コンドームといえば、もっともメジャーな避妊具ですよね。薬局だけでなく、コンビニなどでも手軽に手に入ります。
とはいえ、学生の頃は「コンドーム」と聞くだけでちょっとドキドキしましたよね。学校の授業でも避妊具の種類は学びますが、実際の使い方を実演してまでは教えてくれません。
そのため「なんとなく」でコンドームを使ってしまっている方も多いのではないでしょうか?実はコンドームも、正しく使わなければ避妊率が下がってしまうんです。
またコンドームを男性任せにしてしまうのもNG。男性だってコンドームの付け方を正式に学んでいるわけではありません。そのため自分の体を守るためには、女性自身も知識を身につけておく必要があります。
望まない妊娠をしないためにも、コンドームの使い方・付け方をきちんと見直して、セックスライフを存分に楽しみましょう!
意外と知らない!?コンドームの正しい付け方
コンドームの付け方と一口に言っても、学校や塾では教えてくれませんよね。また男女ともに、それほど込み入ったことを教えてくれる両親も少ないのではないでしょうか?
そのため多くの人が「なんとなく」でコンドームを使ってしまっているのではないかと思います。人から教えてもらえるものでもありませんし、一度間違って覚えてしまうとなかなか直すことができませんよね。
しかしコンドームは望まない妊娠を防ぐための大切な避妊具です。正しい付け方をしなければ、思っているよりもずっと妊娠確率が上がってしまいます。
しかし「何が正しくて、何が正しくないの?」と思っている方も多いと思うので、今回はコンドームの正しい付け方を紹介していきます。
コンドームの付け方で避妊する確率が上がってしまう12の間違い
コンドームの付け方は、すごく簡単なようで実は結構ポイントがあるんです。普段何気なくつけてしまっているコンドームですが、付け方の手順を一度見直してみませんか?
知らず知らずのうちに妊娠確率の高いコンドームの付け方をしてしまっているかもしれません。またコンドームは望まない妊娠だけでなく、性感染症の予防にもつながります。
パッケージの裏表を確認しないで出してしまう
ドラッグストアやコンビニなどでお馴染みのコンドーム。「売られているものなら安心」だと思って、何も確認せずに使ってしまっていませんか?
実はコンドームは、意外にも穴が空いていたり、傷がついてしまっている場合があるんです。そうなってしまうと避妊具としては効果が大幅に下がってしまい、場合によっては避妊具として意味がない場合もあるんです。
またコンドームはバッグやポーチ、おサイフに入れて持ち歩くことも多いですよね。そうすると中に入っているお金や化粧品などで傷がつき、場合によっては破れてしまうことがあるんです。なので使うときには破損していないか、しっかりとチェックしましょう。
使用期限を確認しない
意外かもしれませんが、コンドームには実は「使用期限」「消費期限」があるんです。ドラッグストアやコンビニにあるものに関わらず、市場に出回っているものにはだいたい期限があります。
食品と違ってコンドームはカビたり悪くなったりすることはありません。ただゴムなのでひび割れたり劣化する可能性があります。そのため気づかないうちに破れやすくなってしまったり、破損している恐れがあります。
長い間使っていなかったものは、できる限り新しいものに取り替えておくのが無難ですね。また古いものを使用する場合には、使用する前にしっかり確認をしてください。
保存方法を間違っていて効果がなくなっている
コンドームは基本的にカバンやポーチなどに一ヶ月入れ続けると、劣化してしまう恐れがあります、バッグの中は夏場でなくても日差しで高温にさらされたり、また摩擦などが多いので傷んでしまっている恐れがあります。
コンドームの保存は、直射日光や高温・多湿を避け、摩擦の少ない場所に保存するのがオススメです。持ち歩くなどで痛む危険性がある場合には、一ヶ月に一回は取り替えるように心がけましょう。
挿入する前に付けないと意味がない
よく「コンドームは男性の射精時につければ良い」と思っている方が多くいます。しかし実はコンドームは射精意外にも、挿入する時点でつけていなければなりません。
なぜなら射精する以前でも、我慢汁などに精子が混ざっていることがあるんです。そのため射精直前につけていても、妊娠の確率は下げられません。
コンドームは射精された精子だけでなく、我慢汁などに含まれる精子も、女性に接しないように守る避妊具です。だからセックスで挿入した後にコンドームをつけるのは、もっともしてはいけないNG行為です。
ついうっかりコンドームをつけるのを忘れてしまいがちですが、一歩間違えれば避妊具としての防御機能が半減してしまうということを肝に銘じておきましょう。
またコンドームをつけることで、性感染症を防ぐ効果もあります。
精液だまりの空気を抜かず、破裂していまう
こちらはコンドームは付け方に関するNGパターン。
コンドームには先端に、精子を貯めるための突起が付いていますよね。実はこの部分に空気が溜まったまま装着してしまうと、セックス時に破裂してしまうことがあるのです。
そのためコンドームをつける時には、先端に空気が入らないように押さえながら亀頭に被せましょう。ちょっとしたことですが、万が一にでも精子が漏れ出さないために大切なことです。
付け損じたものをまたつける
一度つけ損ねたコンドームを、もう一度使いまわしてしまったことはありませんか?初めのうちはうまくつけることができず、何度もやり直してしまったりしますよね。
そんな時にやってしまいがちなコンドームの再装着ですが、実はこれも避妊率を下げてしまう行為なんです。
一度コンドームをペニスに触れさせてしまうと、触っていないと思っている外側に精子や性感染症の原因菌も付着してしまっている可能性があるんです。まだほとんど使っていないと思っている使用済みコンドームでも、一度開けたものは潔く処分しましょう。
少しもったいなく感じるかもしれませんが、実は体を守るために大切なことです。
膣から抜き出す際に漏らしてしまう
こちらはセックスが終わった後の処理の仕方ですね。
セックスが終わるとつい気が抜けがちですが、精子が出された後の処理が実は一番大切なんです。膣からペニスを抜き出す時には、コンドームの太い輪の部分をしっかりと指で押さえてください。
セックスしている時にはあまり気にならないかもしれませんが、コンドームは結構外れやすいものなんです。そのため精子が漏れ出すおそれがある時には、気をつけて丁寧に抜き出しましょう。
油性タイプのローションと一緒に使う
セックス時の女性の痛みを軽減するためのアイテム、潤滑油。潤滑油にはさまざまな種類があり、ローションやワセリン・オイルなど多種多様ですよね。
ただコンドームと一緒に使う場合には、ワセリンやオイルなど油性の潤滑剤には注意が必要です。
なぜならコンドームはゴムでできているので、油と一緒になると劣化する恐れがあります。それによって破損してしまったり、破れてしまうこともあります。
潤滑剤はできる限り水性タイプのものを使いましょう。
安全日だからといって使用しない
女性には妊娠しやすい時期と、妊娠しにくい時期があります。妊娠を望んでいる夫婦間などでは、排卵の直前にセックスをするなどの妊活もよく行われています。
ただ排卵日の直前が妊娠しやすいからといって、別の時期で妊娠しなくなるというわけではありません。
どんな時期でも、避妊具を使用していないセックスには妊娠の可能性があります。また女性の体は繊細なものなので、妊娠しやすいタイミングはずれる可能性が大いにあります。
自分では妊娠しにくい時期だと思っていても、実は時期が変わってしまっていることもあるんです。そのため安易にコンドームの装着をやめず、どんな時にも否認をしっかりと心がけましょう。
殺虫剤に近づける
殺虫剤に関わらず、コンドームを薬品類に近づけるのは危険です。なぜかというと、薬品にはゴムを溶かしたり劣化させたりする成分が入っている可能性があります。
中でも殺虫剤は、とても身近な薬品ですよね。気づかないうちに薬品がかかってしまっていたりすると、セックス中にコンドームが破損する恐れがあります。ご注意ください。
ホテルに備え付けのものなどを使用する
「ホテルに備え付けているものなら安全」だと思っていませんか?
しかし意外にもホテルに備え付けてあるものは、大量に仕入れた安価なものである場合が多いので、穴が空いていたり破損していることがあります。
安全なものを使用しているホテルももちろんありますが、使う前にはきちんと確認するのが無難ですね。
オーラルセックスならしなくても大丈夫と思う
「フェラチオなどのオーラルセックスなら、膣に入れないからコンドームをつけなくても平気」だと思われがちですが、実はそれも間違いなんです。
オーラルセックスは、ペニスを喉にまで入れて行うことが多くなります。そのため喉を介して性感染症にかかることがあります。感染症は膣などの性器だけではないんですね。
正しい付け方
コンドームをつける際には、さまざまな注意点がありました。それらのことに注意しながら、「コンドームの正しい付け方」を学び、避妊率の上がるコンドームの使い方を心がけていきましょう。
コンドーム確認
ホテルに備え付けてあるものや、長期間バッグの中に保存しておいたコンドームは、摩擦や高温などで傷んでいる可能性があります。
そのためコンドームを使用する前に、破れていたりしないかきちんと確認をしましょう。また劣化している恐れがあるものは使用せず、別の新しいものに取り替えるのが無難です。
またコンドームは表面だけでなく、裏面もしっかりと気をつけて見ていきましょう。
コンドームに傷が付かないように開封する
コンドームが破損してしまう意外なタイミングの一つが、「コンドームを開封する時」なんです。薄い包装なので開封はしやすいものの、薄いゴムの部分に引っかかって、破損する場合があります。
なのでコンドームを開封する時には、できる限り外側から封を切り、ゴムを傷つけないように注意をしましょう。
男性器の包皮を根元に全て寄せる
男性器は基本的に包皮に包まれています。こちらは勃起しているかしていないかに関わらず、ペニスの保護のために被さっています。
コンドームをつける時には包皮をしっかり根元にまで寄せて、装着しましょう。皮をしっかり向いておかなければ、コンドームの中でたぐまってしまい、コンドームが破損してしまうことがあります。
男性器の包皮の部分を片手でしっかり押さえながら、コンドームをつけていきましょう。
精液だめの空気を抜いて、先端に当てる
コンドームには精液を貯めるための突起があります。しかしその突起部分は、装着時には何も入っていないので、空気が溜まってしまいます。
空気が入ったままコンドームをつけてしまうと、その空気によってセックス時に破裂してしまう恐れがあります。ゴムがペニスにしっかりくっついていれば破裂はしませんが、空気が入っている部分は破れやすくなってしまいます。
そのためコンドームを装着する時には、先端部分の空気を指で押さえて抜き、亀頭からつけていきましょう。
根元まで巻き下ろす
コンドームの中の空気をしっかりと抜いてペニスにつけたら、その後は根元までゴムを下ろしていきます。
その際にはたぐり寄せた包皮が被さってこないように一緒に巻き下ろし、外れないようにしっかり装着します。
つける際には少しキツそうに感じるかもしれませんが、セックス中に落ちてこないように根元ギリギリまでゴムをつけていきましょう。
包皮ごと先端に自然に戻す
コンドームが根元まで着いたら、中の包皮ごと先端に自然と戻すように下ろします。
包皮がコンドームの中でたぐまってしまうと、セックス時のコンドームと包皮の動きが合わなくなり、摩擦が生じて破れやすくなってしまいます。
そのため包皮とゴムが自然と合わさるように気をつけましょう。
再び包皮の上から根元まで巻き下ろす
コンドームと包皮が一緒に動いているかを確認します。ゴムと包皮が一緒に動くことで摩擦が減り、コンドームの破損を減らすことができます。
確認する際にはペニスの先端だけでなく、根元まで一緒に動くかどうかを確認しておきましょう。
コンドームに関する正しい知識
セックスの時に何気なく使ってしまっているコンドーム。小中学校では避妊具として勉強するものですが、実際に使う時にはもう忘れてしまっていますよね。
でもコンドームに関する正しい知識を知っておくことは、セックスをより楽しむために大切なことです。一度学んで仕舞えば長く使える知識なので、しっかり覚えておきましょう。
自分に合ったものを自分で買う
コンドームにはさまざまな種類があります。サイズに素材、滑りの良さなど、人によって好みもあるものです。
日本では一般的にコンドームは男性が用意するもの、という風潮があります、女性が女性の好みのコンドームを用意しておくのも大切なことです。
特にオーラルセックスをする場合には、コンドームのゴム臭が気になることがありますよね。またゴム素材によっては滑りが悪く、上手に動かせない場合もあります。
さらに膣にペニスを挿入した時、挿入方法によっては摩擦がひどく、かえって痛みを感じてしまう可能性があります。
素材はゴム製だけでなく、ポリウレタン製、ラテックス素材など、強度・滑りともにより良いものもあります。また人によっては天然ゴムアレルギーだったり、ゼリー入りを好む方もいます。女性目線で選んだコンドームを用意しておきましょう。
必ず自分で安全に正しく保存したものを使う
女性のことをきちんと考えてくれる男性も多いですが、人によってはやはり性行為を目的に近づいてくる男性もいます。そういった男性を相手にする場合には、きちんと自分の身は自分で守る必要があります。
その最たるものが、コンドームです。コンドームは避妊方法として大変メジャーですが、避妊率が100%なわけではありません。またきちんとしたものを用意しなければ、妊娠確率はますます上がってしまいます。
そこで男性側にコンドームの用意を任せるのではなく、自分自身でも安全性の高いコンドームを良いしましょう。避妊の失敗率を上げないためにも、自分できちんと管理したコンドームを使い、セックスを楽しみましょう。
射精したら根元を握ってすぐに抜き、縛って、生ゴミへ
射精が終わるとついつい気が抜けてしまいますが、精子が付着しているコンドームの処理は大切なことです。
男性のペニスから精子ができったら、根元のゴムの部分をしっかりと握ってから抜き出しましょう。しっかりと避妊機能のあるコンドームであれば、先端に精子が溜まっています。それが外に漏れ出さないように気をつけながら、コンドームを処理します。
2度以上行うときは都度体全部を洗う
セックスが一度フィニッシュを迎えると、人によっては二回目に進むこともあるかと思います。ただその際には、一度きちんと体を洗いましょう。
少々面倒くさく感じるかもしれませんが、避妊成功のためには大切なことです。体についている可能性のある精子をきちんと洗い流すことで、避妊効果・予防効果を保つことができます。
また体を洗うことで感染予防にもなるので、大切なことです。性感染症防止には、このような細かな気遣いが大切です。
毛が絡まないようにカットしておく
コンドームはゴムでできているので、セックスの最中に陰毛が絡まりやすくなってしまいます。
毛が絡まってしまうと、それを解くのはとても時間がかかりますし、痛みによって気分が下がってしまいますよね。
そこで毛が絡まらないように、ある程度短くカットしておくのがオススメです。全てを剃る必要はありませんが、あまりにも長いままでは毛が巻き込まれてしまいます。
セックス前の事前準備として覚えておきましょう。
裏表がわかりやすいなど、装着しやすいコンドームを選ぶ
コンドームを素早くつけるためには、着けやすくする工夫が必要です。その一つが裏表が分かりやすいコンドームを選ぶこと。
コンドームは暗がりでは裏表が分かりにくくなります。しかし裏表を間違えてしまうととてもつけずらく、また静止画付着してしまっている可能性があるので、処分して別のものを使わなくてはなりません。
そこでおすすめなのが、あらかじめパッケージなどに裏表が表示されているものです。これならコンドームを開封してすぐに使うことができますよね。
またコンドームを素早くつけるために、片手装着を練習しておくのも良いですね。
コンドームを素早くつけられると、その分性器同士が触れ合う可能性が低くなるので、エイズ感染予防やそのための感染症予防につながります。
最近出回っている、ポリウレタン製が人体との相性がいいらしい
コンドームはゴム製のものが一般的ですが、近年注目されているのが「ポリウレタン製」。
このポリウレタン製はコンドーム特有のゴム臭さがないのでオーラルセックスにも向いており、人気を博しています。
また人体との相性もいいので軋みや摩擦が少なく、滑りが良いの女性側としても痛みが少なくなる可能性があります。
ゴム製に不満を感じている方は、一度試してみてはいかがでしょうか?
爪を切っておく
「セックスの前に爪を切っておくこと」は、男性だけでなく女性にとっても大切なことです。
男性は女性を愛撫する際などに爪が伸びていると傷つけてしまう可能性がありますが、女性もコンドームに触れる際に長い爪をしていると、ちょっとした拍子にゴムを破ってしまう危険性があります。
普段はあまり気にしないかと思いますが、実は爪は先端がとても鋭く、薄い素材は簡単に破れてしまいます。
しっかり爪のお手入れをし、コンドームは慎重に取り扱いましょう。
事前によく練習しておく(10秒以内につける、などの目標を持って)
コンドームは早く着けられるに越したことはありません。あまりにも装着に時間がかかってしまうと、気持ちも下降してしまいますし、また男性器も萎えてしまいます。
そこでコンドームの装着は、あらかじめ練習しておくのが良いでしょう。特に初めての相手とのセックス、久しぶりのセックスともなるととても緊張しますよね。
緊張していてもしっかり避妊ができると、トラブルの原因を減らすこともできます。
練習にコンドームを使ってしまうのは勿体無いと感じるかもしれませんが、長い目で見ればコンドームを正しくつけられることは値段以上の価値になります。
またこの練習は男性だけでなく、女性にも必要なことです。女性が自分でコンドームをつけられれば、正しい付け方を実践できますよね。人任せにせず、自分でしっかり避妊をする姿勢が大切です。
こういった性知識はなかなか学校の保健教育などでは教わりませんが、できるだけ意識しておきましょう。
仮性包茎の治療は行った方が良い
仮性包茎は、ペニスが勃起した時にコンドームが外れやすい傾向にあります。
包皮にあまりの部分があるので、コンドームがペニスにしっかりくっつかず、セックスの最中に動いてしまうのです。セックスの最中に膣の中でコンドームが外れてしまったら、射精をしていなくても精子が女性の体に入り込んでしまうことがあります。
それではなかなか安心してセックスに臨めませんよね。
そこで仮性包茎は、「治療」をオススメしています。仮性包茎でもセックスは可能ですが、コンドームがつけづらかったり、またセックスに人よりも大きなリスクが伴うことになります。
なかなか体にメスを入れるのは躊躇われるかもしれませんが、今度のセックスのためにも医師に相談し、治療することがオススメです。
セックス自体が持つリスク
コンドームは日本でもっともメジャーな避妊具です。しかしコンドームによる避妊の失敗率は、実は10%前後もあるんです。もちろん上手につけられればもっと失敗率は下がりますが、最低でも100回のセックスにつき、3回は避妊が失敗するといわれています。
しかしコンドームを正しく装着できている人は、決して多くありません。なぜなら日本では学校などで具体的な性教育を行っていないからです。
ですが教えてもらっていないからといって、苦労するのは自分自身です。避妊に失敗して産婦人科医を受診したり、緊急避妊でピルを使用するのは、体にとって大きな負担ですよね。
正しい情報を身につけて、楽しいセックスライフを送れるようにしましょう。
コンドームが途中で破れてしまったとき(緊急避妊)
コンドームを見慣れていなかったり、またしっかり確認をしていなかったりすると、コンドームが破れてしまうことがあります。またふとした拍子で、セックスの最中に破れてしまった!ということもありますよね。
その場合には慌てず、すぐに「緊急避妊」を行ってください。
「緊急避妊」とは女性側が主に行う避妊「ピル」の一種で、72時間以内に服用することでセックス後に避妊を行うことができます。
しかしこの薬を使うためには産婦人科で処方してもらわなければならず、また保険が利かないので価格が高くなっています。ただ緊急の場合はこれ以外の対処法はないので、いざという時のために覚えておきましょう。
コンドームもピルも避妊率は100%ではない
コンドームをつけていれば避妊ができると思われがちですが、コンドームを正しくつけていても失敗する可能性は約3%もあります。また正しくつけられていないと失敗率は上がっていきます。
また女性が服用するピルも、避妊率は100%ではありません。どんなに正しく避妊をしていたとしても、絶対に妊娠をしないという保証はどこにもありません。
そのため避妊具はできる限り複数の方法を併用するのがオススメです。コンドームだけでなくピルも使うことで、さらに避妊率を上げることが可能です。
妊娠を望んでいない場合には、避妊にできる限り細心の注意を払いましょう。
子供を作りたいと思うまでセックスしないという前向きな選択もアリ
セックスとは本来は子供を授かるための行為です。
ただセックスは男女の絆を深めたり、カップルのより良いコミュニケーション方法としても行われます。しかしそれが原因で望まない妊娠をしてしまうのは不本意ですよね。
そこで子供を望むまでは「セックスを控える」という選択肢もあります。愛する異性と触れ合いたいと思うことは自然なことですが、それはセックスだけに限りません。
また妊娠の可能性から、「セックスが怖い」と思ったり「子供ができても責任が取れない」という状態に追い込まれてしまったら、かえって男女間の関係は悪くなってしまう恐れがあります。
コミュニケーションを密にとることは大切ですが、時には安全性を確保したり、二人の関係をゆっくりと育むためにも「セックスを控える」という選択をするのも重要なことです。
コンドームは正しく着用することに意味がある
コンドームは正しくつけられれば、高い確率で避妊をすることができます。しかしコンドームの付け方は学校の授業などで教わるものではないので、情報を耳にすることがありませんよね。
しかしセックスにおいて避妊をすることは、望まない妊娠を避けるために大切です。男性にとっても女性にとっても、できる限り万全の状態でセックスをしたいですよね。
そのためにはお互いにきちんと避妊の準備を行い、楽しいセックスを心がけましょう。