告白の仕方。ベストなシチュエーションや心構えで告白を成功させよう

  

これまで大切に育んできた相手への気持ち。伝えるのはとても勇気がいることです。少しでも成功するように努力したいのは当然ですよね。ベストコンディションで告白できるように、シチュエーションの演出法や心構えなど、成功のポイントをみていきましょう。

告白は通過地点でスタートライン

告白はゴールではない

恋をしているときには、告白を受け入れてもらえるかどうかが恋愛のすべてのような気がしています。でも、告白はゴールではありません。

たとえ成功しても、それから二人が幸せに過ごせなければ、それは決して告白が成功したとは言えないのです。告白をスタート地点として、二人の良い関係を続けていくためには、独りよがりの告白にならないようにしましょう。

自分は相手をよく知っているけれど、相手は知らない場合いきなり「つきあってください」と言われても良い返事に踏み切れないはず。告白の前までにお互いを知っておくか、告白をスタートとしてあなた自身を知っていってもらうことになります。相手の立場に立った告白を目指しましょう。

どんな告白も思い出になる

一生のうちに両手で数え切れないほど告白する人はまれでしょう。ほとんどの人が、数少ない告白を心を込めておこないます。そのため、それが成功してもしなくても、キラリとした印象深い思い出となります。

これから何度も思い返すことになるかもしれない告白。ああすればよかった、こうすればよかったと後悔するのは嫌ですよね。素敵な思い出となるよう、失敗の要素はすべて取り除いておきましょう。そして心を落ち着けてあなたの大切に育てた思いを伝えましょう。

その記憶はあなただけではなく相手の中にも深く刻み込まれ、何度も思い返されることになるのですから。

告白の仕方はどんなものがあるか

直接会って言葉を伝える

シンプルだけどとても効果的な方法が、会って直接あなたの言葉を伝える方法です。恥じらっているあなたの表情、震えている声、呼び出された場所など、雰囲気に相手も飲み込まれるでしょう。

直接会うということは、良くも悪くも多くの情報を相手に与えることです。メリットはたくさんありますが、成功してもしなくても相手にはあなたの記憶が深く刻まれます。あなたは忘れられない人になるでしょうし、ここからようやく恋がスタートするかもしれません。

勇気があるならば、一番ステキな方法だと思います。たった一度の告白の機会、魅力的なあなたの姿を見せてあげてください。

手紙で1つ1つ心を伝える

極度のあがり症や、外見に自信がない、遠距離でなかなか会えないなど、さまざまな理由で直接会ってする告白を断念する人もいるでしょう。その場合に手紙はいかがでしょうか。

古来より恋愛は手紙から始まっていました。平安時代などは、御簾に隠れて顔も見えない相手に向かって恋文を送っていたものです。そして現在もラブレターは健在です。手紙の良いところは、一発勝負ではないという点。自分の気持ちを見直しながら、何度でも文面を推敲することができます。

また、ネット社会において紙媒体を使った伝達が廃れてきていますが、だからこそ手紙は奥ゆかしさを感じます。何十年も形に残るものです。恥ずかしいけれど、相手にとっては大切な記憶となるでしょう。

ラインでこっそり伝える

現代風で、相手にも自分にも負担をかけずに気持ちを伝える方法に、ラインがあります。直接会ったら言えない相談なども、ラインでは気軽に話せて盛り上がったりしますよね。そのノリのまま、こっそり伝えてしまうのもよいと思います。

そのときには、ダラダラ長文を書かずに、短くスマートに「好きだよ」と決めたほうがステキです。ラインでは気軽な会話のように話を続けることもできれば、返事を悩みながら文章を考えて打つこともできます。友達でしかなかった相手を、意識させるのにはもってこいの道具であるライン、うまく使いこなしたいものです。

どんなシチュエーションが告白に合うのか

どんなシチュエーションが告白に合うのか

二人きりの瞬間

やはり告白するときは二人きりがよいですね。もしもあなたが社会人ならば、さりげなく食事に誘ってみるのもよいでしょう。「ステキなレストランを見つけたんだけれど、一人だと行きにくくって。つきあってもらえる?」などと誘えば、相手もいぶかしがらないでしょう。

職場や学校、バイトからの帰り道なども二人きりになるチャンスがあります。でも、チャンスは待っているだけではなかなかやってはきません。自分自身で積極的に二人きりになれるように働きかけましょう。

そして、その行動から相手も「もしかして気があるのかな?」と気がつくかもしれません。相手にある程度の心構えがあったほうが、告白は成功しやすいものです。

イベントを狙って

バレンタインやクリスマスの前が狙い目です。なぜなら彼氏彼女のいない人たちはこの時期になると、だれかよい人はいないかと探し始めるからです。一人きりで過ごすには少しさみしいイベントですからね。

また事前に「クリスマスは誰と過ごすの?」などと質問することで、相手に恋人がいるかどうかもリサーチがしやすいです。そのまま「男性が喜ぶプレゼントを探したいんだけれど、買い物につきあってくれない?」などと言って、二人きりのデートに持ち込んでもよいでしょう。

もちろん、選ぶプレゼントというのは本人へのクリスマスプレゼントなんですけれど。

ロマンチックな場所を選んで

告白するのならやはりロマンチックなシチュエーションが素敵です。国によって、エンゲージリングを片膝ついて手渡すのが当たり前の国や、映画のワンシーンのように風船や音楽で演出をするといった告白の仕方がありますが、日本人はとにかく恥じらってしまって無難になってしまいます。

せめて場所だけでも、記憶の中でいつまでも美しいまま残せるようなスポットにしましょう。夜景のきれいな海辺。高層ビルの高層階にあるバー。蛍の飛び交う小川。ジャズの生演奏をしてくれるオシャレなレストランなど。

ただ、相手によってはそのような演出を好まない人もいます。それと、デートスポットとして有名な場所は周りがみんなカップルだらけなので逆に気まずくなる可能性もあります。事前のリサーチは必要です。

失敗しない為に確認したいこと

失敗しない為に確認したいこと

二人きりでしゃべれるか

告白の前に確認したいことの一つが、二人きりで楽しく会話をできるかということ。呼び出して、すぐに告白というのは、まるで中学生や高校生の告白です。大人の告白なら、その前にデートもかねて食事をしたりお茶をする機会があったりするもの。

そのときに場を盛り上げるような会話をできるのかどうか、告白の成功にも大きく関わってきます。「あ、この人といると楽しいな」と思われるか、気まずい沈黙が何度もやってくるのでは相手の自分に対する印象が大きく変わります。告白するまでに、なんどか会話をする機会をつくり、少しでも慣れておきましょう。

関係はきちんと築けているか

相手との関係をきちんと築いているか、それも大きなポイントです。見知らぬ人から告白されて、即OKすることは漫画や映画の世界ならありますが、現実には非常にまれだと考えたほうがいいでしょう。

告白が成功するかどうかは、実は告白する前段階にかかっているのです。相手にとって自分が特別だと思われているという感覚はありますか。なければその状態を作っていけるように努力しましょう。

好きだと言葉で伝えなくても、相手に気持ちを伝える方法はたくさんあります。少なくとも、一緒にいて楽しい人だなと好感を持ってもらうことは大切です。喫茶店でお茶をするとか、帰り道に話しながら帰るのでもよいので、しっかりと相手との関係を作りましょう。

告白するときの気持ちの作り方

告白するときの気持ちの作り方

悪い方に考えない

告白する前の気持ちも大事です。振られたら、変な関係になったらなどは考えないようにしましょう。悪いことを考えていると、悪いほうへとものごとは運ぶものです。

最悪のことを考えて心の準備をしておくというのもあるかもしれませんが、せっかくの告白です。もしもうまくいったらやりたいことや、話したいことを想像して楽しんでしまうのもよいではありませんか。

成功してもしなくても、楽しいことを考えて過ごした時間はあなたのものです。よい思い出として次のステップへ踏み出すことができるでしょう。

焦って告白しない

告白が目的となってしまって焦ってはいないですか。告白は通過地点に過ぎません。自分も相手も準備ができていないタイミングで告白しても、時期ではなかったということがあります。

二人きりになれたからと慌てて告白しても、素敵なシチュエーションにはならず後悔することがあります。たとえばデート中ずっと告白することを考えていて、でもできなかった帰り道。相手が電車に乗る前に慌てて告白したとします。でも、返事を保留にして相手は電車で帰ってしまうでしょう。

焦ってもよいことはありません。自分の心構えをして、そして相手にとってもベストなタイミングを狙って告白するようにしましょう。

緊張をしっかりと解す

あまりに緊張していると、当日相手と二人きりになったときなどにうまく話せなかったりするでしょう。直前でもこっそり解せる方法を確認しておくとよいかもしれません。

シンプルな方法ですが、大きく深呼吸したり伸びをするのも効果的です。手のひらは握りこまずに、力を抜いて開きましょう。そして頭の中で悪いことをいっぱい考えずに、周りの景色を眺めます。すると、いまの自分が客観的に見えてくることでしょう。

相手の顔を見て、しっかりとほほえむこと。多少声や手が震えていてもよいではありませんか。ご愛敬です。準備は万端。あとはいくだけ。そう思えば緊張もすこし緩みます。

告白前に確認したいこと

告白前に確認したいこと

彼の状況の確認

自分だけしか見えてなくて彼が大変な時期に告白、など空気が読めない女にならないようにしましょう。これは事前のリサーチが重要になります。

彼は最近バタバタと慌ただしそうにしていませんか。顔色が悪かったり笑顔がなかったりはしていませんか。学校や職場で辛さをみせなくてもプライベートで問題を抱えている場合もあります。でも、そういう状態は顔色や表情にでるものですから、しっかりと確認しておきましょう。

告白というのは、する側だけではなくされる側にとっても重大な事件です。しんどいときに新しい負荷がかかったら、よく考えずに断ってしまう可能性があります。相手がじっくりと考える余裕や時間があるときが告白のタイミングです。

彼の回りの人間関係について

彼の人間関係をしっかりと把握していますか。告白したものの、実は隠れて彼女がいた…なんてならないように気をつけなければなりません。告白が成功しても、彼が実は浮気性だったり、隠れて彼女がいたりしたら後々悲しいことが待っているでしょう。

ではリサーチはどのようにすればよいのでしょうか。まずは彼の友人や知り合いにそれとなく聞いてみましょう。悪い噂は広まりやすいものなので、「実は…」と思ってもいなかった事実が出てくる可能性があります。

落ち着いて彼に届くように

落ち着いて彼に届くように

恋愛は、自分一人ではどうにもならず、相手がいるから素晴らしいのです。そして成功するかしないかは神様しかしりません。

自分にできることは、告白までの事前準備です。後悔をしないように素敵なシチュエーションを用意すること。自分のことで頭がいっぱいにならず、彼の状態もベストなときを選ぶこと。告白までのあいだに二人の関係を良好な状態にしておくこと。

あとは落ちついて気持ちを彼に届けるだけです。ここまできたら失敗することなど考えるのはやめましょう。成功してもしなくても、告白すれば彼のこころにあなたは刻み込まれます。素敵な思い出として残るように頑張ってください。