女性にとって乳首は性感帯のひとつであり、人によってはクリトリスを刺激されるよりも強い快感を覚えることがあります。また、セックスの際に男性が最も攻めるパーツであり、指や舌を使って長時間刺激を与えることを好む傾向があります。
乳首への刺激をあまり経験していない女性は、感度が低く本当の快感を知らない状態です。しかし、毎日、少しずつ刺激を与えることで感度を高めることができ、セックスで得られる快感がさらに増します。また、このことは男性にも当てはまる場合があります。そこで、もっと気持ちよくなるための乳首開発について解説します。
乳首の役割
女性の体のなかで最も女性らしい曲線美を感じられるのが胸、そしてその中心にある乳首ではないでしょうか。男性が女性の体に強くそそられる理由にも胸や乳首が大きく関わっていると考えられます。
一方で、女性にとって乳首は性感帯であるとともに、母乳を出す大切な器官でもあります。そこで、女性にとっての乳首の役割や男性目線でみた乳首の魅力などについて説明します。
母乳を出す
女性は妊娠、出産という男性にはない機能があり、そのための器官が備わっています。乳首もそのひとつであり、性感帯であるだけでなく生まれたばかりの子どもに大切な栄養や免疫を与える役割のある母乳を出す器官でもあります。
女性の乳首にはさまざまなタイプがありますが、なかには、先天的、後天的理由によって母乳を出すのに支障をきたす変形乳首となる場合もあります。性感帯である前に母乳を出す大切なパーツであることを踏まえて異常がある場合は受診が必要となることもあるでしょう。
性感帯
女性にとって胸は全体的に感じやすい部分となります。特に中心となる突起、乳首は一番の性感帯であり、刺激されるとクリトリスと同様に勃起し、場合によってはクリトリス以上の快感が得られることがあります。
男性は乳首が女性の性感帯であることを知っているだけでなく、触り心地、舐め心地がいいことからセックスの最中に頻繁に攻めることがあります。指先でつまんだり、舌先で舐めたりとさまざまな愛撫の方法がありますが、敏感な部分でもあるためできるだけソフトなタッチを心掛けることが大切です。
男性にとって魅力的な部分
女性とのセックスを好む男性にとって乳首を含む胸は、女性器よりもはるかに魅力のあるパーツです。AVでも巨乳シリーズが人気であるように、バストが大きく乳首の形がいいことが多くの男性を惹きつけています。
男性にも乳首はありますが、女性のような弾力や形状がなく、ないものねだりという点からも女性の乳首に強い憧れがあります。指で刺激を与えるだけでなく舌先で転がすにも触感がよく、男性の興奮をさらに高めるものにもなります。
乳首の種類
おっぱいが大好きな男性は、Dカップ、Eカップなどといったバスト全体サイズやボリュームを重視する傾向があり、丸みを帯びた弾力のあるおっぱいであれば、乳首の形にそれほどこだわらないのが一般的です。
一方で、女性にとっては乳首の色や形はとても気になるものです。ノーマルな乳首のほか、陥没や扁平など、いわゆる変形乳首と呼ばれるものもあり、悩んでしまうこともあるでしょう。そもそも女性の乳首にはどんな種類があるのでしょうか。
小乳首
小乳首、短乳頭と呼ばれる乳首は、乳頭の長さが3ミリにも満たない大きさであることが特徴です。小中学生の頃から未発達のような乳首の大きさであるため、見た目の小ささをひけめに感じることが多いものでもあります。
乳首を口に含んでその感触を楽しみたい男性にとっては物足りなさを感じますが、日常生活にはこれといった支障はありません。刺激すれば大きくなるというものではないため、無理して刺激し過ぎないようにすることも大切です。
巨大乳首
巨大乳首は巨大乳頭とも呼ばれ、乳頭部分の長さや直径が2センチ以上もあるという特徴があります。小乳首も見た目の恥ずかしさがありますが、あまり大きすぎるのも目立って恥ずかしいと感じる女性もいます。
特にバストのボリュームがあまりなくて乳首だけが大きいとアンバランスさが目立ちます。先天性のものに加えて、乳頭のいじりすぎや授乳によって乳頭が巨大化することがあります。大きな乳首好きの男性にはたまらないものですが、刺激し過ぎてさらに大きくならないよう留意する必要があります。
陥没乳首
陥没乳首は、乳首の先端が外に向けて突起した状態ではなく、内側に陥没したタイプの乳首です。特徴的な乳首の形状なので悩む女性が多いものですが、実は陥没乳首の女性は多く、10人に1人、または、5人に1人の割合でいると言われています。
陥没乳首には仮性と真性の2種類があり、仮性の場合は何らかの刺激で乳首が外側に出てくることもあります。一方、真性タイプは刺激を与えても乳首が表に出てくることはないため、重度である場合は病院を受診した方がいいでしょう。
扁平乳首
扁平乳首は、乳首の先端の出っ張りが短かったりなかったりするもので、乳頭と乳房の高さがほとんど変わらないタイプの乳首です。一般的には乳頭の高さが5ミリ以下の場合を指して扁平乳首と言います。
乳房全体が発達する過程で扁平乳首になってしまうタイプは先天性であり、後天的な原因としては入館の周りが硬くなって乳首だけが成長しない場合が考えられます。重度の状態では陥没乳首に移行することもあるので注意が必要です。
変形乳首
変形乳首とは、陥没乳首や扁平乳首など、正常な乳首以外の乳首を総称したものです。変形乳首の原因には、先天性のものや乳腺と乳管のアンバランスな発育、妊娠、出産などの影響とともに乳首のいじりすぎも関係しています。
日常生活や授乳などに支障がなければ特に気にする必要はありませんが、変形乳首が原因でセックスに消極的であるというのであれば、一度受診してみるのもいいでしょう。
乳首開発とは
女性の乳首はクリトリスに次ぐ性感帯と言われており、なかには乳首が第一の性感帯というタイプの女性もいます。オナニーをする際に、クリトリスと一緒に乳首を刺激することも少なくないでしょう。
一方で、男性に乳首を刺激される機会が少ない場合などは、イマイチ感じないと思っている人もいるでしょう。そんな人におすすめなのが乳首開発です。乳首の感度を上げて眠っていた乳首の快感を覚醒させることができます。そこで、乳首開発にはどんなメリットがあるのか説明します。
子宮が刺激される
女性の乳首はとても敏感で、もともと感じやすい人、乳首開発によって感度が高められた人は、乳首の刺激だけで子宮に伝わり、思わずコ腰が動いてしまうこともあります。
クリトリスは女性の第一性感帯ですが、どちらかというと単独で感じるものです。一方、乳首は全身に電流のように快感が走り、クリトリスまで熱く感じるようになります。ゆっくりと時間をかけて乳首を攻められれば、クリトリスに触らなくても愛液が溢れてしまうことでしょう。
イキやすくなる
乳首を刺激されたことによって得られる快感は、クリトリスにも伝わります。乳首開発した女性は、乳首というフレーズや乳首を触ろうとしただけで、子宮がキュンと反応することもあるでしょう。
挿入前には膣内を指や舌で十分にほぐして濡らす必要がありますが、乳首を触っただけでトロトロの状態になるため、挿入やピストン運動がスムーズになるだけでなく乳首を同時に攻められることによって、普段より数倍イキやすくなるでしょう。
男性も可能
乳首で感じるのは女性だけとは限りません。特にアナルや耳の穴が敏感な男性は、乳首が感じやすく女性と同じように乳首を触られただけで体をよじりながら悶えることがあります。
服の上から乳首をゆっくり触って乳首を勃起させたり、直接指でつまんだりして焦らしながら、唇や舌を使って乳首を刺激すると、男性でも体中に快感が走ります。乳首オナニーのことをチクニーと呼んで、乳首だけの刺激でペニスに一切触ることなく射精できる猛者もいます。
乳首の感度を上げるコツ
もともと乳首が敏感な人は乳首に服が擦れるだけで、感じてしまうものです。しかし、乳首にあまり刺激を与えた経験がない場合は、乳首の感度が十分に高められていないため、あまり感じないこともあるでしょう。
女性だけでなく男性にとっても性感帯である乳首。その快感を知らないと大きな損をしているのと一緒です。何事も日々の積み重ね、トレーニングがよい結果につながるものです。そこで、乳首の感度を上げるためのコツやポイントについて説明します。
少しずつ刺激する
乳首にあまり刺激を与えたことがない人にとって、強すぎる刺激は逆効果となります。乳首はあまり感じないと脳にインプットされた状態で痛みに近いような強い刺激を与えると、乳首へ刺激を与えることへの不快感の方が強くなってしまいます。
最初は服の上から優しく撫でる程度、直接触る場合も普段使うことのない薬指などで、無駄な力が入らないように配慮しながら優しく、少しずつ刺激するといいでしょう。
最初は布ごしに行う
乳首をあまり刺激したことがない場合は、直接素肌で刺激を与えるのではなく服の上から優しくタッチすることから始めて方がいいでしょう。指の腹を使って乳首の上を優しくタッチして何回か往復するようにします。
服の上からの刺激は直に触るよりもゾクゾクするものであり、乳首が勃起しやすくなります。初めはムズムズした不思議な感じでしょうが、何回も繰り返すたびに敏感になり性感帯へと発展させることができます。慣れてきた、円を描くように撫でたり、指先で少しつまんだりしながら徐々に刺激を強くしていきましょう。
身体を温めて行う
寒い冬に彼と裸で抱き合おうとして、その手のあまりの冷たさに腰が引けてしまったという経験はないでしょうか。女性はもともと冷え性タイプであり、なかなか体が温まりにくいという特徴があります。せっかく乳首に刺激を与えようとしても指先が冷たければ、不快感や嫌悪感の方が強くなってしまいます。
触られる乳首の感度を上げる意味でも、刺激する前には部屋を暖めたり、入浴したりするなどして体を温めておくと肌が敏感になるでしょう。
他の性感帯と一緒に行う
もともと乳首が感じにくい人は、乳首だけを重点的に攻めてもなかなか感度が上がらず開発を途中で断念せざるを得ないこともあります。何度刺激を与えても感じなければ、徐々に脳に「乳首を触られても感じない」という情報がインプットされてしまいます。
そんな時は、クリトリスなど性器と一緒に刺激を与えるようにしましょう。実際は性器を触られたことで得られた快感が脳内では乳首を触られたことが原因の快感と誤って認識されることから、続けているうちに乳首を触っただけでも感じるようになるでしょう。
外側からゆっくり行う
女性にとって胸は性器と並ぶ性感帯であることは間違いありません。しかし、胸のパーツによって感じ方には違いあります。乳首だけピンポイントで攻めても感じない人にとっては、痛みや不快感が強いものになってしまいます。
乳房全体、乳輪の輪郭、乳輪、乳頭と外側から順にゆっくりと刺激するとまんべんなく感じることができるでしょう。一般的に外側から中心に向かって性感が高まるとされており、初めから感度の高い部分を刺激し過ぎても快感の度合いが増すわけではありません。
舌と唇を使って攻める
性器を指で触られるよりクンニされた方が感じるというのは、唾液がついた温かくて何ともいえない触感が気持ちいいからです。同様に乳首も、撫でる、つまむ程度のバリエーションしかない指の刺激よりも、唇や舌の自由な動きによって与えられる快感の方が勝るものです。
舌で乳首を転がすように舐める、優しく吸う、甘噛みするなど、さまざまなテクニックを駆使して攻めれば、あまり乳首で快感を得たことがないという女性も、眠っていた快感が覚醒されることでしょう。
挿入時に刺激する
乳首だけでも感じる人は単独で胸だけを攻められても大きな快感を得ることができます。しかし、なかなか乳首が感じない、よくないというタイプの女性には、乳首をピンポイントにした刺激によって不快感が大きくなることもあります。
女性の第一性感帯であるクリトリスを刺激しながら一緒に乳首を攻めると効果が高くなり、さらに挿入しながら乳首に刺激を与えることによって子宮と乳首の快感が連動してさらなる快感を得られるようになるでしょう。
毎日続ける
乳首に刺激を与える機会があまりないと、乳首では快感得られないものと脳が認識してしまっているため、感じるようになるまでには時間がかかるものです。早く開発しようと強い刺激をいきなり与えても、痛みや不快感が増すばかりとなります。
本気で乳首開発をしたいのであれば、ゆっくりとステップを踏みながら少しずつ刺激を与えていかねばなりません。一朝一夕にできることではないため、少しずつでも毎日刺激して慣れさせることが大切です。
乳首開発の注意
乳首は特に女性にとって敏感な性感帯であり、前戯や挿入時に同時に攻められることによって強い快感を得ることができます。しかし、なかにはそれほど乳首に快感を覚えることがないために、自ら乳首の開発に努める女性もいるでしょう。
鈍感であった乳首も毎日の乳首開発によって徐々に感じるようになるものです。しかし、やり方によっては乳首に悪い影響を与えることもあります。そこで、乳首開発をする上で注意が必要となるポイントについて説明します。
違和感があったら中断する
女性にとって乳首は性感帯だけではなく、母乳を出すための大切な器官です。乳首の感度を上げてよりよい快感を得ることも大切ですが、乳首をいじりすぎて痛みや炎症などを引き起こすと後々支障がでることがあります。
乳首が感じない人はついつい刺激を強くしてしまうものですが、知らない間に乳首を傷つけたり、形状を変化させたりすることもあります。違和感を覚えたらすぐに中断するとともに、違和感が続くようであれば受診することも考えた方がいいでしょう。
長時間続けない
本来、女性の乳首は敏感でとても繊細な部分です。乳腺やさまざまな組織も集中しており、癌などの病気も発生しやすい部分でもあります。乳首で思うような快感が得られないからといって、長時間刺激を与えると皮膚や組織に異常が生じることも考えられます。
強すぎる刺激に麻痺するとさらに強い刺激を与える時間が長くなることもあります。特に指以外のアダルトグッズなどを使用する際には注意が必要です。
あると便利なアイテム
それほど感じることがない乳首を開発したり、さらに乳首の感度を上げたりするために、日々少しずつ刺激を与えることは大切なことです。乳首に刺激を与えるためには指を使うことがほとんどですが、極端に感度が低い場合には指による刺激だけでは物足りないこともあるでしょう。
そんなときに、乳首により強い刺激を与えるのに便利なアイテムを使用する効果的です。そこで乳首開発におすすめのアイテムを紹介します。
ローション
乳首を刺激しても感じない理由として、皮膚の感覚が鈍っている、くすぐったい、刺激が強すぎて痛みを感じるなどがあげられます。特に男性から刺激してもらうときは、男性の指の冷たさや力加減、肌の乾燥具合によっても感じ方が変わってきます。
ローションは肌と肌の摩擦を軽減して滑りをよくするものであり、濡らすことで皮膚の感覚も鋭くなります。乳首だけでなく胸全体をほぐすように塗り、外側から中心へと徐々に刺激すると性感を高めることができるでしょう。
洗濯ばさみ
チクニー好きな男性のなかには、毎回洗濯ばさみを使用するという人もいます。指を使って乳首を刺激すると触られる感覚と触る感覚の両方が混在することから、快感に集中することができないこともあります。また、ずっと指を動かしていると疲れることもあるでしょう。
洗濯ばさみは乳首を挟むことによって強い刺激を与えるものです。両手が空くこと、自分で刺激をコントロールできないことから人に触られているような気分も味わえます。ただ、痛気持ちよさがメインとなるため、かなり乳首開発が進んだ人に向いています。
乳首用バイブ
アダルトグッズのなかには、クリトリスを刺激するバイブと同様の仕組みで乳首を専用に刺激するバイブがあります。胸にそのまま装着するタイプやバイブと洗濯ばさみのようなものがつながったようなタイプなど、さまざまな種類があります。
乳首を開発するためなら、強弱の調節が細かくできるもの、バリエーションのある振動が得られるものなどを選ぶといいでしょう。
まとめ
女性にとって乳首は性感帯のひとつであり、人によってはクリトリスよりも快感が強い場合があります。また、女性のような形状や母乳を出すという役割を持たない男性の乳首も同様に性感帯となります。
乳首の感度を上げることはセックスの快感をさらに高めることにつながるため、乳首が感じにくいという場合は、乳首開発によって感度を上げるトレーニングをすることをおすすめします。