのアピール手段とする女性もいます。もちろんその理由が「同性とキスする女はモテるから」といった訳のわからないことではなく、お目当ての男性の興奮を煽るためです。
女同士のキスは、多くの男性にとって興奮材料となります。レズビアンを連想させるためアブノーマルなスリルがありますし、「もし相手が自分だったら」という想像力を刺激することもできるためです。
4. 女子同士の仲良しアピール
「この子と私はこんなに仲良しなのよ」という周囲へのアピールのために、キスをしたいと望む方もいるでしょう。また周囲へのアピールではなく、キスした女友達に「私たちは仲がいいわよね」と自覚させる目的も含まれます。
この場合も、性的欲求や恋愛感情といった特別な思いがあるわけではありません。同性とのキスを挨拶の延長程度に考える女性も多いのです。男性とすればどうしてもその先を考えざるを得ませんが、女同士であれば、キスのみで完結してしまうためだと考えられます。
5. 欲求不満で衝動的に
「最近キスしていないから」「しばらく彼氏がいないから」などの、キスという行為への欲求不満からキスしたいと感じる場合です。この場合、それ以上の関係まで望むわけではありませんが、男性の代わりに性的欲求をぶつけられているということになるでしょう。
男性とのキスには、性的・恋愛的要素を強く含むため、誰にでも気軽にできることではありません。しかし女同士であれば「仲のよい友達になら頼みやすい」と考える女性も多いようです。
6. コミュニケーションの1つ
「キスは挨拶」と言われるとまるで外国人のように聞こえるかもしれませんが、実際に同性同士のキスをコミュニケーションの1つと考える女性もいます。手を繋ぐ・キスをするなども、スキンシップの中に含まれるのです。
コミュニケーションの1つとしてキスをしたいと感じる女性の中には、何も唇でなくとも、頬にキスすることを望む方もいます。たしかに頬へのキスであれば海外でも頻繁に行われることですので、コミュニケーションだと言われれば納得できるかもしれませんね。
7. 恋愛感情がある・恋愛対象として
ここまでは特別な思いなどなく、その場で終わりとなるようなキスばかりでした。同性とキスをしたくなる7つの心理の中でもっとも真剣に考えねばならないのが、この恋愛感情があったり、恋愛対象として考えているときです。
バイセクシャルやレズビアンなど、同性を恋愛対象とみる方もいらっしゃいます。これを否定することは決してないのですが、自分がそうである場合や、キスした相手がそうであった場合には、その後の関係についてよく考えねばなりません。次項ではこの「特別な意味がある場合」について見てみましょう。
特別な意味がある時|キスがきっかけで好きになることも?
「その場のノリでしただけのはずなのにあの子とのキスが忘れられない」と自分の感情について思わぬ自覚症状が芽生えたり、「本気で好きだけど報われない恋だから冗談にしてしまおう」と感情を押し殺したりなど、特別な意味などないはずの同性同士のキスにも、さまざまな思いがあることがあります。
キスした相手の本心までを覗くことはできません。しかしそこに真剣な恋愛感情があるのであれば、しっかりと考えねばならないことでもあるのです。そこでここでは「自分に恋愛感情がある場合」と「相手に恋愛感情がある場合」の2つで、それぞれの対処法を見ていきましょう。
相手を好きなのかも…と感じたら
まずは自分に恋愛感情がある場合です。最初から女性が恋愛対象だと自覚していることもあれば、キスがきっかけで気付いた人もいるかもしれません。とにかく自分の気持ちを整理するためにも、以下の3つを考えてみましょう。
1. 気持ちを否定しない・罪悪感を抱かない
まずはあなたのその感情を、自分で押し殺したり否定したりしないことです。綺麗事でも何でもなく、誰かを好きになるのはとても素晴らしいことです。女性を恋愛対象に感じたからといって、あなたが罪悪感を感じる必要は何もありません。
2. 冷静になってしばらく様子を見る
お酒の勢いで勘違いしてしまっただけかもしれませんし、思ったよりも気持ちよかったから目覚めてしまったと思っているだけかもしれません。今あなたが感じている感情が本当の恋愛感情なのかどうか、1度冷静になってしばらく様子を見てみましょう。
3. 相手の気持ちを確かめてみる
冷静に考えた結果、やっぱり本気の恋愛感情なのだと自覚したのであれば、相手の気持ちを確かめてみましょう。「実は私も好きだったの」と受け入れられることがあるかもしれませんし、ただの仲のよい友達としか思ってないかもしれません。
思いを伝える行為自体は素敵なことではあるのですが、もし告白するのであれば、相手との今後をきちんと考えてから行うようにしましょう。それで関係が壊れることがあることも、覚悟せねばならないのです。
相手に好かれていると感じたら
では相手に恋愛感情がある場合はどうでしょうか。同性なのにキスがしたいという相手に「やっぱりそういうことなのか」と納得した後は、自分がどう対処すべきかを、お互いの今後の関係を含め考える必要があるのです。
1. 受け入れるかどうか考える
まずは相手の恋愛感情を受け入れるかどうかを判断せねばなりません。「女を恋愛対象に見ることはできないけれど、この子とならいける気がする」と感じた場合でも、それが恋愛感情なのかただの情なのかを見極める必要があります。
2. 告白を断る時はやんわりと
本気で受け入れるというのであれば、素敵なカップルの誕生です。しかしもし受け入れられないというのであれば、相手にそれを伝える必要があります。その際はやんわりと断るのがおすすめ。厳しい言葉で傷つけないよう、相手を思いやった断り方をしましょう。
3. 告白されたことは口外しない
「あなたとお付き合いすることはできません」と伝えたのあれば、それは2人だけの話として心に留めておきましょう。決して「あの子に真剣な告白されたんだけど」なんて口外してはいけません。
ただでさえ恋愛話はデリケートな話題なのに、それが同性同士ともなれば尚更です。口外することで、自分を好きだと言ってくれた相手を傷つけることになりかねませんし、好奇な目に晒すことになるかもしれません。良識のある大人としての対応を行いましょう。
同性とのキスしたくなる理由はケースバイケース
「キスしていい?」「いいよ!」そんな仲のよい関係は素敵なことです。好奇心やただのコミュニケーションとして、気軽に同性とキスをすることも往々にしてあるのです。
ただしどんな理由であっても、相手の同意が必要だということは忘れないようにしましょう。「ただの冗談なのに」と軽く流しても、された側が傷つくようなことがあれば、キスした側が悪いに決まっています。
真剣な恋愛感情からくるキスもあるかもしれませんが、同性でキスしたいと感じる理由の多くは、特別な意味を持ちません。もし相手の感情や自分の感情に悩みがあるのであれば、今回の情報を参考にして、まずは相手の気持ちを確認することから始めてみましょう。